大きな石をみつけて、コロコロ転がして遊び始めました。
「あたしからの、コロちゃんへのお誕生日プレゼントにするっ」咥えて行こうとしましたが、重かったらしくすぐに落としてしまいました。
「ちょっと重すぎたよ~。顎が外れちゃうといけないから置いていくことにするね」
今度は娘がクルミをみつけました。なぜクルミが海に落ちていたのかわかりませんが、投げると大喜びで追いかけていきました。
今度はクルミを転がしながら遊び始めました。
マロはお散歩中、マツボックリなど気に入った物を拾うと家まで咥えて持ち帰ることがあるのですが、他の子たちはそういうことはしません。クロも小さい頃から何かを拾って持ち帰るようなことはありませんでした。が、このクルミは相当気に入ったようで、持ち帰ると決心したようです(笑)
クルミを咥えたままご機嫌さんで歩きます。「コロちゃんへのプレゼントはコレに決まりっ」
娘が「ちょうだい」と言っても素通りです。
クルミを咥えたままトコトコトコ。
海にいる間絶対に離さなかったクルミ。気に入ったから離さなかっただけなんでしょうけれど、今まで拾った物を持ち帰ろうとしたことのなかったクロがそういう行動をしたのは、ほんとにコロにあげたかったのかなと思えてしまいました。
つづく