いつもお世話になっている豊岡市主催のジョブナビ豊岡にユラク社員二名が掲載されました。
2018.03.27と2021.03.30の2回です。
兵庫県豊岡市が運営するU・Iターン支援、求人・企業情報サイト ジョブナビ豊岡
株式会社ユラク 三江 智子さん ~飲食店でイベントの企画や運営も~
2018.03.27
- 出身大学
- 花園大学文学部創造表現学科
- 趣味
- 読書、パソコン(デザイン、ネット動画閲覧など)
仕事をする上で心がけていることは?と尋ねると、間髪入れずに「楽しく、笑顔で」と返ってきた。ユラク グループ外食部門『炭火家 らんたん』でフロア接客係として働く三江智子さんは、ころころとよく笑う。
やわらかな雰囲気、素直な受け答え、朗らかな笑顔が印象的だ。開店前の店内を案内して頂いてからの取材となったが、的を射た説明や解答、楽しげな話しぶりから、彼女がいかにこの仕事を好んでいるかが、まっすぐに伝わってきた。
- 三江
- もともと、大学を卒業したら帰ると決めていました。実家が家業を営んでいることもあり、祖父母からは帰ってきて欲しいと言われていました。でも、それとは別に、自分が豊岡を好きな気持ちが大きいです。
- 三江
- 全体的にゆったりした雰囲気ですね。たまに京都、神戸、姫路あたりに友達と遠出もしますよ。ただ、最近はあまりしていませんね。仕事が忙しいこともありますが、友達と休みが合わないのが大きいです。
- 三江
- 学生時代、居酒屋でのバイトが楽しかったので、なんとなく飲食関係がいいかな、とは思っていました。
- 三江
- 主にインターネットですね。4〜5社の候補を見つけて、そのうちのひとつがユラクでした。
- 三江
- ありますが、本人の意志や希望を尊重してもらえます。役職になると、その限りではないようです。
- 三江
- 『らんたん』には、ひとりだけですが、会社全体としては6人います。
- 三江
- 色々なことを、自分で考えなければいけないのが、大変ですね。お店で開催するイベントの内容も話し合って決めていきます。でも、頭を抱えて「う〜ん」っていう感じではなくて、雑談や世間話からアイディアが沸いてくるんです。高校を卒業してすぐに就職したスタッフも多く、みんな若いんです、私が上の方なくらい。だから、会議も和気藹々と賑やかです。会社としても若い人が多いからでしょうか、すごく働きやすくて、ここに就職して良かったなぁと思います。飲み会もよくありますよ。少し前には、バーベキュー大会もありました。
- 三江
- 半年以上はかかったと思います。未だに、難しいと思うことがあります。予想外のこともあるので(笑)。
- 三江
- 私はまだ同じことに遭遇していませんが、以前、靴を脱いで上がる座席にいらっしゃったお客様が、別の方の靴を履いて帰ってしまったことがあったそうです。(笑)
- 三江
- できる限り対応させて頂きます。当店のメニューにオムレツはあるけど、オムライスはありません。でも前に、「オムライスが食べたい」と言われたことがあって、キッチンに「できますか?」と聞いたら「できるよ」って言ってくれたんです。お客様も喜んでくださって、「これメニューに入れられるよ。美味しい!」って言って頂けました。そうやって、お客様の「美味しい!」という反応が直接見られるのは、いいですね。
- 三江
- はい。大学で、アニメ、漫画、映画、デザイン、歌、ダンス……表現に関わることを色々勉強していて、私はポスターなどの画像編集が得意でした。
- 三江
- そうですね(笑)。チラシのほかに、イベントカレンダーや期間限定のメニューなども作ります。
- 三江
- はい、楽しいです。みんなで作ったイベントで、お客様に盛り上がっていただけると、すごく嬉しいです。
- 三江
- 色々な人に会えることです。居酒屋に来る人は、ワイワイ賑やかに楽しくやろうという人が多いですから、気さくに私たちに話しかけてくれるお客様も多いです。常連さんだと、「また来てくださった」と嬉しくなります。お客様に顔や名前を覚えてもらえるのも嬉しいですね。
- 三江
- 大人になると行動範囲が広がりますよね。車で遠出も出来るようになりますし。この仕事をしていると他のお店も気になるので、市内にある美味しいお店やオシャレなお店を友達と訪ねたり、発見したり……そういう経験は、以前はできなかったですね。
- 三江
- 実家暮らしなので…親です(笑)。一人暮らしだったら、やっていけてないかもしれないと思います。
- 三江
- そうですね。豊岡も好きですけど、実家も好きで。仕事を終えて自宅に帰るだけで、疲れがとれます。
- 三江
- 私たちに接客を指導してくださった指導係の先輩、その方の接客が目標です。細かい気配りがきくんです。ドリンクが空いていたら「お代わりいかがですか?」、お皿が汚れていたら「お取替えしますね」といったことが、さりげなくできるんです。
- 三江
- 接客に関して目標の先輩に近づきたいのはもちろんですけど、誰かが忙しい時にヘルプできて、お店の回転もよくなるように、ドリンクや、キッチンの補佐もできるようになっていたいですね。
- 設立
- 1973年
- 本社
- 兵庫県豊岡市
- 事業内容
