クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

2013年暮れのご挨拶

2013-12-31 | 日記

いつも「クラシックな音楽的生活」をご覧いただき、ありがとうございます。

2013年も、もうすぐ終わり。

この1年は私にとって、変化の年でした。

下の娘の高校受験もありましたが、

なんといっても、10年に渡る海外生活にピリオドを打ち、

日本に戻ってきたことです。

夏休みなどに一時帰国はしていましたが、

旅行気分で帰って来るのと、住民票を取り実際に住むのとでは全く違います。

正直、10年ぶりに日本で生活することはかなり不安でしたし、

なかなかに勇気のいることでした。

でもやっぱり私も日本人でした!w

住んでしまえば、やはり日本は生活しやすい国です。

なんといっても日本語が通じるしね。

来年はさらに「変化の年」にできたらいいなと思っています。

いろいろ頑張らなきゃいけないな、と思っています。

来年も、「クラシックな音楽的生活」をどうぞよろしくお願い致します。

それでは、皆さま、良いお年を!






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E先生からの電話

2013-12-29 | 下の娘ごと

少し前になりますけど、

下の娘のピアノの先生からお電話を頂きました。

お歳暮のお礼のお電話なのですが、

ほとんどの先生が生徒に直接お礼をおっしゃるか、メールで済まされる中、

丁寧な対応をしてくださるE先生です。

お中元の時もお電話をくださいました。

たくさん生徒さんをお持ちでお忙しい身でいらっしゃるのに。

お礼だけでなく、娘のレッスンでの様子もお話してくださいます。

「○○○ちゃんの意識が変わり、ようやくやる気が出て来ました。」

と先生はおっしゃってくださいましたが、

やる気のある子ばかりが集まっている音大付属高校において、

やる気の感じられなかった娘というのはそもそもどうなのかって話ですね。

「とにかく音がいいですし、センスがあります。」

ともおっしゃいます。

私はよくわからないので、正直に聞いてみました。

「同じピアノを弾いていても、人によって出す音というのは違うものなのですか?」

「全然違います。 一人一人みんな違います。」

やっぱりそうなんだ。

私には聴き分けられないけど、やっぱり違うんだなー

E先生は、娘の音を褒めてくださり、先月末の発表会での演奏についても、

「お聴きになったでしょう? 本番であれだけの表現ができるんですよ。」

と。

うーん、確かにあの日はいつになく素晴らしい出来だった・・・あの最終章までは。

しかし! あの最後の最後の締めくくり。

あれはひどすぎた。

そのことを言うと、

「あれは確かにびっくりしましたねー」

と苦笑いされつつも、

「ああいう間違え方をすることもあるんだと、私も勉強になりました。」

と真面目なトーンでおっしゃいました。

なんと! E先生が勉強になっただなんてー

つまり、これまでそんなひどい間違いをする門下生はいなかったということなんだろうな。

さすが、我が娘だわ

また、

「先日のレッスンで、初めてスカルラッティのソナタを持ってきたんですが、

 
 本人は無意識なんだと思うんですけど、すでに彼女の音楽が流れていました。」

とも。

ようやく譜読みが終わった段階で、何も作られていない状態だったはず。

それでも、先生には何かが見えたのでしょうか。

これから、再来年2月の転科試験を目指して指導してくださるのだそうです。

今後のプランについてお話してくださいました。

お任せするしかなさそうです。

通常、夏休みにレッスンはありませんが、

来年の夏休みは特別にレッスンをしてくださるのだそうです。

E先生本気モードのようです。

大丈夫だろうか。

本当に大丈夫なのか?

