・メッキ ( 鍍金(滅金) )が剥げる。
【意味】取りつくろうことができなくなって、本性が現れる。外面の飾りが取れて、悪い中身が現れる。上辺の誤魔化しが利かなくなって、本性が現われる。
ト
めっき
鍍
【解字】形声文字。金+度。音符の度は、渡すの意味。薄い金・銀などを他の金属にかぶせわたす、めっきの意味を表す。
- めっき。金銀などを溶かし、物の表面に流しつけてかざること。また、そのかざり。
<新漢語林より>
「鍍」の字を見たことある人はほとんどいないと思います。
これは、ことわざの書き問題ですが、
メッキ ⇒ 鍍金、鍍、滅金
「鍍」一字でもメッキと訓読みで読むようです。
でも不思議なことに、高橋書店の問題集では「鍍金」と「滅金」しか正解に載っていませんでした。
それとも、上のことわざの場合は「鍍」ではなく「鍍金」限定なんだろうか。
読みでもなかなか難しい。いわゆる難読。
わたしを含め「トキン」と読む人が大半なのではないでしょうか。
上のことわざの問題なら「メッキ」しか正解ではないと思うけど、
「鍍金工業組合」
なら、メッキコウギョウクミアイ より トキンコウギョウクミアイ の方がより相応しいと感ずる。
(正解はどっちだろう?)
でも、
鍍金 ⇒ メッキ、トキン
で合ってると思います。
最後に、おそらく皆さんが疑問に感じてること↓
東京都鍍金工業組合
一般には外来語と信じられている「メッキ」という呼び名は,実ぱ“滅金”という純粋な日本語である。 太古のメッキ技術は主として金や銀を水銀に入れて溶融,その溶液中に被加工物を入れるか, または溶液を被加工物に塗り、たいまつであぶり被加工物の表面に金や銀を析出するという方法で行なっていた。 このため水銀中で金銀が溶解して原型をとどめなくなるところから「金が滅する」つまり“滅金”と呼ばれた。
後世になって「鍍金」という字をつかうようになり、さらに漢字制限で「鍍」が使えなくなって, カナ文字の“メッキ”が幅をきかすようになった。