いつもと違った様子だったのは海岸にバレーのコートが作られていたことだけではなかった。波打ち際が海草だらけだったのだ。コートがあった場所は一段高い場所で、そこはキレイな砂浜だった。が、波打ち際は「どんだけ~」と言いたくなるような海草たち。
しかも、その海草たちは海の中にもた~っくさん。
いつもは絶対に海に入ろうとしないクロも、海草につられて平気で水の中に入っていく。
そして私も、面白そうなので海の中へ…。
海草が少ないところは、とてもキレイな透き通った水。
が、多いところは、なんじゃこりゃ状態。まるで具だくさん海草スープ。
浅いところだけでは物足りないコロは深い方にもズンズン行く。 「やっぱり海に来たら泳がなくちゃっ」
いつもは海岸に海草が落ちていても、ほんのちょっぴりなので、みつけては喜んで振り回しているクロだが、あれだけあると拾おうともしない。この大量発生の海草、気候の関係なのだろうか。この季節はいつもそうなのかな。 「変な海だったけど、あたしもお水に入れて楽しかったよ」
さて、そろそろ帰ろうかと海から上がって歩き出すと、いきなり砂の上で転がり始めるコロ。 「げ~っ、濡れた体でゴロゴロしたら大変なことになるよ」 「コロちゃん、面白い?」
コロがゴロゴロしたところには、何か異臭のする物があったのかコロの体はその後ものすごい悪臭を放っていた。生臭いというかなんというか…。トリマーさんに申し訳ない思いで、シャンプーに連れて行く。「いい匂いになってね」
シャンプーに行っている間に、濡れたシートボックスを広げ、乾かす。
そして、【みくはうす】さんから送られてきた、いい匂いになったコロ・クロ写真。綺麗になって良かったね。