群ようこ作「小美代姐さん愛縁奇縁」を読みました。表紙が面白いのと花柳界にちょっと惹かれて読んでみたくなりました。14歳で芸者さんになり題名のとおりいろんな愛縁奇縁に恵まれて(?)生きてこられた様子を淡々と書かれています。子連れで逞しく「ご縁」を大切にされた生き様を描かれています。そこまでする?と思ったのは厄落としのために「七草までに向かい干支の人との浮気」を実行したことです。読み終わってからじんわりと小美代姐さんの良さがわかってくるような作品でした。群ようこさんは「小美代姐さん花乱万丈」という本を先に書かれています。よほど小美代姐さんに惹かれているのでしょうね。
お気に入り度:★★★★★ 図書館資料 分類番号:913/ムレ
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