少し前になりますけど、
下の娘のピアノの先生からお電話を頂きました。
お歳暮のお礼のお電話なのですが、
ほとんどの先生が生徒に直接お礼をおっしゃるか、メールで済まされる中、
丁寧な対応をしてくださるE先生です。
お中元の時もお電話をくださいました。
たくさん生徒さんをお持ちでお忙しい身でいらっしゃるのに。
お礼だけでなく、娘のレッスンでの様子もお話してくださいます。
「○○○ちゃんの意識が変わり、ようやくやる気が出て来ました。」
と先生はおっしゃってくださいましたが、
やる気のある子ばかりが集まっている音大付属高校において、
やる気の感じられなかった娘というのはそもそもどうなのか
って話ですね。
「とにかく音がいいですし、センスがあります。」
ともおっしゃいます。
私はよくわからないので、正直に聞いてみました。
「同じピアノを弾いていても、人によって出す音というのは違うものなのですか?」
「全然違います。 一人一人みんな違います。」
やっぱりそうなんだ。
私には聴き分けられないけど、やっぱり違うんだなー
E先生は、娘の音を褒めてくださり、先月末の発表会での演奏についても、
「お聴きになったでしょう? 本番であれだけの表現ができるんですよ。」
と。
うーん、確かにあの日はいつになく素晴らしい出来だった・・・あの最終章までは。
しかし! あの最後の最後の締めくくり。
あれはひどすぎた。
そのことを言うと、
「あれは確かにびっくりしましたねー」
と苦笑いされつつも、
「ああいう間違え方をすることもあるんだと、私も勉強になりました。」
と真面目なトーンでおっしゃいました。
なんと! E先生が勉強になっただなんてー
つまり、これまでそんなひどい間違いをする門下生はいなかったということなんだろうな。
さすが、我が娘だわ
また、
「先日のレッスンで、初めてスカルラッティのソナタを持ってきたんですが、
本人は無意識なんだと思うんですけど、すでに彼女の音楽が流れていました。」
とも。
ようやく譜読みが終わった段階で、何も作られていない状態だったはず。
それでも、先生には何かが見えたのでしょうか。
これから、再来年2月の転科試験を目指して指導してくださるのだそうです。
今後のプランについてお話してくださいました。
お任せするしかなさそうです。
通常、夏休みにレッスンはありませんが、
来年の夏休みは特別にレッスンをしてくださるのだそうです。
E先生本気モードのようです。
大丈夫だろうか。
本当に大丈夫なのか?
娘は付いていけるのだろうか。
辛い思いはあまりさせたくない。
心配。
厳しい世界は、やだ。
いまさらかもしれないけど。
親として、自分の子供が苦しむ姿は見たくない。
辛かったらやめてもいいんだよ・・・と言いたい。
実際言ったけど。
でも、頑張るって。
頑張るんだって。
そっか、頑張るんだ。
なら応援するけど、
でも、もう無理だって思ったら、やめてもいいからね。
とりあえず、年明けのレッスンまでに、
スカルラッティのソナタ、ショパンのエチュード、バッハのインベンションの3曲を
完璧に暗譜してくること・・・だそうです。
先日、鑑賞してきました。
久しぶりに本物の絵画を間近に見て、目の保養になりました
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