ラクロスガール

一昨日の夕方、近所の公園に行くとクロが立ち止まって動かなくなった。


視線の先には【ラクロス】をしている女の子たち（女子大生かな）。

「ラクロスって何？」　「簡単に言うと、先に網のついたスティックを使ってボールを奪い取り、サッカーみたいなゴールに入れるスポーツだよ」


「【ドラッグストアガール】とか、【少林少女】っていう映画に、このスポーツが出てきたんだよ。クロちゃんにはハードなラクロスはできないから、今度ボール遊びをしにこようね」「うん」


そして今朝…。いつもなら午前中、少し足を伸ばしていろいろな所で遊ぶのだが、今日は１０時半から出掛けなければいけないので近所の公園に行くことにした。「近所？」「君が一緒だから車で行きますよっ」


公園ではゲートボールをしている人たちがいたので、下のグランドに行く。誰もいないので、コロも尻尾がクルリン。


ここは、一昨日、女の子たちがラクロスをしていた場所。


「クロちゃん、今日はボール持ってきたよ」


しばらく遊んでいると、ナント、ラクロスガールたちがやってきた。「誰か来た」　「このボールで一緒にラクロスするんだっ」


そのうち２人で練習を始めたラクロスガール。コロはその姿にビビリ始める。「コロちゃん、あの網で、君を捕まえようとしている訳じゃないのよ～」


「だめ、早く帰らなくちゃ」　というわけで、クロがラクロスガールに入る夢ははかなく消えた。

「入れて下さ～い。ボールも持ってますよ～ 」　「お～い、クロちゃん。また今度にしようねっ」