クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

背を正して

2014-05-31 | 上の娘ごと

上の娘、

17日にK先生門下発表会を終えた後、

ホッと一息つく間もなく、

20日にY先生レッスン、26日にK先生レッスン、

29日にY先生レッスン、6月に入って2日にK先生レッスン

と、畳み掛けるようなレッスンの嵐。

本人はヒーヒー言って苦しんでいますが、

こんなにレッスンが入るというのはとてもありがたいことで、

同じヴァイオリン専攻の学生の中には、

4月に入ってから、まだ1回しかレッスンを受けていないという

学生もいるのです。

第一線で活躍されている有名先生なわけですが、

そういう意味で言ったら、Y先生もK先生も同様です。

分刻みのお忙しいスケジュールの中、

学生のために、それこそ寝る間も惜しんで時間を作ってくださっているわけで。

先日のレッスンで、Y先生がおっしゃっていたそうなのですが、

「昼間は演奏活動や学生の指導で忙しいから、

 自分の練習は、毎日だいたい夜中の12時から明け方の4時までやっている。

 睡眠時間は4時間くらいかな。」

あー、Y先生、そんな生活、大丈夫なのでしょうか・・・

第一線でご活躍中の先生というのは、そういうものなのでしょうか。

だからこそ、レッスンには、生半可な気持ちで出てはいけないと思うのです。

しっかりと練習したものを持っていかなければ。

「やばい、やばい! 間に合わない!」

と、レッスン前は毎度の如く言っている娘ですが、

先生のそうした努力に報いるためにももっともっと頑張らなくてはね。

門下の学生に対して、公平且つ熱心に指導してくださる先生に師事している娘は、

とても幸せだと思います。


娘が初めて両先生に師事した当時、

両先生共に、客員教授でいらしたのですが、

昨年度、K先生が教授になられ、今年度、Y先生も教授になられました。



「Salon de Huit」@六本木ヒルズ










月曜日の久々の再会。

話は尽きず、場所を変えてまたおしゃべり。



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フランス駐在時代のママ友と

2014-05-28 | 日記

月曜日は、お久しぶりの面々と再会しました。

フランス駐在時代初期に、仲良くしていたママ友です。

企業によって違いますが、

駐在員の任期は約3年というのが大勢を占める中、

我が家はフランスに6年半いたので、

幾人もの友達を見送り、また幾人もの友達を迎え、

それを幾度となく繰り返してきました。

月曜日に会ったメンバーは、渡仏して最初に巡り会った方々。

上の娘が小学2年生の時のママ友、Hさん、Yさん、Oさんです。

Hさんとは、上海から帰国後、何度となく会っていましたが、

Yさん、Oさんとは8年ぶりくらいでしょうか。

六本木の「Rrasserie Le DUC」で会いました。

顔を合わせた途端、8年前にタイムトリップです。

当時に比べて確実に年を取っている4人ですが、

なんだかちっとも変わってない・・・気がする。

8年ぶりとは到底思えず、

つい先日会ったばかりのような空気感。

あの頃は、週に2回は子供達を遊ばせるために、

誰かしらの家に集まっていたな。

母達も、妹や弟もみんな一緒、大人数で集まって、

子供達に宿題をさせて、おやつを食べさせて、遊ばせて。

母達はひたすらおしゃべり。

楽しくも、海外に暮らす母や子供達にとっては必要不可欠な

大切な時間でした。

あの頃の子供達がもう18才。

HさんちのSちゃんは、リセに通っています。

今は、バカロレア(大学に入学するための資格)取得のために猛勉強中。

もちろんすべてフランス語ですよ!

YさんちのYちゃんは、国立H大の商学部、

OさんちのMちゃんは、私立C大の法学部、

それぞれ名門中の名門に合格。

3人とも、将来は海外で活躍したい!という夢を持って、

頑張っています。

大学入学がゴールになりがちな日本において、

志望大学入学がスタートである彼女達。

素晴らしいです!

