5月22日。2022年度九州クラブユース(U-18)サッカー選手権大会 決勝トーナメント1回戦が諫早市サッカー場(なごみ天然芝)で開催され、V·ファーレン長崎U-18がテゲバジャーロ宮崎U-18に4-2で勝利し、4大会連続の全国大会(日本クラブユース選手権)出場に王手。次の2回戦(準決勝)で勝てば決まります。
過去の大会についてはこちらからどうぞ。
スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンは10安部が復帰。七牟禮蒼杜、池田誉といったFW陣が欠場。14大山晃生がベンチスタートとなりました。
テゲバジャーロのほうはお名前まではわからず。
前半、立ち上がりこそ蹴り合いからのセカンドボールの争いでしたが、徐々にV·ファーレンがボールを保持する流れに。ある程度ボールが持てる状況で押し込みます。相手を自陣に引き込んで、裏返してスペースを使う松田浩監督的な戦い。
テゲバジャーロとは2020年にもここで対戦していますが、そのときより個も組織もレベルアップしている印象で、攻守にパワーがありました。監督が昨年J3で結果を出した内藤就行さんなのもあるのでしょうか。
とはいえ、プリンスリーグのチームが県3部リーグのチームに負けるわけにはいかず。
15分を過ぎたあたりで、V·ファーレン先制。右でビルドアップし、左の7伊藤へのサイドチェンジからコーナーキックを取ると、ショートコーナーから15西村蓮が上げたクロスを10安部がキープしてそのまま左足でズドンと決めました。
しかし、前半の終わり頃にエリア近くでのボールロストからエリア内でファウルを犯しPK。これを決められ、1-1で前半終了。
後半、V·ファーレンは9堀、20田口、25内山に代えて、11菊池陸斗、14大山、17宮﨑陽を投入。
彼らの投入と共にダイレクトプレーが増え、リズムが良くなったように感じました。
前半はボールは持てていましたが、持てるが故なのか、一人一人が持つ時間が長くテンポが上がらず、相手の守備が整ってからシュートまで行こうとしている印象があったので、そこが後半大きく変わった気がします。
そんな中、輝きを見せたのは14大山。右サイドで10安部のパスを受けて右足を振り抜くと、強烈なシュートが逆サイドネットに突き刺さり勝ち越し。
素晴らしいゴールで2-1。
安部とU-15時代から同学年で一緒にやって来た選手。影に隠れがちですが、トレセンにも選ばれていましたし、2年生でAチームでプレーしていました。U-18でも昨年プレミアリーグプレーオフで先発しており、今回は怪我の影響か途中からの出場となりましたが、中心選手の一人です。
止まらない大山晃生。スローインからのダイレクトパスワークからまた右サイド抜け出すとアーリークロス。これを逆サイドから走り込んだ7伊藤が決め、3-1。
さらに、コーナーキックの流れでまたも14大山が裏に抜け出し折り返すと、11菊池がフリーで決めて4-1。
早い段階で試合を決めます。
その後、諦めないテゲバジャーロに1点返されますが、そのままゲームを締め括りました。
最初からゲームプラン通りにはいかなかったようですが、しっかり勝ち切ってくれました。
得点者の皆さん。14大山選手スーパーでした。次も頼むよ。
2回戦(準決勝)
vsロアッソ熊本ユース
5/29(日)14:00
諫早市サッカー場(なごみ天然芝)
ここで勝って決勝進出すれば全国決定。敗れた場合はプレーオフに回ります。
ロアッソ熊本ユースとはいつも激しい試合になるので久しぶりに観られるのがとても楽しみです。
トップチームのホーム戦と重なった日程なのが残念ですが。
応援よろしくお願いします!