クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

その後の読書

2021-08-29 | 日記

角田光代の「紙の月」、読み終わりました。

直木賞を始め数々の文学賞を受賞されていて、

ずっと気になっていた作家さんだったにもかか

わらず、これまで一度も手に取ったことがな

かったというのが自分的にはちょっと意外。

手に取ったことがないというのは少し違って、

むしろ気になって本屋さんで何冊か手を伸ばし

たことがあるのですが、題名の印象に惹かれて

手にしたがことごとく短編小説で、長編好

きな私とは読む気持ちにまで至らなかった

というのが正直なところ。

「紙の月」は長編だったし、数年前に映化さ

れ話題になっていたことを思い出し、よし!こ

れにしよう!と、ようやく読むことを決めたの

でした。

しかしながら、半分ほど読んだところで、ギブ

アップしそうに。

というのも、私が主人公にあまりにも寄り添え

ない…

まあ、寄り添う必要はないのでしょうが、彼女

の思考や行動をどうにも理解できず、ひたすら

ムカついてしまうという😩

それでも、角田さんの文章は流れるようにきれ

いで読みやすいですし、構成もわかりやすいで

すし、すべての場面が完全に映像となって再現

できる程、細部にわたって緻密です。

なので、ここでやめてはもったいない!と、な

んとかその先も読み続けました。

にもかかわらず、主人公のこれまでの人生に関

わる登場人物にさえ、誰1人寄り添える人がいな

いという衝撃。

ちょっとでも日を空けると途端に読まなくなり

そうだったので、優先して読むようにし、翌日

には読み終わりました。

結果とても面白かったです。それは本当。

やっぱり細部に渡って書き込み方が凄いです。

最後までしっかり読んで良かったと思う。



米粉の黒胡麻きなこマフィン。










食事会

2021-08-28 | 日記

夫の誕生日祝いに、昨日はお気に入りのお店で

家族で食事をしました。

石神井公園駅近くの「クラクラ」さん。

仕事終わりの18時半に現地集合。

20時閉店なので、ちょっと駆け足気味となりま

た😂

乾杯はノンアルコールビールで。

こちらのお店では、化学肥料や化学合成農薬、

草剤を使わずに育てた葡萄を天然酵母で自

酵させた体に優しいワインを提供しているの

すが、今はこういう時期なので残念ながらお

休みです。


ミョウガとルッコラの生ハム巻き。




蒸しキノコとパルミジャーノのサラダ。




ジャガイモと海老とチーズの春巻き。




ケフタ(モロッコのタジン風ミートボール煮込み)。




特製ソースのスペアリブ。




屋台風焼きそば パクチーとネギ乗せ。



↑をかき混ぜると↓になります。



辛味噌と薬味がアクセントのシンプルな油そ

ば。

4人なので全体的に2皿ずつオーダーしました。

どれも安定の美味しさ😊

最後はサプライズでバースデープレートを。



クッキーの下は、イチジクのタルト。

ハンドドリップのオーガニックコーヒーで締め

ました。












お気に入りのパン

2021-08-25 | 日記

練馬区大泉学園にあるBoulangerie bèe」と

いうパン屋さんのバゲットが、パリに住んでい

た頃、自宅近くにあってお気に入りだったお店

ゲットとよく似たトラディショナルタイプ

で、とても美味しいです。

用があって近くまで出掛けたので、久しぶりに

寄ってみました。

移転したという噂を聞いていたので、検索して

行ってみたところ、大泉街道を隔てた本当にす

ぐご近所への転でした。

真新しい洋館のような外観で、これまでなかっ

たイートインスペースもあり、ランチの提供も

あるようです。

前のお店の雰囲気も私は好きだったのですが、

手狭だったのでしょうね。

お皿やカトラリーなどのグッズ販売もしてい

て、素敵な店内です。

バゲットと一緒にリエット(これも美味しいの

です😊)もほしかったのですが、残念ながら売

り切れということで、バゲットを2本だけ購入し

ました。

この日の夜ごはんは、バゲットをメインに、鶏

もも肉と夏野菜のトマト煮込み、枝豆、カマン

ベールチーズ、発酵バター、ノンアルビール、

幸水梨。

引きが強くて、皮も厚めで、しっかり噛み締め

るように味わっていると顎が疲れるのですが、

本当に美味しい。

写真は特に撮りませんでしたが、カマンベール

のとろけ具合がちょうど良かったので、この1枚

だけ。









その後の読書

2021-08-21 | 日記

その後の読書。

辻村深月「スロウハイツの神様」読み終わりま

した。

こちらの本も、我が家の本棚にある積読の中か

ら選びました。

と言うより、次は何を読もうかと迷っていた時

に、上の娘がやたらとこの本を強く推して来た

ので、ならばと手に取りました。

辻村深月作品は初めてです。

どういう系?と聞くと、わからない、読んでな

いから、と言うので、じゃあなんで薦めるの?