彼女達を始め、日本人学校出身の生徒達はなんて優秀な子達ぞろいなのかしら。

娘の周りの友達は、パリ日本人学校、上海日本人学校共に、

揃いも揃って一流大学の学生となりました。

将来が本当に楽しみです。


ランチは、4人とも、本日の肉プレートセットを。















これにドリンクも付きます。



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懐かしいお顔

2014-05-25 | 日記

最近、テレビでよく拝見する懐かしいお顔。

集団的自衛権をテーマにした討論番組では、

必ずと言ってよいほど出演されています。





国際大学学長であり、安倍首相のブレーンをされている、

北岡伸一先生。





私の大学時代のゼミの先生でした。

なんてことを言うと、非常におこがましいのですが、

ゼミでお世話になったのは事実。

でも、それも1年間だけで、

次の年には、もう少し楽と言われていた他のゼミに移ってしまった

根性なしの学生でした。

当時、先生は、

「僕はリベラリストだから。」

とおっしゃっていましたが、今はどうなのでしょう。

ジェントルマンな立ち居振る舞いで、

今と同様、淀みなく、流れるように、淡々と講義される先生でした。

私は本当にダメダメな学生でしたが、

たった一度だけ、ゼミで取り上げてくださったレポートがありました。

何をどう評価されたのか最早何一つ覚えていないのですが、

確か、ベネディクトの「菊と刀」の中に出てくる日本人の恥の文化について、

何か適当なことを書いたものだと思います。

ゼミの他に、日本政治史と国際政治学(だっけ?)の授業を履修しました。

北岡先生の日本政治史は、法学部だったら絶対に取っておかなければいけない

と言われる必修中の必修科目だったのを覚えています。

でも、その内容について、私の中に何も残っていません・・・

あー、本当に残念すぎる私。

先生が、国連の全権特命大使などをされていたのも存じていましたが、

すでに2年前に東大の教授を辞されていたのですねー

あ、念のために言っておきますが、

まあ、わざわざ言わずともおわかりでしょうが、

私は東大出の才女ではないですよw

北岡先生はその昔、母校の東大に戻られる以前に、

某R大学の教授をされていたのです。

私はその時の学生です。

大学では、様々な先生の講義を受けましたが、

北岡先生ほど、強く印象に残っている先生は他にいません。

当時から、紙一重の天才と言われていました。

確か、最速で教授になられたと記憶しています。

夏のゼミ合宿で、かなりの腕前のテニスをされていたのも良く覚えています。

懐かしいお顔をテレビで拝見し、

ふと昔を思い出してしまいました。





集団的自衛権、非常に難しい問題で、

国民全員が納得する結果になることは絶対にないと思いますが、

日本の周辺諸国との関わりが少し前とは違ってきているのは確か。

変化に柔軟に対応することも時には必要なのかな・・・




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息苦しさ 4

2014-05-23 | 日記

またまた、かなり間が空いてしまいましたが、

自分記録として残します。


息苦しさの原因が「逆流性胃腸炎」という仮定の下、

「まずは胃酸を抑える薬で様子を見てみましょう。」

ということで処方された薬が、バリエット錠20mg。

何でもかんでもネットで調べてしまう癖のある私、

この薬ももちろん調べてみましたが、通常10mgらしい。

なぜに20mg??と少しばかり疑問に思いましたが、

おとなしく10日間服用しました。

始めの3日間は効きませんでした。

むしろ、どこか微妙に調子が悪い。

が、4日目から俄然効き始めました。

午後になっても、夜になっても、調子が良い。

10日分服用し終わって、再度診察を受けるまでの数日間も、

一度も息苦しくなることがなかった。

そのことを、再診のときにお話しすると、

先生、若干驚き気味。

あれ?普通そんなに簡単に効かないもの?

「効きましたか! あー、それは良かった。

 まあ、GWも入りましたし、ゆっくりされて少し気が楽になったんだと思いますよ。

 いつも忙しく働いていらっしゃるから。」

ん?

「いえいえ、私、専業主婦です。」

「え?! あ、そうでしたか。 てっきりバリバリ働いてらっしゃるかと・・・

 いずれにしろ、ストレスから来てると思いますよ。」

「でも、私、特にストレスを感じてないんですけど。」

「しっかり者に限って、そう言うんです。」

んん? 

私、しっかり者じゃないですが。

「しっかりしている人や精神が強い人は、心が萎えないから、

 気付かないうちにこうして体の方に出るんです。

 精神的に強くない人は、いつも弱音を吐いているからいいんですよ。」

うーん。

前も似たようなこと言われたなあ。

シンガポール駐在時代、

自分の頭に10円ハゲを発見して、診察してもらった時。

ストレス感じてないって言ったら、

「ストレス以外で10円ハゲはできませんよ。」

って、断言されたっけ。

なんかねー

本人が感じてないって言ってるのに、ストレスだって言われてもね。

まあ、そんなわけで、逆流性胃腸炎の疑いが強まったわけですが、 

先生は、

「私はこれでもう、しばらく様子を見る感じでいいと思いますよ。」

とおっしゃいます。

いまひとつ解せない感じの私を見て、

「確かに胃カメラを飲んだら、一発でわかりますが、

 そこまでやらなくてもいいと思いますね。

 やったことありますか? あれは相当辛いですよ。」

あるんですよ、私。

8年ほど前だったかしら?

バリウムで引っ掛かって、胃カメラ行き。

いや、もう、辛いなんてもんじゃなかったですね。

異物の進入を体が全力で拒否するんです。

結局、異常なしだったし、

あれはもう2度とやるもんかって決意したものです。

でも、もう、今はだいぶ改良されて、楽に進入するようになったんじゃないかしら?

