とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

百均の美学

2010-11-22 22:21:12 | 日記
百均の美学



 私はしばしば百円ショップで買い物をする。5年間で買った品数は数え切れないほどある。何のために?? 子ども教室の工作の材料を集めるためである。だから、私のものづくりの教室は百円ショップがなかったら成り立たない。
 私は昨日(21日)もその材料集めにある店に立ち寄った。私はこういう店では少々のことには驚かなくなった。ああ、やってるななあ。頑張ってるなあ。という感じである。何が頑張ってる? いや、品物作りの方々である。そして、その品物くんたちである。
 でも、私は昨日は驚いてしまった。この品が百円????



 それは、このオルゴールである。日本製。
 こっそりネジを回して音を出してみた。素晴らしい音色。細かい部品が懸命に動いている。精密な構造、造形美。
 ここまでやるのか。これでたった百円。私は驚嘆したのである。これは経済とかそういう観点から論じられない、超えたものづくり魂。すごい!!
 いやいや、あんたは甘いね。そういう声が聞こえてきそうだが、私は、正直そう思ったのである。だから、衝動的に二つ買い求めた。
 家で孫と音色を楽しんでいると、心が静まってくる。曲名は「星に願いを」(When You Wish Upon a Star)(作曲:Leigh Harline 作詞:Ned Washington)。うん。歌詞も夢があっていい。百円で大変な贅沢をしている思いがしたのである。ありがとう、日本はまだまだ底力を失ってはいない。私は確信したのである。


リースづくり

2010-11-20 23:22:09 | 日記
リースづくり



 ええ、あの出来事以来とても元気を貰いましたので、創造的なことをしようと思い立ったのがクリスマスリースづくり。この数年間いろいろと試みましたが、まだ、これだ!! というものが仕上がりませんので、また試みることにしました。
 それで、その成果をお見せしたいのですが、まだまだなので、写真はお借りしたものを掲載しました。こんな素晴らしいものが出来れば堂々とアップしますが、今回も自信作は出来ませんでした。残念。



 問題は葉物ですね。土台は作ってもいいし、既製のものもあります。ところが生葉ということになると、例えばモミの木なんていうものはありませんから、自然と代用品ということになります。
 代用品として、昨年はヒノキの葉を使ったのでが、なかなか土台に巻きつかなくて、でこぼこのものが出来上がりました。で、代わりにカイヅカイブキの葉も使ってみましたが、これもなかなかさばけなかったのです。
 葉物、葉物と探していますが、いい代用品が見つかりません。そこで、今年はフジ蔓の土台に直接飾り付けてしまいました。リボン、ベル、松かさ、ピラカンサスの実、などを引っ付けてなんとか格好はつきました。
 しかし、やはりフジ蔓はごつごつしていて、目に優しくないのですね。そこで、ヤナギの枝なんかもいいじゃないかと思い、試みました。これは艶があっていい。なかなかいい感じでした。
 クリスマス、クリスマス。何時ごろからこのような宗教的な行事が日本に定着したのでしょうか。少し調べてみました。結果は次の通り。

 1549 天文18年 フランシスコ・ザビエルが日本に上陸。記録にはないが日本で最初のクリスマスが祝われた年と考えられる。そして、 明治7年 サンタクロースが日本に初めて登場した。この年日本人の手による最初のクリスマスパーティーが祝われた。

 というと、随分歴史があるのですね。しかし、どうして今のように年中行事として定着したのでしょうか。私はこの行事を否定しているわけではありません。むしろ毎年子どものように待ち焦がれています。私は、日本人の不思議な一面をそのまま受け継いでいることに違和感を感じてはいません。でも・・・。もっともっと調べてみたくなりました。
 

待てば海路の日和あり

2010-11-18 23:29:38 | 日記
待てば海路の日和あり



 


