児玉清作「人生とは勇気」を読みました。久しぶりのエッセイです。児玉清さんはテレビクイズ番組「パネルクイズアタック25」の司会をされていていました。最初の頃は物知りでクイズ好きの一般の方が出演されて、答えられると鬼の首を取ったように「どうだ」という態度をとられて、児玉さんは良い気がしなかったようです。もっと気楽にゲームとして楽しんで参加してもらいたかったようです。クイズの司会を長年されただけでも世の風潮というのもわかるようで、世代間の断絶も感じられたそうです。何でも自分の発することは性格が出ます。表情でも動作でも隠し切れません。どんどん読み進めると、戦時中は集団疎開でいじめにあわれて悲しい思いをされました。読書が好きで中学高校と読書三昧。大学ではドイツ文学を専攻、少し年上のフランス文学専攻の篠沢秀夫さん(巨泉のクイズダービーにご出演されていた篠沢教授)に頼まれてフランス語での主役を演じ、役者への道へ進まれました。差別の激しい格差社会の典型ともいえる映画界に籍を置き悶々とした日々を送られたそうです。頭脳明晰、実直で、清潔で思慮深い、おまけにカッコイイと思って尊敬していました。このようなご苦労をされていたとは思ってもいませんでした。集団疎開の時からお月様に祈られていたそうです。いつも見守ってもらえる存在だったのです。児玉さんにとって「祈り」はとても重要でした。順調に動き出した時にお嬢さんを亡くされます。親にとってはこれほどつらい経験はありません。児玉さんは娘さんとの別れの後、心の底からの笑いを失われたそうです。「雨降らば降れ、風吹かば吹け」、「花に嵐の譬えがあるぞ、さよならだけが人生だ」の言葉が輝き始めたそうです。また出てきました。「さよならだけが人生だ」私もどこかでつながっているのかなと思いました。明日は何が起こるかわからない。コロナ禍ぐらい大したことではないと思って、1日1日を大切に過ごしたいと思いました。「月に祈る」ことを忘れずに。
2021-10-7(金) 図書館資料 請求番号:B/778.2/コ
俳優でも成功され、文章を書くお仕事もされて、天は二物も三物もお与えになりましたね(笑)
羨ましい限りです。
原語で読書を楽しまれて理想ですね。
もっともいつだったか児玉さんが、ドイツ語の小説の紹介をされていたのをテレビで見かけました。
あまり児玉清さんの出た映画を見た記憶がありませんね。
今から予約しておきます。
秋の夜長の楽しみですね😃🎶
知らないアニメでした。教えていただきありがとうございます。
また、感想を書きますね✍️
見事受賞した「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
ですが・・・・・。
今日、劇場版のBlu-rayが届いたのですが、、
いや、、見て居て涙が出て来ました。
その「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の
特別版がなんと、10月29日に日本テレビの
「金曜ロードショー」で放映されます、、
夜9時から2時間枠です、
良かったら観て見て下さいね・・・・。
劇場版の方の予告など貼り付けて行きます。
よろしく・・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=Zy1K_gDXUOE
https://www.youtube.com/watch?v=f8dfTIPWJfI
お知らせでした、、
また来ます。。。
児玉清さんは清潔感のある方でしたね。
声もいい声ですし、体格も良かったですね。
文章もお上手です。もう少し拝見したかったなと思います。
昔のドラマが見られるかもしれませんね。
今、私は児玉清さんのお薦めの本を読んでいます。
またブログにアップしますね。
kiyasumeさん、退院おめでとうございます。
季節の変わり目なので体調管理にはお気を付けくださいね。
ありがとうございます。
一見、おっとりして居るようで。
芯が強かった人ですよね。
彼が出たテレビドラマでは、、
亡き妻の事をボロクソに言う息子を、、
居た堪られなくなって、殴る父親役
を好演して居たのが印象に残って居ます。
怒鳴り付けるでもなく。ごく自然に手が出て
居ました。彼はよく同期の俳優たちから、
「お前の演技は未熟だ」と言われて居ましたが、、
私が見る限り、彼の演技は何時も静かで、
そして如何にも「心の綺麗な男とはこう言う
人の事を言うのだろうな」と思わせて
くれる演技をして居ました......。
もう亡くなってから10年程経つのでしょうか、、
好きな俳優さんでした。まあ、クイズ番組の
司会者の印象が一般的には強いと思いますが、、
今はCS放送で過去のドラマが見られるのだから、
いい時代になりましたよね。彼の出演した
過去のドラマも見られるのでしょうね、、
いい俳優さんでした。。。
また来ます。( ´ ▽ ` )