「あれは、年をとると楽になるんです。 

 喉の筋肉が衰えますから。

 まだ、お若いので、苦しいと思いますよ。」

決して若くない私ですが、おばあさんではないのでまだ苦しいらしい。

あの苦しさは耐えがたい。

「あれは、先生との相性なんですよ。

 胃カメラの名手と言われている先生だと、どんな患者さんとも合わせられるんです。

 管を入れていくタイミングとか、スピードとか、

 患者さんと呼吸を合わせて入れていく感じなんですね。

 それが絶妙に上手い先生だと苦しくない。」

なるほど。

しかし、私に胃カメラを全く勧めないところを見ると、

この病院の先生はあまり上手ではないってことなのかしら。

「じゃあ、こうしましょう。

 もう一度、バリエット錠を10日分出します。 

 その後しばらく様子を見て、また再発したら胃カメラを飲みましょう。」

ということになりました。



いつぞやの中華ランチ@老虎東一居










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発表会が終わったのも束の間

2014-05-21 | 上の娘ごと

先日のK先生のレッスン。

発表会を2日後に控え、発表会で弾く曲のことだけで頭がいっぱいの娘に、

どこ吹く風といった様子で、淡々と次の課題を指示するK先生。

まず一つ目。

ヴィエニアフスキ 「スケルツォ・タランテラ」。

お約束の超絶技巧曲。

二つ目。

「モーツァルトのコンチェルトは全部やったっけ?」

「3番だけやりました。」

「モーツァルトは、3番、4番、5番は必ずやらないといけないから・・・

 じゃ、5番をやりなさい。」

そして、3つ目。

「今、エチュードは何やってたっけ?」

「パガニーニの20番です。」

「ああ、そうだったね。 20番もいいけど・・・

 うん、10番にしよう。 10番をやってきなさい。」


さて、これら3つの課題のうち、娘が最も衝撃を受けたのはどれでしょう。


一つ目は、超絶技巧曲ではありますが、

練習次第でなんとかなりそうです。

おそらく、人前で弾くこともないでしょうし。

時間も5分程度。

発表会で弾いた「カルメン幻想曲」は約15分ですから、

質的にも量的にも少し楽かと。

そうそう、先日の発表会では、K先生のスケジュールの都合で、

1人あたりの持ち時間は12分以内と決められていて、

12分を超えたら罰金!とまで言われていたそうです。

夫が撮った録画を見たところ、娘は舞台に出てきてからはけるまで、

15分45秒かかっていました。

あらら、これはまさか罰金?!

でもまあ、この曲が12分で終わらないことは先生もご存知なわけですから、

たぶん大丈夫でしょう。


2つ目。

モーツァルトのコンチェルトは、技巧的に難しいことはないのですが、

非常に音楽性を問われる曲。

これはもう、避けては通れない曲で、

付属高校2年の後期の実技試験でも、音大1年後期の実技試験でも、

必ず課題曲となっています。

同じK先生門下で、娘と仲良しのEちゃんが通っている音大でも、

全く同様です。

譜読みはすぐに終わっても、音楽性を出すのに苦労しそうです。

しかも、K先生の「やってきなさい。」は、

コンチェルトの場合、3楽章まですべてなのです。


3つ目。

娘が最も衝撃を受けたのは、これです。

前期の実技試験が、7月半ばに迫っています。

1年生の課題は、スケールとエチュード。

曲はなし。

娘の中では、

「カールフレッシュのスケール D-dur」、

「パガニーニのカプリス 20番」、

で決まっていたのです。

周りも、すでに試験の課題に取り組んでいて、

もうそれしかやらせないという先生までいらっしゃるほど。

K先生は試験と全く関係のない課題をわんさか出し、

エチュードまで変更。

Oh! My God! 状態です。

K先生は、試験の点数にあまりこだわる方ではないようです。

先生によっては、生徒に点数を少しでも高く取らせるため、

曲の選択にこだわったりもされるようですが、

K先生は目先のことよりも、もっと先を見据えていらっしゃる感じです。

それも確かに大切だとは思うのですが、

本人にとっては、試験の点数はとてもとても重要です。

オーケストラのプルトの順番にも大いに関わりますし。

ここに来て、いきなりの変更。

その変更も、お考えあってのことであるというのは良く理解できるのです。

娘のカルメン幻想曲の仕上がりを見た上で、浮かび上がった課題。

その苦手克服のために選ばれた「10番」。

これまでの実技試験の曲選びを見てきても、

K先生は、得意なものを弾かせて良い点を取らせる、

ということは決してしない先生です。

むしろ、実力以上、あるいは苦手な技巧の入った曲をやらせて、

上を目指させる。

娘は、これから7月の実技試験までに、

苦手を克服した上で、

試験でも良い点数を取れるところまで持っていかなければなりません。

「スケルツォ・タランテラ」や「モーツァルトのコンチェルト5番」と共に。

それと、これも重要なのですが、

エチュードが変わると連動してスケールも変わります。

10番は、G-mollなので、スケールもG-mollとなります。

娘は、実は、mollも苦手なのです・・・

頑張れ!上の娘!



ある日のうちごはん。













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