娘は付いていけるのだろうか。

辛い思いはあまりさせたくない。

心配。

厳しい世界は、やだ。

いまさらかもしれないけど。

親として、自分の子供が苦しむ姿は見たくない。

辛かったらやめてもいいんだよ・・・と言いたい。

実際言ったけど。

でも、頑張るって。

頑張るんだって。

そっか、頑張るんだ。

なら応援するけど、

でも、もう無理だって思ったら、やめてもいいからね。


とりあえず、年明けのレッスンまでに、

スカルラッティのソナタ、ショパンのエチュード、バッハのインベンションの3曲を

完璧に暗譜してくること・・・だそうです。



先日、鑑賞してきました。



久しぶりに本物の絵画を間近に見て、目の保養になりました



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クリスマス

2013-12-26 | 日記

上の娘が、友達との会話の中で、

「お正月ってあんまりピンと来ない。

 クリスマスの方が断然イベントって感じだよね。」

って言ったところ、

「時々思うけど、○○○ってやっぱり帰国子女だよね。

 ちょっと違う~  普通はお正月の方が重要だよ。」


ほー、そーかー、そんな会話が交わされたか。

娘が言うには、「日本の年末とかお正月とかがよくわからない」のだそう。

「イメージがわかない」のだそうです。

そうだったか。

気付かなかったな。

シンガポールで生まれ、4才までシンガポール在住、

4才から7才まで日本在住、7才から14才までパリ在住、

14才から16才まで上海在住。

高校2年生になると同時に、1人先に日本に本帰国するも、

年末年始は再び家族のいる上海に戻って来た。

したがって、今年、7才以来11年ぶりに日本で年末年始を迎えるということになります。

幼い頃経験したはずの3回の日本のお正月は、記憶にないらしい。

キリスト教の国フランスは、当然のことながらクリスマスが中心で、

クリスマス気分を長く引きずったまま、盛り上がることなくさらり年が明ける。

上海は旧暦ですからね、お正月は1ヶ月以上後の旧正月、

しかも日本の年末年始とは似ても似つかぬむしろ真逆の雰囲気。

うーん、娘たちが日本の年末年始を知らないというのは、当然のことだった。

いくら私が毎年口で説明しても、実感としてないからわからないんだな。

年末のせわしなさやお正月ののんびり気分を肌で感じていないからわからないんだな。

そーかー、なんかびっくりした。



クリスマスイブ、上の娘はお出かけ、夫は仕事。

なので、下の娘と2人で寂しく過ごしました。

25日は、娘たちがクリスマスケーキを作りました。









3人でよるごはん。





クリスマスプレゼントは、イブの夜中にツリーの下に置きます。



毎年恒例。

いつまで続くのかしら。




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在校生代表演奏

2013-12-23 | 上の娘ごと

上の娘ですが、

先週金曜日に「アンサンブル演奏会」を無事に終え、

これでようやく今年の本番すべて終了!

と思いきや、まだ大切な本番が残っていました。

娘たちが通う音大付属高校では、今日から5日間、

来年以降受験を考えている中学生を対象に「冬期講習会」が行われます。

受験に必須の講習会で、かつてうちの娘たちも受講しました。

初日に親子同伴の受験説明会があります。

そのプログラムの中に「在校生代表による演奏」というものがあるのです。

今年は、「フルート独奏」と「ピアノ五重奏」が選ばれました。

後者はもちろん、先日のアンサンブル演奏会にも選抜され、

娘もメンバーの1人である例の五重奏団です。

この学校に入学したいと願う受講者たちとその親御さんたちの前で

演奏を披露します。

これはかなり責任重大

実際、下の娘が去年参加した冬期講習会(あれからもう1年経つのか)で、

私も在校生代表の演奏を聴いた訳ですが、

ほー、学校を代表する優秀な生徒さんの演奏かぁー、

さぞかし上手なんだろうなぁー、

なんて思ったものです。

きっと、その場にいた誰もがそう思ったはず。

今年の受験生&その親御さんだって、やっぱり同じように思うはず。

そ、そんな重要場面に、うちの娘がちゃっかり出演しちゃっていいのかしら?!