- 観光旅館業務(湯楽)、外食部門業務(らんたん、夢邸)、海産物販売業務(朝市広場)、ギフト販売業務(アピデ、タッチ)など、
- 社員平均年齢
- 37歳
株式会社ユラクの企業情報はこちらをご覧ください。
「但馬同期会」~但馬で働く新入社員たちの絆づくり~
2021.03.30
「FM ジャングル」のパーソナリティ&「飛んでるローカル豊岡」の市民ライターをしている田上敦士です。城崎で生まれ育ち大学進学で上京、大阪の放送局に 30 年余り務めた後、昨年春に早期退職して豊岡に帰ってきました。
私が高校を卒業したころには、但馬から都会の大学に進んだら、継ぐべき家業がなければそのまま都会で就職するのが当たり前でしたが、時代は変わり、今では但馬にも「Uターンして就職する先」として考えられる企業が増えました。それどころか、他の地方から但馬に就職のためにやってくる人も珍しくありません。
とはいえ、ただでさえ心細い社会人 1 年生、慣れない土地で「新人」としての悩みを打ち明けられる相手がいないままでドロップアウトしてしまう人もいるようです。そこで、但馬銀行が 4 年前から「但馬同期会」というプロジェクトを始めました。但馬の企業の新入社員が、企業の枠を超えて「同期生」として集まり、懇親を深めながら社会人としてのスキルアップを図ろうという試みです。
第 4 期となる今年度は、14 の企業から約 30 人の新入社員が集いました。地元の高校を卒業して就職した人、大学を卒業してUターンしてきた人、但馬以外からやってきた人など様々なメンバーが、ほぼ月 1 回、年間で 10 回の集まりをもち、講演やレクリエーション、さらにチーム単位でのプレゼンテーションなどを通じて仲間との絆を深めてきました。今年度はコロナ禍の中での開催となったため、活動にも制約を受け、「定例会とは別に自主的に集まって懇親を深める」というようなこともできなかったのですが、それでも参加メンバーにとっては得るものは大きかったと思います。
取材に伺ったのは、2月15日に行われた第9回。この日の前半は、幹事役を務めている但馬銀行但馬営業部の中島課長が、自身の新人時代の“しくじり”を題材に、自分の性格を踏まえた行動や職場環境への適応の仕方などを、銀行の裏話も交えてユーモラスに振り返りました。そして後半は、次回の最終回に各自がおこなう「目標宣言」の準備作業です。社会人 1 年目を振り返ったうえで、今後のキャリアをイメージして目標を設定し、そこに向けて具体的な行動計画を作っていくというグループワークです。
終了後、約1年間の「但馬同期会」の活動をどう感じたか、参加者の中からお二人に話を聞きました。
株式会社徳網建設 西下男児さん(豊岡総合高校卒)
豊岡市出身で、建築現場で施工管理の仕事をしています。ここではいろんな会社の人の話を聞けたのがよかったです。社会に出て、こういう機会はなかなかないですから。お金とか、保険、車のことなど、きっとこれからの人生で役に立つと思いますし、ひょっとしたら仕事の上で接点を持つことがあるかもしれません。そういった話を聞けるのが、この但馬同期会の一番いいところだと思います。
一番印象に残っているのは、自分の会社や地元の魅力を中学生に向けて伝えるプレゼン大会でした。普段は、大勢の前で自分の意見や考えを伝えるということはほぼないので、なかなかできない体験でした。一緒に組んだ但馬銀行の新入社員をはじめ、みんなにいろいろ教えてもらい、自分が成長できたと実感しています。
ただ、やはりコロナの影響で、定例会以外の集まりができなかったのは残念でした。そういう場で、もっと中身の濃い話ができるんじゃないかと期待していたので…これからそういう機会がもてるかどうかわからないですけど、何年か経って、自分の素直な思いを出し合える場が作れたらいいなと思います。
株式会社ユラク 佐藤玖美さん(神戸市出身・関西学院大学卒)
神戸市出身で、今は城崎の旅館でゲストサービスを担当しています。もともと旅館やホテルを志望していて、城崎温泉の雰囲気に惹かれて但馬にやってきました。入社してすぐにコロナの影響で旅館が一斉休業になってしまいましたが、今はすっかり仕事にも慣れました。
但馬同期会では、知らない会社の話を聞くことができたのが大きいです。いつも家で使っているお酢を作っている会社の人がいて、すごく身近に感じることができました。プレゼン大会では、他の会社の仕事のことやメンバーが感じているやり甲斐などを聞いて「自分もがんばろう」とモチベーションが上がりましたし、他の人のプレゼンを受けて「ちょっとした言い方や仕草や雰囲気で受ける印象がずいぶん変わる」のに気づいたことは、接客の仕事の上でもとても役に立っています。
但馬同期会の1年間はあっという間で、とても楽しかったです。せっかくみんなと出会って仲良くなれたので、今後もこの縁を大切にしていきたいですね。
そして3月18日、今年度最後の「但馬同期会」では、メンバーそれぞれが社会人としての目標と、「資格の取得」「業務スキルの向上」など目標達成のための具体的な行動を発表。事務局から記念品を贈られ、1 年間の活動を終了しました。
記念写真に納まるメンバーたちは、まるで学校の卒業式を終えた後のようでした。その笑顔からは、1 年間で培われた固い絆がうかがえました。
ではでは