Sibiu Cycling tour 2014年7月14日-17日
シマノレーシング欧州遠征、第2戦目となる「Tour Of SIBIU(ルーマニア・UCI2.1)」が終了しました。
サイクルロードレースの認知度はまだまだというルーマニアですが、このレースはUCI2.1クラスに置かれ、ルーマニア国内では重要なレースと位置づけられています。昨年の覇者は、過
去プロツアーレベルで数々の勝利を収めたダビデ・レッベリン(CCC POLSAT)。今年も2つのプロコンチネンタルチームが参加し、レベルの高い戦いが予想さえました。しかも、連日標高
差1000mを優に超える山が設定され、最初の2ステージはいきなり山頂ゴール。ピュアクライマー不在のシマノレーシングは苦戦が予想されました。
★7/14 プロローグ Sibiu 2.3㎞
初日は18:30分に最初の走者がスタートする2.3㎞のプロローグ(個人タイムトライアル)。レンガ造りの建物が立ち並ぶ旧市街を使用し、石畳走路と、タイトなコーナーが連続するコー
ス設定でした。シマノレーシングの選手は好走するものの、日本では体験できないようなコースへの順応ができていないこと、コースの下見時間が取れなかった事等からタイムが伸びま
せん。
結局シマノレーシングはショートタイムトライアルを得意とする野中竜馬の41位が最高位となりました。
プロローグ結果
1 BEL PARDINI Olivier (Verandas Willems ) 03n11s35
2 ITA ROSA Diego (Androni Giocattoli - Venezuela) ?1s
3 SWE OLSSON Michael (Ringeriks Kraft SWE) ?1s
・
41 NONAKA Ryoma
48 IRIBE Shotaro +10s
74 HATANAKA Yusuke +14s
90 YOSHIDA Hayato ?17s
96 YOKOYAMA Kota ?18s
108 KIMURA Keisuke +21s
129 LOW Darren +26s
★7/15 第1ステージ Sibiu - Agnia - balea lac 160km
このステージは標高2040mの山頂がゴールとなる難関ステージ。「第一ステージを制したものが、このツアーを制する」と主催者が言うほどタイム差が大きく開くステージです。レースは
序盤フラットかと思われた場所でもアップダウンが続き選手を消耗させます。シマノレーシングも序盤の逃げへ入る事を目指しうごきますが叶いません。数名の逃げ集団が形成されるも
、昨年覇者ダビデ.レベリン擁するCCCチームがコントロール。終盤集団は一つになりました。 ゴールまで20㎞を切り徐々に登りが始まると、集団は徐々に数を減らします。シマノレーシ
ング選手も一人、また一人と集団から遅れ始め、残り40人となった集団からも、最後までくらいついた入部正太朗が遅れ10名ほどの集団でゴールを目指します。 シマノレーシングはラス
ト25kmから始まる山で集団の中で粘りましたが、入部が30名余の集団から遅れ、先頭争いに加わる事はできませんでした。最後、パンクした吉田にホイールを差し出したダレンは10㎞程
をパンクしたまま走行。何とかゴールまでたどり着きました。
第1ステージ結果
1 ROGINA Radoslav (Adria Mobil ) 04h12m49s
2 ROGLJIC Primoz (Adria Mobil ) +1m20s
3 REBELLIN Davide (Ccc Polsat ) +st
・
48 IRIBE Shotaro +10m11s
59 NONAKA Ryoma +13m15s
63 HATANAKA Yusuke +14m22s
107 YOKOYAMA Kota +26m06s
111 KIMURA Keisuke +28m02s
113 YOSHIDA Hayato +29m44s
126 LOW Darren +35m50s
★7/16 第2ステージ Sibiu - Cisnadie - Jina - Patinis 161km
今日もハードな山頂ゴールをするステージ、途中に1000mほどの山があり、気が抜けない。途中の登り入り口を前にペースを上げた集団で野中がパンク、それを待ったダレンと共に遅れて
しまう。この登りで集団は大きく分裂、先頭集団の50名の中には入部正太朗ただ一人、後続第2集団に吉田、木村らが入り追うが差は縮まらない。結局このまま最後の登りへ突入。CCCら
がペースを上げ縮小される集団内で入部が残り30名まで残ったがここでドロップ。入部の34位が最高位となった。
第2ステージ結果
1 SAMOILAU Branislau (Ccc Polsat)04h20m19s
2 ROGLJIC Primoz Adria Mobil) +3
3 REBELLIN Davide Ccc Polsat)+11s
・
34 IRIBE Shotaro +7m08s
74 YOSHIDA Hayato +18m08s
80 HATANAKA Yusuke +st
83 KIMURA Keisuke 20m38s
84 YOKOYAMA Kota +st
94 NONAKA Ryoma +24m54s
121 LOW Darren +35m44s
★7/17 第3ステージA Team time trial/Sibiu - Poplaca - Sibiu 17km
この日は午前中に17㎞のタイムトライアル、夕方16:30から160㎞のロードレースと言ったハードな1日。シマノレーシングは最後のUCIポイントの獲得はこの日の午後と考えながらも集中
してこのTTTをこなします。唯一飛行機で現地に入ったシマノレーシングは他チームがタイムトライアル機材を持ち込む中不利な状況でのスタートでしたが、集中して走り切ります。結果
はトップから2分24秒遅れ17位となりました。
第3ステージA結果
1 Ccc Polsat 19'40''46
2 Adria Mobil +19s
3 Lkt Team Brandenburg +32s
・
17 Shimano Racing Team +2m24s
★7/17 第3ステージB Sibiu - Jina - Miercurea - Sibiului - Sibiu(Piata Mare)158km
最終ステージは16時30分からスタートしゴール予定は20時30分。日曜の中央広場に集まる観客の前にゴールする設定です。レースはスタートから終始リーダーチームであるAdria Mobilが
コントロールします。丘陵地帯をハイスピードで進み、最後は集団ゴールスプリントへ。シマノレーシングも最後のチャンスに集中しますが、野中がクラッシュし、入部も残り2㎞のクラ
ッシュで足止めを受ける等、チームとしての動きができずにゴールを迎えました。若い横山がチャレンジしましたが24位という結果に。
レース全体を通し、目標へは手が届きませんでしたが、手ごたえを感じる部分も多く、次のチャレンジへ向けた新たなモチベーションが生まれました。
第3ステージB結果
1 ZANOTTI Marco (Parkhotel Valkenburg) 04h01'58'' 6''
2 DELLE STELLE (Christian Mg Kvis Wilier)
3 PARRINELLO Antonino (Androni Giocattoli)
・
24 YOKOYAMA Kota +st
36 HATANAKA Yusuke +st
69 YOSHIDA Hayato +37s
98 IRIBE Shotaro +02m08s
102 NONAKA Ryoma +02m40s
110 LOW Darren +8m23s
114 KIMURA Keisuke +14m49s
総合成績
1 ROGINA Radoslav (Adria Mobil) 12h58'26''
2 REBELLIN Davide (Ccc Polsat) 1m01s
3 ROGLJIC Primoz (Adria Mobil) +1m07s
4 SAMOILAU Branislau (Ccc Polsat) +2m09s
5 BUSATO Matteo (Mg Kvis Wilier) +2m12s
6 ZILIOLI Gianfranco (Androni Giocattoli)+2m17s
・
36 IRIBE Shotaro 22m14s
61 HATANAKA Yusuke 34m40s
79 NONAKA Ryoma 42m55s
85 YOKOYAMA Kota 48m58s
89 YOSHIDA Hayato 50m42s
112 KIMURA Keisuke 01h09m51s
116 LOW Darren 01h22m20s