自分が好きでやることも、好き嫌いや向き不向きに関わりなくやるべきことについても、ともに具体性を突き詰めていきたい。
当たり前と言えばそうだが、これがなかなか難しい。
やるべきことが増えすぎれば、やりたいことはしわ寄せを食い、具体を突き詰める時間も減る。
「やりたいこと=やるべきこと」という幸運な人もいるが、そうでない人も多い。
もちろん、ことはそれほど単純ではない。
たとえば、
・やりたいこと=やるべきことであるような人を恵まれてるというが、それを長期にわたって高い品質で維持していくのは相当難しいこと。(☞個人的に実感あり。)
・やりたいことを長年やってきたが、もうやり切った、あるいは飽きてしまったと感じ、他のことをやりたくなってきた。(☞個人的には実感なし。良くも悪くも10年単位で長期間継続してしまうため。意志というよりは惰性。)
・もともとはやらされていた、あるいはやるべきだったことが、途中から面白くなって、やりたいことに変わった。(☞個人的にかなり実感あり。最初は苦痛だ、向いてないのかもと思っていたことが長年続けた結果、楽しくなった。)
……など多様である。
とはいえ、「やりたくもないやるべきこと」だけが増えすぎて、「いったい何のために生きてんだか」まで来たら、ちとマズイ。
そういう負のループからはできることならエスケイプしたい。
一度諦めて、成功するかどうかわからない別の可能性へとダイブする勇気をもてるか。