な、なんか恐縮してしまうわ、親である私の方が。

でも、選ばれたからには恥ずかしくない演奏をしてほしい。

実のところ、

5人組は先日のアンサンブル演奏会ですでにやりきった感に浸ってしまい、

5人とも緊張の糸はぷっつり切れてしまっていました。

そのため、今日の本番前のリハーサルで、その緩んだ状態がそのまま演奏に露呈。

録音を聴いてみて、これはやばいと5人全員が我に返ったそうです。

気を引き締め直して、残り時間40分ほど必死で合わせ練習をしたそうです。

結果、また良い演奏を披露することができたとのこと。

良かったわー

娘たちの演奏を聴いた受験生やその親御さんたちが、

大したことないねー、がっかりだねー

などと思って受験をやめちゃったりしたら、たーいへん

なんとか責任を果たせたようで、一安心。

さ、これでようやく本当に今年のイベントはすべて終わりました。

これからは、卒業試験(実技)に向かって本腰を入れることになります。



ちょっと、これも記録として残しておきます。

11月末に受けた健康診断ですが(私のね!)、

今年もほぼすべて「異常なし」という結果でした。

良かったー

封を切るとき、結構ドキドキでした。

年も年だし、そろそろ何かあるんじゃないかと。

まあ、所見のところに

「貧血系検査で軽度の異常がありますが、特に心配ありません。」

という文言はあるのですが、これ毎年のことだし、

昔からふらっとする自覚がいつもあるので体質的なものだと思うし、

ま、今までどおり放っておきます。

特に心配ないとのことですしね。



六本木ヒルズ、毛利庭園。




ヒルズ内のクリスマスマルシェ。



すごい人出。



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アンサンブル演奏会

2013-12-21 | 上の娘ごと

娘たち、今日は終業式でした。

明日から冬休みに入ります。

ここ数ヶ月、怒涛の忙しさだった上の娘もゆっくりできそうです。

宿題はたっぷり出ているそうですが・・・

卒業試験(実技)の練習を本格化しなければなりませんが・・・


昨日20日は、「アンサンブル演奏会」が行われました。

吹奏楽や合唱もプログラムにありますが、

オーディションで選抜された5つのアンサンブルグループが

それぞれさらに練習を重ね、作り上げてきた曲を発表する晴れ舞台。

大学の一番大きなホールで、女子はドレス姿で出演することができます。

化粧も巻き髪もOKです。

うちの娘も、キャリーバッグに、ドレス、パニエ、ヒールのある靴、

巻き髪用アイロン、化粧道具等を詰め込み、

ヴァイオリンを背負って、傘を差して出かけました。

昨日は大荒れの天気でしたからねー

ちょっと心配でしたが、無事到着して、最終の合わせ練習、

そしてこの日ばかりはそれがメインなの?って聞かれてもしかたがないくらい

控え室にこもって念入りにドレスアップ。

オシャレに余念がありません。

巻き髪も上手な友達にかわいらしくまとめてもらったそうです。

本番。

娘たちの出番は、最後から2番目。

曲は、シューマンのピアノ五重奏です。

チェロ以外は、全員女子です。

ピアノの子がラベンダー、1stヴァイオリンの子がアイボリー、

ヴィオラの子がイエロー、娘がピンク、

パステル系の優しい色合いのふんわりしたロングドレスが並びます。

とても華やかでぱぁーっとお花が咲いたようでした。

肝心の演奏の方も、先週の弦室内楽後期修了発表会のときに比べて、

さらに進化しているようでした。

素晴らしい演奏でした。

この舞台に娘が立てたこと、私も母としてとても嬉しく思います。

寝不足でふらふらしている娘を見ても、どうにもしてあげられませんでしたし。

努力が報われて本当に良かった。

何より、娘本人がこの舞台に立てたことをとても喜んでいました。

本番も気持ちよく弾けたそうです。

演奏終了後は、ホールの外に友達や親たちが集まり、

出演者を取り囲んでお話をしたり、写真を撮ったり。

出演者達はこの日ばかりは主役。

みんな一様に輝いていました。






下の娘も合唱で出演しました。

姉妹でほぼ同じヘアスタイル。



だいぶ巻きが取れてしまっていますが・・・



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