80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

どこへ向かうか、我 独り旅

2018年05月02日 05時12分28秒 | 考える
どこへ向かうか、我 独り旅

記憶力の減退
・・・というか、もとから無いに等しいが。

他人との、心の交流避けている。
こんな風でいいはずもないが、
相手が、心を開いてくれない以上、どうしようもない。
と、他人のせいにする、 ・・・その根性が卑しい。

取りあえず、包帯も無く、杖も無く・・・、
ここまでは、まぁまぁといったとこ。
ついでに、金無く、彼女もいない。

無い無い尽くしで、運も無く、
それでも生きてはいかねばならぬ。
何とも寂しい独り旅。
どうにも、こうにも、虚しい旅路。

空蒼く、緑輝く 春来たり

己の分をわきまえろ。
他人様を、どこまで信じる、信じられる?

曇り空 独り旅行く ただ独り どこまで行けども 人の声無く

他人とは、ただ横から眺め、眺められているだけの存在。
通りすがりにすれ違う彼も、また独りの旅人か。

遠くへ行きたい、金無けれども、鳩の翼が羨まし

夢の中・・・、
たった独りで雪山を、頂上目指して登り行く。
濃い霧の中、周囲には、何も見えずに、何も聞こえず。
いつの間にやら、上下左右の感覚すらも薄れいく。

急勾配の坂道を、手をつきながら登っていくと、
ふっと自分が頭を下にして、下っているような
そんな感覚になる時がある。

下に登る。
そんな妙な感覚で、
このまま、ずるりと頭から、滑り落ちてしまいそう。
滑り上がるとでもいうのだろうか?
危うし、風来居士・・・。

危うく目覚めて、寝汗をぬぐう。

まぁ、いい・・・。
今日もまた、相も変わらず、よく晴れている。

ただよべば、ただこたえけり山彦の
    声にこころのなにありぬべき
                (白雲)

            禅の心髄 『無門関』より