クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

東京カテドラル聖マリア大聖堂

2021-11-04 | 日記

ふと思い立って、東京カテドラル聖マリア大聖

堂に行って来ました。

江戸川橋駅から徒歩15分程、椿山荘のお向かい

にあります。

何かの折に書いたかなと思いますが、我が家は

無宗教、また両方の実家も無宗教です。

ただ私は、中学高校の6年間をキリスト教系の学

校で学び、規則として毎日礼拝に参列し、聖書

を読み、聖歌を歌い、説教を聞き、パイプオル

ガンの音色を聴いて過ごしたことで、知らず知

らずのうちに心の奥底に染み込んだ、信仰とは

また別の、大切なの、宝物のようなもの、そ

んなふうな存在としてに私の中にあるように

思います。


東京カテドラル聖マリア大聖堂は、丹下健三氏

の設計により昭和39年に建立。

外装はステンレス張り、一般的な教会のイメー

ジとはかけ離れた現代的でスタイリッシュな外

観。

訪ねた日も、太陽光を受け、光り輝いていまし

た。

雲が多く写っていますが、青空が広がる晴天。




鐘塔。



聖堂内部は撮影禁止なので写真はありません。

内部の壁はほぼ全て、艶やかなコンクリート打

ち放しとなっており、余計な装飾を削ぎ落とし

た静謐な雰囲気が漂っていました。

祭壇の奥は、光を取り込むための高さ16mの細

長い窓となっているのですが、ステンドグラス

ではなく薄くスライスした大理石を嵌め込んで

あるそうで、それがなんとも優しく柔らかい神

秘的な光を作り出していました。

しばらくその光を眺めながら座っていました。

とても好きな空気感で、光の移ろいを感じなが

ら、何もせずに半日くらい座っていたいなぁと

思いました。








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