tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

作陶展と父と子の関係・・・

2013-10-16 19:21:29 | 日常雑感
10月16日(水)
最大最強と言われておりました台風ですが、ニュースの通り各地に大きな爪痕を残して走り去って行きました。
特に伊豆大島の被害は、自然の力の凄さを見せ付けておりました。

今日は大学のお稽古をお休みにして、友人の作陶展の最終日の片づけと搬出のお手伝いをしてきました。



灰釉鉢

今回の作陶展は「父子展」と題しての展示会でしたので、始まる前から「どっちたくさん売れるかな~」などと周りから言われておりましたので、いくら父と子であっても何となく競争心は沸くでしょう・・・。
周りはのんきに囃し立てますが、どこの家庭もそうでしょうが、父と息子といっても男同士ですから複雑のようでして・・・。


粉引鉢

こちらは父の作品で粉引の鉢です。

友人の先生は今は亡き古谷道生先生で、ご存命のころは日本でも有数の信楽焼の作家でしたが、50歳そこそこで亡くなってしまいました。

古谷先生に、粉引のことを話すと、「やっとそこまで来ましたか・・・」と言ったそうです。それっきり何も言わないので、あとは自分で解釈するより仕方がありません。
友人に言わせると、「焼物を商売にしている人が必ずかかる病気みたいなもので・・・、」とポツリひとこと、ほとんどの人がのめり込むようです。

最終日のこの日、展示台に並んだ購入済みの札を見ると、父より子の方が多かったかな・・・。
ただ、父の方は20数万もする大物が多く、子の方は、湯呑みやお皿など小物が多かったのを加味しなければなりません。

いずれにしても大盛況でしたので何よりでした。 

コメント
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