クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

温泉旅館と秋の海

2023-10-17 | 旅行



前記事の続きです。


夕食をいただき、部屋に戻ると、お布団が敷

かれていました😊

わぁ、なんか嬉しい✨



畳にお布団はかなり久しぶりです。

子供の頃からずっとベッドで寝ているので、

特別感があります。

浴衣はお好きな柄のものを2枚どうぞとのこ

とだったので、10種類くらいの中から ↑ 

地と白地のものを選びました。

こちらの旅館は湯野浜温泉郷にあります。

善寶寺に一番近い宿泊場所が、まさにこの温

泉郷で、狙ったわけではないのにラッキーで

した😊

泉質は含塩化土類弱食塩水源泉100%掛け流

し。

ちょうどどなたもいらっしゃらず、貸し切り

状態でゆっくり楽しみました。

夜中、荒れ模様の天気でした。

部屋の窓ガラスの防音は完璧で、窓を開ける

とまるで台風かと思うような強風がゴーゴー

吹きまくり、波も激しく打ち寄せているのが

見えるのですが、閉めると嘘のように静かに

なります。

寝入ってしばらく後、パチパチパチッと窓

叩きつけるような強い雨の音で一瞬目が

ましたが、龍神様が暴れていらっしゃるんだ

なぁと思いながらまたスーッと寝てしまいま

した。


翌朝目が覚めると、昨晩の荒れ模様とは打っ

て変わり、こんなにも明るく穏やかな朝を迎

えていました。




浴衣を着替えて、朝風呂へ。

ああ、なんて気持ち良いんだー✨

なぜかまた私1人の貸し切りとなっていまし

た。


朝食は8時。

昨晩もそうでしたが、パーンと目の前に海が

見えるお席。




穏やかな海を眺めながら、品数多い美味しい

朝食をいただきました。




こちらの旅館は全19室、全て海が見えるお部

屋。

どこもお掃除が行き届いていて清潔だし、温

泉も気持ち良く、お料理も美味しい。

そしてみなさんフレンドリー。

何度も笑ってお話し、楽しい時間を過ごさせ

ていただきました。


チェックアウトは10時。

この日も善寶寺を参拝する予定なので、10時

にタクシーをお願いしました。

一日6本しかないバスは、始発の次はもう11

時台になってしまいます😳

チェックアウトの準備を整えた後、海に行き

ました。

旅館の裏口から出られます。

夏は海水浴客で賑わうのでしょう。





美しい✨





心地良い波の音✨





ここにも誰もいなかったので、海に向かって

「ありがと〜!! ここに連れてきてくれて

りがと〜!!」

と叫びました。

気持ち良かったー


再び、善寶寺に向かいます。








心洗われる御祈祷

2023-10-15 | 旅行


前記事の続きです。


善寶寺で行われる御祈祷は、大般若転読祈祷

というもの。

般若心経の元になった六百巻に及ぶ大般若経

典を、僧侶たちがいっせいに転読を行うのだ

そうです。

365日休むことなく、毎日5時30分・8時・

10時・12時・14時・16時の6回行われます。

ホームページをよく読んでみると、予約は不

要ですが、祈祷の20分前までに申し込むこと

とありました。

バスで善寶寺に到着し、先に貝喰みの池の龍

神様にご挨拶し、善寶寺に戻り、感應殿と龍

王殿を参拝、御守札授与所に到着したのが、

さに最後のご祈祷20分前の15時40分でし

た。

これ、全く狙っていません。

龍神様に呼ばれ、善寶寺行きを決めた時、往

復チケットと宿泊先についてはしっかり考え

た上で予約しましたが、旅先では導かれるま

ま自由に行動しようと思っていたのでノープ

ランでした。

だから、ホームページも斜め読み、ご祈祷も

翌朝でいいかなーなんて思っていたのです。

龍神様が上手に導いてくださったとしか言い

ようがありません。



本堂には、すでに高齢のご夫婦が1組いらっ

しゃいました。

「こんにちは😊」 と声をかけてくださり、

とても安心しました。

何度もいらしている方のようです。

この時間の御祈祷は、2組だけでした。

お作法がわからない私は、こちらのご夫婦に

付いて行こう!と決めました。

1人じゃなくて本当に良かった😮‍💨

若いお坊様が準備を始めました。

しばらくすると次々にお坊様が入場。

御住職という呼び名で良いのかわかりません

が、最後に御住職がご本尊と真正面で対峙す

る形で、ふっかふかの分厚い座布団に座られ

した。

総勢10名のお坊様がいらしたと思います。

この人数の多さにもびっくりしました。

そして始まった御祈祷は、私の想像を遥かに

超える、新しい世界過ぎて、まぁ本当に度肝

を抜かれました。

音とリズム。

これは凄い😱

言い方は悪いですが、超一流のパフォーマン

を見せていただいたという印象です。

あぁ、この方達はこの御祈祷を1日に6回、毎

日休むことなく執り行うんだ…

その凄まじさに頭が下がると共に、私は涙が

止まらず、困ってしまいました。

はー、心が洗われるとはこのことだ。

貴重な経験をさせていただきました。

授与した御札の裏には、これまた非常に美し

い字体で書かれた家族全員の名前✨

すべてに感謝です。



17時過ぎに旅館に到着。

ロビーからの眺め。





18時から夕食。

柿の白和え、地魚のお造り、落ち鮎の甘露煮

など。




鰆の杉板焼き。




山形牛の陶板焼き。










他、鶏の治部煮など撮り忘れました。

ご飯は雪若丸という珍しい品種。

汁物は、きのこがたっぷり過ぎるほど入った

お味噌汁。


デザート。














御祈祷を初めてお願いする

2023-10-14 | 旅行



前記事の続きです。


御守札授与所に足を踏み入れて、最初に目に

止まったのが、目立つ場所に大きく書かれた

「次の御祈祷は午後4時からです」

の文字。

時計を見ると、午後3時40分。

え?もしかして、今から御祈祷していただけ

る?

