クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

オーケストラに参加

2018-09-30 | 上の娘ごと

先日のヴァイオリン・リサイタルには、上の娘も

一緒に招待いただいたのですが、同日同時刻に娘

の方も本番があり、残念ながら行くことができま

せんでした。

ドイツに渡り、研鑽を積んでいる台湾人の若手指

揮者が日本で日本人中心のオーケストラを結成、

娘も声を掛けていただき、参加しました。

曲目は、ベートーヴェン 交響曲 第7番とベートー

ヴェン ヴァイオリン協奏曲。

初めましての方たちばかりの中、少し前に都内某

区の福祉センターでミニコンサートを行った時の

メンバーの1人(オーボエ)がたまたま一緒だっ

たそうです。

音楽を志す人にとっては当たり前のことなのでし

ょうが、夏のユースオーケストラのようにオーデ

ィションを経て参加する場合でも、お仕事として

声を掛けていただき参加する場合でも、大抵は初

めてお会いする方たちばかり、どんな人がいるの

かどんな雰囲気なのかもわからない状況でそこに

1人で参加するというのはなかなかというか相当

に勇気がいることだなーと、ふと思ったりしまし

た。


先日のリサイタル前の腹ごしらえ。

上野恩賜公園内にあるスターバックスにて。



バジルチキンサンド、エッグキーマカレーデニッ

シュ、イングリッシュブレックファーストティー












ヴァイオリン・リサイタル

2018-09-27 | 日記

フランス駐在時代の友人に招待券を頂きまして、

先日、西川豪さんのヴァイオリンリサイタルを

鑑賞して来ました。

上野にある東京文化会館小ホールにて。

こちらのホールには何度か足を運んだことがあり

ますが、ホールロビーまでの幅を広く取った緩や

かなカーブのスロープや、そこから見えるガラス

張りのレストランなど余裕ある空間の作りがとて

も好きです。

小ホールの扇型に広がったゆったりとした席の配

置も、舞台後方のシルバーの屏風も、モダンな石

のオブジェも、硬質な感じがなんだかとても好き

です。





この日は、ヴァイオリニストとピアニストがしっ

かり見える6列目左寄りの席で聴くことができま

した。





このお写真よりも、実際には柔らかな表情の好男

子だと思います。


曲目も良いです。

バッハ、ベートーヴェン、フランクという、全く

違う時代の作曲家の作品。





楽器は、今回のリサイタルのために特別貸与され

たストラディバリウスだそうです。

フランクのソナタもあるので、音色が楽しみだな

と思っていたのですが、期間限定の貸与だからな

のでしょうか、その楽器が本来持っている音がま

だ完全に出ていないような印象でした。

きっともっと時間があって、この楽器に馴染んで

いれば、さらに良い音が響いたんだろうなと思い

ました。

アンコールは3曲だったのですが、身を乗り出さ

んばかりに驚いてしまった私。

十八番の曲を選ばれたのだと思うのですが、それ

が良かったのだと思います。

超絶技巧曲だったりしたにもかかわらず、むしろ

肩の力が抜けたのか、とても生き生きとした、そ

れでいて艶のある音が鳴っていました。

アンコールでご本人も楽器も本領発揮をされた、

そんな感じがしました。










トルコの豪邸

2018-09-22 | 日記

夫がトルコに出張中、現地代理店の社長さんに

ご自宅でのディナーに招待されたそうなのです

が、そのご自宅があまりにも豪邸でした。

間仕切りのない驚くほど広いリビング&ダイニン

グ&客間には、年代物の重厚な家具がセンス良く

配置されており、非常に高価な品々でありながら

派手さはなく、落ち着いた色調でとても居心地が

良さそうなお宅です。

家具は全て100年以上前のアンティーク、壁にか

かる絵画もすべて相当な値打ちのあるものだそう

