名前
2007-01-05 | 詩
白紙の散乱 と
君は云った
ねえ
何かが失われるよ
それでもいいのかい?
誰かに呼んで欲しかった
それで
失われる何かを
埃っぽい街角のコンクリートの路上に見つけて
横になって
眠りたかった
ねえ
何かが失われるよ
それでいいんだね
呼ばれもしない名前を聞いて
泣いていた
貴方は
渇いた笑顔の数が増す度に
大切な何かを
音もなく消し去ってゆく
僕の名前は
一体
何だったのだろう?
君は云った
ねえ
何かが失われるよ
それでもいいのかい?
誰かに呼んで欲しかった
それで
失われる何かを
埃っぽい街角のコンクリートの路上に見つけて
横になって
眠りたかった
ねえ
何かが失われるよ
それでいいんだね
呼ばれもしない名前を聞いて
泣いていた
貴方は
渇いた笑顔の数が増す度に
大切な何かを
音もなく消し去ってゆく
僕の名前は
一体
何だったのだろう?