以前に読んだ本ですが、息子にもらったのでもう一度読みなおしました。案の定、内容を忘れていて、感想も書いてなかったのでちょうど良かったです。
男性3人組がナミヤ雑貨店に忍び込んで、一夜を明かすうちに、次々と悩み相談の手紙を受け取り、相談の返信をします。不思議なことに時空間を飛び越えての手紙のやり取りです。男性3人に答えられるのかなと思いましたが、相談者はその返信をもとにうまく解決していきました。
ナミヤ雑貨店の浪矢雄治さんは生きておられたときはどんな悩みの相談にも真剣に答えていました。小説の登場人物はまったく関係のない人達だと思っていましたが、あるところでつながっていました。そのあたりの物語を作っていく技術というか読者を魅了する力はまたこの作家の違う本を読んでみたいと思わせます。それにこの本の題名「ナミヤ・・・」と浪矢雄治(ナミヤユウジ)さんと「ナヤミ相談」と上手く考えられて、面白いと思いました。児童養護施設とその園長と浪矢雄治さんとの深い絆で結ばれた感動の物語、展開がとっても面白くて東野圭吾さんの凄さに感銘しました。
今日は久し振りに息子に会い、東野圭吾さんの本のことを話しました。息子はまた違う東野圭吾さんの本を読んでいるというので「マスカレード・ホテルと違う?」と聞いたら当たり!でした。息子も東野圭吾さんに魅了された一人でした。
2019-3-13(水) 所有本