漢字を学び心を育む

2回目のチャレンジで漢検1級に合格。
現在、ペン習字に傾倒。
硬筆書写検定1級が欲しいです

ガッツリは、「喰う」だと思う。:喰

2010-03-03 21:44:30 | ◆準1級:書き(故事・成語・諺)
 
 ・シックイ ( 漆喰 )の上塗りに借金の目塗り。


 【意味】はっきり言ってわかりません。駄洒落のようですが・・・。
     漆喰の上塗り→剥がれやすい?
     借金の目塗り→塗って塞ぐ?

     2010.03.21追記
     意味がわかりました!こちら




く(う)、く(らう)



国字(和字)
現代表記では、「くう」は全て食うを用いるが、大いに飲んだり食ったりする事を強調したり、それと好ましくないことである事を示すために喰うを用いる場合がある。

・大めしを喰う
・泡を喰う
・出喰わす



”食う” を大袈裟に表現したり、下品な食べ方を蔑んだりする時に ”喰う” を使っているようですね。

”喰う” は動詞ですが、名詞の当て字として、「漆喰」と「馬喰」があります。


 漆喰(しっくい)・・・ 家屋の土で造られた壁の上塗り材

 馬喰(ばくろう)・・・ 牛馬の売買や周旋を職業とする人


漆喰は「石灰」の唐音。(石灰=シックイ)

馬喰は「伯楽」の音便。

 はくらく(伯楽)→ ばくろう(博労/馬喰)


余談ですが、
北海道の方言で「交換する」ことを意味する「ばくる(ばくろう)」は、「馬喰」からきているのは結構有名。


おっと、馬喰町もありましたね。語源はやっぱり博労のようです。


※ちなみに準1級の問題には「漆喰」の書きしか出ないでしょうね。



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伯楽

 馬の良否を見分ける名人、馬医。転じて人物を見抜く眼力のある人物をさしていう。名伯楽。 晋の趙鞅の臣、郵無正が馬を御する名人であったことから、後に馬の鑑定人をさす言葉となった。伯楽は郵無正の字。また、天帝の馬をつかさどる星の名であるいう。由来については諸説あるが、字が楽で一家の長男(嫡出)であれば伯楽と呼ばれるので、春秋戦国時代にはかなりの数の伯楽がいたと思われる。

コメント (2)
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