です。


















ディナーは、奥様とメイドさんによる手作りのお

料理。












食後は、バルコニーに移って、食後酒とデザート

タイム。













アジアツアー@東京 その6

2018-09-20 | 上の娘ごと

最後にオーケストラについて。

今回両日共、指定された席が前過ぎて、はっきり

言ってオーケストラ全体を良いバランスで聴くこ

とも観ることもできなかったのですが、相変わら

ず弦楽器は一番後ろのプルトに至るまで、全員が

自信に満ちた弾きっぷり、ズレを感じることもな

く、音量もたっぷり、上手いなと思わせるもので

した。

管楽器も音程を探すような素振りなど一切ない潔

い音が鳴っていましたし、打楽器もとても良かっ

た。

でも、私の席からは、舞台後方に位置する打楽器

は全くと言っていいほど何も見えず、実は私がオ

ーケストラケで最も好きな楽器の一つであるティ

ンパニも当然見えず・・・それがとても残念でし

た。


昨年は特別なワールドツアーで、欧米も周ったた

め、ツアー最終地はベルギーだったのですが、本

来は東京が最終地。

毎年、東京の最終公演のアンコールで、エルガー

のニムロッドを演奏することになっています。

その演奏前に、芸術監督兼指揮者のリチャード・

パンチャスが、メンバーの紹介をたっぷり時間を

かけて国ごとに行い、大きな拍手と歓声で盛り上

がります。

そして、〜彼らは3週間、リハーサルキャンプで

厳しい練習を積み、その後3週間に渡るツアーを

周り、計6週間苦楽を共にしてきた仲間である〜

といったようなことを語るわけです。

ここですでに、メンバーの一部は感極まってきま

す。

このメンバーで演奏するのは今日が最後となりま

す・・・と言われれば、そこはもう涙涙です。

そんな中、静かにニムロッドの演奏が始まりま

す。

これが毎年の恒例パターンなのだそうです。

聞いてはいたのですが、やはりあの流れ、私も泣

きました。

後で、ママ友たちに聞いたら、当然よ!と全員が

やはり涙していたのでした。

演奏後には、舞台上で、メンバーたちが溢れる感

情のままに、あるいは互いの労をねぎらい、ハグ

し合うという美しい光景がありました。

国籍も環境も文化も違う若者たちがこのユースオ

ーケストラで初めて出会い、6週間切磋琢磨し、

ここまで音楽を作り上げ、この日を迎えることが

でき、そして無事幕を降ろすことができました。

これが毎夏、30年を超えて続いているのですから

本当に素晴らしいことですね。


オペラシティコンサートホールの舞台にて、指揮

者のジェームズ・ジャッドとファーストヴァイオ

リンのメンバーと。













アジアツアー@東京 その5

2018-09-19 | 上の娘ごと

今更感だいぶありますが、夏のユースオーケスト

ラ東京公演の感想を書いていなかったことに気付

いたので、記しておこうと思います。


1日目のヴァイオリンソリスト、ユーチン・ツェ

ンの演奏は、それはそれは艶やかな美しい音色で

すっかり魅了されてしまいました。

端正な佇まいそのままに演奏も穏やかで真面目な

印象。

自分の音楽を強く押し出すというよりは、作曲家

の意図を忠実に表現するような。

と言いつつ、バーバーのコンチェルトはほとんど

初聴きなので、よくわかりません😅

音があまりに美しいので、調べてみたら、ガルネ

リでした。






2日目のピアノソリスト、アンナ・ツィプラエワ

の演奏。

この方、めちゃくちゃ上手いです。

そんなことは当たり前なのですが、テクニックが

完璧、多種多様な音を自由自在に操り、湧き出る

豊かな表現力、茶目っ気さえも感じてしまう余裕

ある演奏で、実にかっこ良かった!

アンコールは2曲も演奏してくれたのですが、あ

んなに素晴らしい子犬のワルツを聴いたのは初め

てでした。

口ぱっかーんでした。