それとも予約している人だけ?

御祈祷について、一応ネット検索はしたもの

の、よくわからないままここまで来た私、

る恐るお様に聞いてみました。

すると、大丈夫ですよー、4時からの御祈祷

受けられますよーとのこと。

ずいぶんフランクな感じのお坊様です。

さらに、一家族に一体の御札で良いらしく、

札の裏に家族全員の名前を書いていただけ

とのこと。

え?なんて素晴らしい✨

というわけで、夫の両親の名前と私達家族4

人の名前を、それぞれの申込用紙に住所と共

に記入し、申し込みました。

祈願したい内容も選ぶことができました。

良かったー😊

ミッション遂行できそうでホッとしました☺️

が、無知な私は、御祈祷されるのは御札だけ

で、人間は外で待っているものと勝手に思っ

ていました。

なので、16時5分前になって、「どうぞ本堂

方へ。」と案内された時には、え?私も一

に御祈祷受けられるの!?😳とびっくり。

が…

どうしよう、お作法がわからない😭


艶やかに磨かれた幅広い廊下を歩いて本堂

へ。

本堂に足を踏み入れた途端…

一瞬にして身が清められました😳

素晴らしく浄化された空間。

邪気のない場所とはこういうこと。

私もうこれだけで十分です!と思いました。



こちらはこの日宿泊した湯野浜温泉にある旅

館。





一番奥に見えるのは海です✨

到着したのは17時過ぎ。

↑ ↓ の写真は翌朝撮ったものです。





お部屋からも日本海を眺められます✨

旅館に泊まるのは30年ぶりくらい。

海外生活が長くてなかなか機会がありません

でした。

6月に伊勢に行った時も旅館に泊まりたかっ

たのですが、1人泊は難しいようで…

こちらの旅館は1人泊プランがありました!


これこれ! この感じですよね、旅館といえ

ば。













奥の院 龍王殿

2023-10-12 | 旅行



前記事の続きです。


感應殿にも奥の院があるようです。

感應殿の左側にその入り口があります。

開運殿と書かれた建物の下をくぐります。





続く細い道を突き当りまで行くと、奥の院が

見えて来ます。






奥の院 龍王殿。





奥の院に対する私の勝手なイメージとは異な

り、こちらは大きく立派、そして意外にも派

手な印象です。





龍の王が棲むといわれる竜宮城を模して造ら

れたそうです。






そして龍王殿向かって左のこちら ↓





こちらに、寳寺龍道大龍王、戒道大龍女の

二龍神がお祀りされています。

狛犬さんがお守りしてますし、鳥居が建築の

部になっていますし、鈴緒も下がっている

ので、こちらは神社ということでよろしいの

でしょうか🤔

現代人は神社とお寺は別物と考えがちです

が、そもそもは神仏習合であったので、実は

何も不思議はないのだと思います。





2柱の龍神様にお参りをし、感應殿の方に戻

りました。

そして、すぐ隣の御守札授与所へ。

こちらでちょっと確認しないといけないこと

がありました。

我が家にある善寶寺の御札は、20年程前

の両親からいただいたかなり古いのもの。

きちんとご祈祷していただいた御札として、

夫の名前の入ったものと私の名前の入ったも

の、二体をいただきました。

我が家に神棚というものはありませんが、神

社の御札と共に高い位置にお祀りしていま

す。

そして、夫の実家の御札もまた、同様に古い

御札のままなのです。

東京からは行き難い場所なので、それも仕方

がありません。

そんなわけで、今回私は、夫の両親の御札と

私達家族の御札をご祈祷していただいた上で

受ける…というミッションを果たさなければ

けないのです😌










龍澤山善寶寺参拝

2023-10-10 | 旅行



前記事の続きです。


貝喰みの池から龍澤山善寶寺に戻って来まし

た。

ここに到着した時に、先ず龍神様にご挨拶に

きなさいと言われたように感じたので、先

喰みの池を参拝したのでした。


真っ直ぐに伸びる参道。

最初に見える門が、総門です。












繊細な彫刻が施されています。

干支が描かれているようです。





2本の柱の上には、勇猛そうな獅子。






総門をくぐった先に、山門。





重厚✨

そして美しい✨





幾重にも積み重なった複雑な木組み。


渦を巻く波の彫刻は、今にも動き出しそうな

躍動感です。






門の中、右手に毘沙門天様。





包み込むような優しい眼差し。

角度的にめっちゃ目が合います😳


毘沙門天様に向き合う形で、左手に韋駄天

様。





お姿を拝見した途端、手を合わせなさいと注

意されたような気がして、慌てて手を合わせ

ました🥲


山門をくぐった先に石段。





何段だろう?

数えませんでしたが、結構あったなぁ。


石段の上から見下ろすとこんな感じ。






石段を上り切ると、すぐ目の前に感應殿。





こちらが本堂となります。





この後、私はこの本堂に上がらせていただく

ことになります。