ユラク朝市広場の活松葉かに水槽は5基の水槽それぞれに海水のろ過装置、酸素補給装置そしてカニの生息している海域の水温に近い4度まで下げる冷却装置がそれぞれ5基の水槽に個別に設置されています。
新しい活松葉カニが入荷すると海底の泥の中で生息しているかには体内に泥を含んでおり水槽に移動すると泥を吐き出します。
泥を吐き出すと水槽の海水が濁って汚れてしまいます。
水槽が汚れても元々泥の中で生息しているカニの生息については全く問題はないのですが販売用のカニ水槽としては見た目が大切です。
やはりきれいな水槽の方がお客様から見ても感じがよく清潔で購入しやすいと思います。
ですからどんどん新しいカニを大量に仕入れると水槽も汚れやすいということです。
各水槽がそれぞれ2トン以上の水量が入っているのですが海水の入れ替え作業も頻繁になります。
城崎温泉の店舗から海水汲みの準備、峠を越してくみ上げ場所の兵庫但馬の竹野海岸竹野新港までの移動に約15分、水中ポンプやホースの設置そして3基のタンクへの汲み上げ片づけに30分、城崎の朝市広場まで移動に15分で出発から帰るまで1時間がかかります。
そして水槽の汚れた海水の排出準備、水槽の排水用バルブの開放より二基の水中ポンプで排出する方が速いので水中ポンプ2基とホースをトラックから移動し水槽にセットして排水しトラックの水槽に戻すのに約30分
最後にトラックのタンクにポンプを移動セットし水槽に海水を入れ終わり片づけるまで約30分、1基の水槽の海水の入れ替えに合計2時間ほどかかる事に成ります。
5基の水槽の内、3基の水槽の入れ替えとなると6時間ほどかかる事に成ります。
結構時間がかかるものです。
思い出話ですが、16年前に実行した小型ボートで日本一周した当時の港でのガソリン補給の為の船からスタンドまでの船に常備している20㍑空ステンレス携行缶10缶のスタンドからトラックで引き取りに来てもらってスタンドに移動、タンクに補給、スタンドから船までの移動、船でのタンクから船の燃料タンクへの補給、そして空のタンクをスタンドに再び移動補給し船に帰ると言う作業が毎日の入港時の最大の苦労だったことを思い出しますが、海水汲みも要領としては同じことをしているのです。
2代目YURAKU2で
瀬戸内クルージングで相生坪根漁港で給油頑張っているクルーの中村信和氏
瀬戸内クルージング、尾道海の駅桟橋で給油
スタンドは近い所ばかりではありません。
まあ船の場合は軽油であればタンクローリーで岸壁まで運んでくれるので問題ないのですが船外機でガソリンだった為にポリタンクでの運送はスタンドも違法になり、スタンドもポリの携行缶しかなく自前のステンレスの携行缶を船に積んで居たのです。
初代YURAKUでの日本一周時に新潟港での燃料補給の様子、仲間クルーの中村信和氏、頑張って燃料補給中。
300㍑以3上の補給は大変で苦痛だった思い出があります。