眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

バーボンハウス

2007-01-16 | Weblog
バーボンハウスは街中の迷路の交差した路地の中。
仲間が音楽をやるというのでの覗きに行った。
早めにみせを訪ねると、みんな酔っ払っていた。
 大丈夫か?
と聞くと、何の問題もない。と乾杯させられた。始まる前から打ち上げ状態だ。

  何を飲む?
   とマスターが尋ねる。
  とりあえず、泡立ちの良いギネスのジョッキを飲み干す。

  お兄さん、見かけない顔だね?
   そういうと彼はバーボンのボトルを手にした。

僕はどちらかというと、スコッチが好きだ。
  バーボンは苦手でね
そう云うと、マスターの導火線に火が点いた。
タンブラーグラスにバーボンを注ぐ。
良い酒だ、そのくらいは分かる。

   美味い。

そ云う僕に、彼は利き酒を始めた。
これはどうだ、香りがたまらないだろう?
おごりだ、バーボンも飲め。

三杯目のバーボンからは、はっきりいって味なんか憶えていない。
フォアローゼズのボトルが半分空いた頃、やっと演奏が始まった。
狭い店にロックンロールが鳴り響く。
さっきまで便器に吐いていた友人も、激烈なまでにシャウトする。
ライブが終わるまで、何杯グラスを空けたのか憶えちゃいない。
三杯目のバーボンから味も記憶もでたらめだ。

12時を越える頃、バーボンハウスのマスターは一曲歌って消えた。
二階で寝てるぜ、いつものことさ。
友人が呟く。
僕だって眠たかった・・・。

ライブが終わって、店を変えてまた飲んだ。
モニターで鮎川誠がギターを掻き鳴らしている。

限界だ、朝の5時だった。

それでバーボンが、僕は飲めるようになっていった。
バーボンハウスの親父の目論見は見事に成功したのだ。

しかし・・。
 二日酔いはいつだってツライ。
 ワインをちびりやっているほうが良い。

  ワインにはポリフェノールが含まれているからね、ちょっと健康に良さそう。

   ドイツ帰りの知り合いが呟いた。
    なんで、カヴェルナソーヴィニヨンが人気なのかな?

知らない。
でも、バーボンハウスの二日酔いにくらべたら、ワインは随分ましだ・・・。


コメント
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