画像借用サイトありがとうございます。

 みざる、いはざる、きかざる。
 私はこれが一番いいと思い、もう何もしないようにしようと覚悟していた。しかし、本日、いい知らせが届きました。
 ここで、その中身のことは言えませんが、私の、いや、私たちの未来が急に開けてきたのです。ありがたいことです。今日はその感激に浸っています。
 何のこと??
 いや、いや、私だけがはしゃいでいるのかもしれません。だから、ご想像にお任せいたします。

初冬の花開く

2010-11-15 23:37:40 | 日記
初冬の花開く



 初めに断っておきたい。「初冬の花」と書いたが、それぞれの本来の開花の時期とは少しずれている。

花①



花②



花③



 人と同じで、花にもいろいろな咲き方があるようである。
 花①は宿根アサガオである。秋になってから蔓をいただき、庭に植えたのだが、寒くなってから蕾が出来た。冬には咲くものかと思っていたら、不思議と咲いた。その懸命の努力に私は感激した。ところが、ご覧のような姿である。筒状には咲かなかった。そのことが私の心を締め付けた。
 花②はノウゼンカズラである。これは夏に苗を買い、植えたので、秋になってから蕾が出来た。私はあの独特のオレンジ色の派手な花を予想していたが、ピンクというか紫というか、可愛い花が咲いた。意外だった。その花を軽蔑していた妻も花の色に驚いて喜んでくれた。これも寒風の中で咲き続けている。本来は夏の花である。
 花③はツワブキの花である。これは本来の季節は秋だと思う。晩秋まで咲いている。ところが、我が家のこの植物を植えた位置は朝日しか当たらないので、開花がいつもずれる。申し訳ないと思っている。
 人と花。
 これもよく似ていると思うのである。
 人はそれぞれに花開く時期が違う。時流に遅れてとうとう咲かずに一生を終わる人が多い。少しずれても、この花たちのようになんとか花を咲かせる人もいる。
 私はどうかと考えている。一生花が開かなかない部類に属すると思っている。このような花が時期がずれても咲けば嬉しいが、どうもそう甘くないようである。花①のようなものでもいい、苦し紛れの開花でもいい、なんとか死ぬまで咲かせたいと思っている。いや、もう微かな花が咲いたのかもしれない。しかし、私はそういう自覚がないのである。
 昨日、日本の女子バレーが三十年以上かかってやっと上位のランクにのし上がった。私はほんとに異常すぎるくらい歓喜した。思わず万歳!! と叫んで両手を挙げていた。
 このことと上の花を繋げるのは酷である。しかし、苦節十年というが、30年以上も咲かないと思われていた花がやっと咲いたのである。私は、大袈裟だが、これは何かの吉兆だと信じている。今、アジア大会が開かれていて、それぞれの種目で素晴らしい結果を出しつつある。それはそれで嬉しいが、私は、それ以上にこの歴史的な快挙に賛辞をおくりたいと思っている。
 問題はこれからである。引き続き体力、精神力、技術を向上させ、世界に冠たる不動の位置を占めていだきたい。今後の選手諸君の健闘に期待している。

この際、富士山を眺めよう

2010-11-13 23:08:14 | 日記
この際、富士山を眺めよう



 思考停止。
 今日(11/13)の女子バレーの対ブラジル戦は大変エキサイトさせました。優勝候補とフルセットに持ち込んで僅差で敗退でしたが、正直言ってここまで力を付けていたとは予想していませんでした。
 この試合に勝っていれば・・・、と思うと、残念で、残念で、もう何も考えることが出来ないほど頭が空っぽになりました。えっ、もともと空っぽ??  まあ、ご自由に・・・。
 
 

 

 しかし、日本人は、このフジヤマを見ると元気が出てきますね。しかも、赤富士。縁起がいいですね。私はこういう富士山の絵を探しています。江戸時代の何とか言う有名なお方のは結構です。無名でしかも心の闇に光を注ぐような絵。そんな絵、どこかにありませんか。
 いやいや、今日は力が入りすぎて、とても疲れました。

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