チャロが来たことで、はっきりしてきたのがそれぞれの役割。 チャロは甘えんぼう。 そして母性本能の強いコロは、マロの時には拒否された母性を発揮できることになる。
チャロはよくコロの背中に乗って遊んでいたが、マロのような激しさはなく攻撃的な態度をしないのでコロも平気。
一緒にカートインすると、いつもコロを見上げていたチャロ。 コロをお母さんと思っているようだった。
クロはマロとの一年で、すっかり我慢強くなった。 なかなか気難しいところがあるクロだが、チャロの相手をする。 元気いっぱいだけど、ガウガウしなくて天真爛漫というチャロの性格が、上の子に受け入れられている理由かもしれない。
が、コロはチャロを叱ることはないが、しつこかったりするとクロは怒る。 マロはちょっと叱られる程度だとムキになって反撃に出ていたが、チャロはガウッとひとこと言われただけで、一目散にベッドの下に逃げ込む。 そしてなぜかいつも上向きで、そ~っと様子を見ながら出てきていた。このときのことは、今思いだしても笑える。クロもこんなチャロに、もしかしたら笑えていたかも。 クロは、ここぞというときにはビシッと叱る雷親父のようで、チャロも一目置いている。 女の子でも、お父さん的役割ができるクロの存在はとても大きい。 マロもクロには逆らわないし。
マロは遊び相手ができたことで大喜び。マロは物に対する執着心が強く、オモチャなどを他の子に『ゆずる』ということができずガウガウ怒る。また、誰かが持っているものも、ほしいと思うと横取りするのだが、チャロに対しては横取りもしないし、ゆずることもできる。(チャロのオモチャがほしいけど、我慢して見てるだけのマロ)
お散歩に行くと、小枝などを拾っては取り合いっこしているけれど、遊んでいるだけで最後はチャロに渡すマロ。すっかりお姉さん。
とにかくチビーズは毎日毎日よく遊ぶ。庭では芝まみれになりながらゴロゴロ転げ回ったり…
家の中でも爆走したりプロレスしたり、飽きることなく遊び続ける。 ずっとガウッチだったのは、もともと持ってるマロの激しく興奮しやすい性格というのもあるけれど、シニアたちではパワー全開のマロの遊び相手にならない(遊んでもらえない)ことへの不満も多々あったのだろうと思う。 でも、チャロが来たことで、有り余るほどのエネルギーを発散させられるようになった。また、お姉ちゃんという立場になり、『自分が上に立ちたい』というマロの性格を満足させられることで落ち着いていったんだろう。
チャロは、お母さん的コロに甘えることができ、お父さん的クロに「これ以上やっちゃダメ」ということを教えられ、お姉ちゃん的マロに思う存分遊んでもらえ、きっととてもいい環境にいると思う。 チャロを中心として、それぞれにいい役割が配分されたことで、みんなも落ち着いた。、3頭だったときは、部屋の中で同じ空間にずっといるということは無理だった。(マロがすぐにコロに威嚇するので) しかし今では、毎日4頭がずっと同じ部屋で過ごしている。 去年は、そんな日は来ないかもしれないと思っていたのだが、本当に良かった。
上下関係ということからすると、マロはまだコロより上と思っている態度をすることがあるけれど、チャロを中心として役割分担ができたことで、うまくまとまることができた。パワフルマロからちょっかいをかけられることはなくなり、シニアたちに静かな生活が戻り(といっても、周りでチビーズは暴れているけれど)、チビーズは毎日思う存分遊ぶことで楽しそうだし、遊んだあとはぐっすり寝ている。シニアーズ&チビーズが、コーレーズ(高齢ズ)&シニアーズとなっていくまで、みんながいい関係で元気に楽しく生活してくれるといいなと思う。
いよいよ次回は最終回。 多頭飼いしてよかったなと思うこと、難しい&大変だと思ったことを簡単にまとめてみま~す。
いつもコメントくださっている皆様、もうしばらく読み逃げが続きます。すみません
最近の4ワンの様子は【花まる日記】にて更新中。