シンガポール駐在時代、夫は当時シンガポール唯
一だったアマチュアオーケストラに所属していま
した。
そのオケには、夫以外にも日本人駐在員が多く所
属していました。
シンガポーリアンの指揮者は現在も変わっておら
ず、その指揮者と一部の現メンバーが来日し、日
本で公演を行うことになりました。
すでに日本に帰国している歴代メンバーが来日に
合わせて再結成、練習を重ねてきました。
もちろん夫も。
そして、本日、新旧メンバーが一同に会し、本番
となりました。
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杉並公会堂 大ホールにて。
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曲目は、
ワーグナー : 歌劇「リエンツィ」序曲
ヤン・イン・ウィン : 交響曲第一番より
サンサーンス : チェロ協奏曲 第一番 イ短調
ドボルザーク : 交響曲第九番 「新世界より」
大ホールの席がほとんど埋まっていたことに、失
礼ながら驚きました。
なかなかの集客力です。
夫は前半2ndヴァイオリンのトップを、後半コン
サートマスターを務めさせていただきました。
指揮者の娘さんであるチェリストの演奏は、潔良
さと確固たるものを感じさせる素晴らしい演奏で
した。
異国の地で出会い、20年という月日が流れても、
こんなふうにまた繋がって、再び一緒に演奏でき
る機会に恵まれるというのはとてもとても素敵な
ことですね。
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