柴犬多頭飼い コクマチャどん

コロクロ日記で07年に開設したブログ。15年から『コクマチャ日記』、さらに24年から『コクマチャどん』になりました。

コロの話

2010-11-26 08:01:57 | コロ
秋になってクロのお出かけ記事などが多くなってきたので、コロの写真を載せながらコロの話を書こうと思う。


少し前、「クロのブログ、こっちにまとめてもらえません? ~略~」というコメントがいきなり入った。(この記事を書くに当たって、最初に来たこのコメとコメ返しは、先ほど削除しました。~略~のところに、見られたくないだろうなと思われることが書かれていたので) 同じ飼い犬で2つのブログを書いていることから、そういうコメが入ったのだ。

コロクロ日記は、07年の3月から書き初め、1年半くらい休むことなく毎日更新を続けていたが、もっとのんびり更新しようと思い、その後はマイペースで書いている。暑い時期や年末年始はアップしないことも多い。  クロブログは、08年12月から、1枚写真なら毎日更新できそうと思い日々の記録として始めたものだ。


また、同じ登場犬だが『コロクロ日記』は犬以外の話題も載せたり、クロブログのように1枚写真では伝えきれないいろんなことも綴ろうと思い、別物として書いているので、これからもそうしたいと思っている。

が、↑のようなことをコメ返ししたら、怒り(?)のコメントがまた入った。花まるの記事のことを取り上げ、くだらない記事を書くな…みたいなコメントだった。(とても嫌な気分になり、すぐに削除してしまったため、細かいことまでははっきり覚えていないのだが。もちろん返事も書いていない)


また、その中に『コロがかわいそう』ということも書いてあった。たぶん、クロだけをいろんなところろに連れて行き、コロを留守番させることが多いからそう思われたんだろう。
長くコロクロ日記を見ていただいている方は、過去のコロのいろんないきさつをご存じだろうが、そうでない方は、やはりそう思われることもあるんだと思った。特に秋になってから、休日にクロを連れて出かけることが多くなっているし。


コロは、初めてのお散歩の時に暴走族と出会ってしまい、いきなりお散歩嫌いになってしまった。その時は、あまりの恐怖に、ウンチをボタボタ落とし、なきながら逃げ帰るようにしていた。赤ちゃんなのに…。
それでも、少しずつお散歩はさせていたが、トラックなど大きい車が横を通ったときなどに、気絶し倒れるようにまでなってしまい獣医さんに相談。
室内で放し飼いにしているなら、無理にお散歩させない方がいいということで、あまり外に行かない犬となってしまった。が、その結果、室内では楽しく穏やかに過ごしていても、外の環境に対する適応能力にとても欠けている犬となった。


犬なのに、外で走る楽しさや、いろんな匂いを嗅ぐ楽しさもあまり知らないなんて…と、なんとか外に連れ出そうとしても、リードを見ただけで逃げ回り、シートでオシッコも済ませ、お仕事したから外にはいきませんアピールまでするしまつ。(これは今でもよくみられる行動)

パパの提案で、もう一頭犬を迎えれば、一緒にお散歩できるようになるかもしれないということでクロを迎えた。クロは元気ハツラツなお散歩大好き犬だった。絶対お外はイヤのコロも、クロと一緒に少しずつ外に行けるようになった。


今でも、我が家の近くは車の通りが多いので、なかなか近所を歩くことは出来ない。外に出しても、角まで行ったらもうUターンだったりすることがほとんどだったりする。 が、平日の毎日、運動できるような広い公園をいろいろみつけてそこまで車で連れて行き、それなりに歩いている。

ただ、記事には少しでも楽しそうな顔を載せたいと思い、そういう写真を選んでいるが実際には、ものすごく神経をとがらせていて、少しでも嫌いな音がしたり、小さい子供たちが集まっているのを見るとシッポを足の間に隠し震え出すので、短時間で帰宅することもよくある。


特に苦手なゲートボールのカ~ンという音なんかが聞こえたりするとパニックを起こし、虐待でもされているのかというような声で叫び続け、とにかく一刻も早くその場から離れなきゃというような勢いで暴れるため大変なことになることもあるのだ。


以前は庭に出ることすらそんなに好きではなかったコロが、芝生の庭にしてクロと遊べるようにしたら庭も好きになった。 クロと一緒に出かけることで大好きな海と出会い、季節に関係なく泳ぐようになったり、ランで走り回るようにもなった。そのどれもが、静かで安心できる時に限ってだが、そんなコロを見ることができるなんて、以前の私には想像できなかった姿なのだ。

カテゴリーの中の『ビビリ克服めざして』にもあるように、薬を飲ませたり、トレーナーさんに来ていただいたりもした。が、今は、克服というよりも(克服はするのは難しい)、コロにとって、恐い思いをなるべくさせないようにすることが一番のことだと思うようになった。


ふたりとも外が大好きだったり、ふたりとも外が嫌いだったりすればいいのだが、正反対のふたり。外の大好きなクロには、いろんな体験をこれからもさせてあげたいと思っている。 そして、コロには自分なりの判断で、この場所なら、この時期なら、この曜日なら大丈夫と思える範囲で連れて行きたいと思っている。
長時間の留守番になるようなときは、必ず家族の誰かがいる時に限るようにしているし。


コロがどれだけビビリなのかは、以前、知らないおじさんから、【柴犬として失格だな。ろくな犬じゃない。捨てて飼い直した方がいいな。と言われたときの記事】に書いたように、他の人から見るとなんで?と思うほどのビビリようなんだと思う。だからこそ、いろんな体験をさせたいクロと、行き場がかなり限られてしまうコロに、同じようには出来ないのだ。


私のしていることは『コロがかわいそう』なことになるのかもしれない。しゃべれないコロに、コロの気持ちを聞くことも出来ない。でも、うまく言えないが、私なりのやり方でこれからもいこうと思う。コロとクロは、どちらも同じくらい大事なコだって、胸をはって言えるから。

今日は、去年クロを連れて行って、コロでも大丈夫そう…と思えたある場所に、ふたりを連れて行ってきます。
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