と聞くと、評判いいみたいだから、という答

え。

さらに、ママに先に読んでみてほしいから、と

いうどこか無責任な答え。

ふーん、じゃ、とりあえず読んでみるか、と読

み始めました。

どういうお話を書く作家さんなのか、予備知識

のないまま、調べることもせず、読み始めまし

た。

上巻では、登場人物を短編小説的に次々紹介し

ています。

入り口はなかなか衝撃的だったもかかわらず、

その後は割と常にフラットで、でもちょいちょ

い、ん?これは何か意味がありそうだ…と思わ

せる出来事だったり、ワードだったりが出てき

ます。

これらはしっかりと記憶しておいた方が良いで

す。

下巻は、この伏線回収の嵐なのですよ。

上巻があまりに淡々としていて、それでもそれ

なりに面白くはあるのですが、作者の意図をな

かなか汲み取ることができないため、さらに分

厚い下巻まんな調子だとちょっときつい

なぁと思い始た上巻の最後、お!ようやく来

た!?という感じで物語は動き出します。

下巻、最後は泣きます。

あぁ、あれもこれもここに繋がるのか😭

そういうことだったかぁ😌

素晴らしい伏線回収です。

登場人物は全員魅力的だし、才能ある人たちば

かりだし、とにかく美しいお話。

お薦めです。

今は、角田光代の「紙の月」を読んでいます。



リビングの植物たちは相変わらず元気です😊




購入時、20㎝あるかないかくらいだった名無し

のこの子↓がとんでもなく大きくなってしまっ

たので、遅ればせながら植え替えました。




プミラ1号も伸び放題。




プミラ2号も床を這い、折り畳んでも厳しくなっ

てきたので、ついに上に向けて這わせること

しました。









また黒い生物に遭遇

2021-08-18 | 日記

8月12日だったかな、小雨が降る中、いつもの

神社にお参りに行ってきました。

鳥居をくぐる時は、毎回若干の緊張を覚えま

す。

くぐった途端に周囲の空気が変わる気がするか

ら。

この日は台風の影響で、雨はさほど降っていな

かったものの、風が強く、神社の木々もわさわ

さと音を立てて揺れていました。

いつも通り感謝の気持ちをお伝えしましたが、

その時一段と風が強くなり、ゴーゴーと大きな

唸り音が湧き上がったので、ちょっと集中を欠

いてしまいました😞

今回はいつかのようにおみくじを引かないと!

という気持ちにはならなかったので、その場所

は素通りし、いつもならそのまま帰るところな

のですが、ふと本殿の裏側に行こうという気持

ちになりました。

本殿の右側にある小道を入っていくと、小さな

神社があって、そこでも手を合わせました。

本殿の真裏を歩いていると、突然前方から何か

ひらひらと黒いものが飛んできました。

また黒アゲハ蝶?!

私にぶつかりそうになって、すっと方向を変

え、すぐ横の生垣に止まりました。

何だろうと見てみると、これまで一度もお目に

かかったことのない珍しい生き物でした。

トンボ?

姿形からすると、おそらくトンボ。

でもとても大きい。

羽は真っ黒。

お腹はビロードのように艶やかな美しいエメラ

ルドブルー。

わかりにくいかもしれませんが、こちらの写真

↓の真ん中辺りです。








後で調べてみたら、「羽黒トンボ」というらし

いです。

お盆の頃に見られ、神様トンボとも言われてい

るそうで、実際、私は神々しさを感じました。

これは触ったり追いかけたりしてはいけない種

類のものだなと感じました。

動かずにいてくれたのでしばらく眺めていまし

た。

このトンボと神社の境内で巡り合うのは、特に

縁起が良いらしいので、会えて嬉しかったで

す😊