和歌山県白浜町を拠点とし、シマノレーシング第一次合宿が行われております。
※初日:大阪~白浜町まで150㎞の道のりもトレーニングとして走行。峠では雪に見舞われましたが、全員が白浜まで走り続けました。
Photo:3日目、冷気の中走る選手。この日は気温0~5℃という冷たい外気の中5時間走りました。
この合宿は2月4~10日の期間での開催、ちょうど寒波の襲来と共に開始され天候には恵まれているとは言えません。
しかしながら、やはり信号が少なく走りやすいロケーション、大阪と比べ平均気温もわずかながら高いことから、前半3日間はとても良く走ることができました。
とはいえ、摂氏5度を上回らない外気と時折降る雪の影響で、身体は冷え切ってしまいます。
有難いことに、ここ白浜町は温泉で有名な町、選手が宿泊する施設にも各部屋のお風呂で温泉が思う存分使用できる環境があり、トレーニングで冷え切った身体を温め、心身ともに回復へと導いてくれます。
既に後半へと突入した合宿、今日は全国的な雪模様で思うようなトレーニングができませんでしたが、焦らず、シーズンへ向けた身体を作り上げていきたいと思います。
※2日目:登坂を利用したSFRというインターバルトレーニング。重いギアを使用し低回転、高トルクでペダルを回します。
簡単に言えば自転車を進めるペダリングに有効な筋力トレーニングなのですが、狙いは筋量の増大だけではありません。深層部の筋肉でバランスをとったり、持っている筋肉の神経を刺激し効率よく使えるようにするなど、奥が深いトレーニングです。重いギアを安定したフォームで踏み続け、数分で終わるため見た目には楽そうなのですが、身体の内部では全力でペダルを回す努力がされており、うまく習得できればダメージも多くすることができるようです。
今季よりシマノレーシングが使用するバイクは『GIANT_TCR』
選手のファーストインプレッションは「剛性が高く早い!」とのこと。
この合宿でバイクのセッティングを身体に合わせ、シーズンを通して身体をバイクに合わせる、という作業が行われていきます。全ては勝利のために!
トレーニング中は何度か停止し、トレーニングに対する修正を話し合います。停車は短い時間に留め、エネルギー補給なども行います。
それにしてもあまりにも過酷な寒さ。
耐えがたい冷えを考慮し、この日は途中で暖かい食べ物を補給しました。補給後はすぐに乗車し走りはじめます。負荷を落として走行すれば、運動中でも消化できるのが自転車の強み。地面からの衝撃の大きいランニング等では中々こうはいきません。
※足湯にて。ボディーケアはスポーツ選手として必要不可欠。温泉効果で身体がポカポカです。全国に足湯があればトレーニング中の選手はうれしいことですね。足湯の他に、腿まで浸かれる「脚湯」なんてのもあればうれしいです。?