クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

恩師のピアノリサイタル

2023-12-18 | 日記


先日、銀座の王子ホールで行われた、下の娘

音高・音大時代の恩師によるピアノリサイ

鑑賞して来ました。

E先生には、7年間本当にお世話になりまし

た。

ガラスのように繊細なメンタルだった娘も、

E先生に鍛えられ、少しずつ逞しくなって行

ました。

音高・音大の先生方の指導は、それはそれは

厳しいです。

ピアノの世界も、高校野球などのスポーツ界

同様、昭和の古い体質をそのまま引き摺って

いるように思います。

もちろん厳しさにもいろいろあって、そこに

愛があれば、多少なりとも愛を感じることが

できるのであれば、納得と共に乗り越えられ

るでしょう。

でも、そうでない場合も残念ながらある…

娘の恩師は、愛ある厳しさで指導してくださ

いました。

このレベルまでは行けるはず、もっと音楽性

を出せるはず、もっと良い音を出せるはず、

と娘が持っているもの、秘めているものを信
 
じて、引き出してくださいました。

他のピアノの学生がそうであるように、娘も

数えきれないほどレッスン中、泣きました。

先生の叱責が納得の行くもので、でも自分が

それになかなか応えられない時、自分の不甲

斐なさに悔し涙を流すのです。

実際のところ、そのくらい鍛えられないと人

前で演奏することはできない…

師事する先生がリサイタルを開けば、門下生

は必ずチケットを購入して聴きに行かなけれ

ばいけないという門下が多い中、E先生は門

下生にチケットを買わせることは絶対にしな

い方でした。

毎回、招待券という形でチケットを渡してく

ださいました。

今回も、すでに門下を卒業している娘に、2

枚郵送で送ってくださったのでした。


この日の曲目は、ラヴェルとシューマン。




煌めく音、情景が目に浮かぶ表現力、芯のあ

る打鍵、安定感。

久しぶりに拝聴しましたが、相変わらず素晴

らしかった😌✨

娘と一緒に、惜しみない拍手を贈り続けまし

た。

終演後、少しですがお話もできて嬉しかっ

たです😊



王子ホールのあちこちに飾られていた絵画も

素敵でした。











銀座のハイブランドショップのクリスマス。






















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