ツール・ド・とちぎUCI2,2
2018年3月25日(日)
第3ステージ 145㎞個人ロードレース
ツール・ド・とちぎ、第3ステージ(最終日)は栃木県那須氏~真岡市をつなぐ145㎞で行われ、レイモンド・クレダー(TEAM UKYO)が集団スプリントを制し優勝。シマノレーシングは黒枝咲哉が3位に入りました。
この日シマノレーシングは3つの目的を持ちスタートラインに立ちました。湊諒が着用する山岳リーダージャージの死守、総合成績で5位につける入部正太朗の総合成績アップ、そして集団スプリントになった場合は黒枝咲哉でステージ優勝を狙いに行く事です。
▲山岳リーダーのレッドジャージを着てスタートする湊諒
レースはスタートから湊がアタックを仕掛けますが決まらず、アタックの掛け合いが1時間以上続きます。その中から3選手が先行、この時点でのレースリーダー、マイケル・ポッター選手を擁するオーストラリアン・サイクリング・アカデミーチームからすればコントロール下における人数という事もあり、この逃げは容認されタイムが開いてゆきます。
このステージでも湊が持つ山岳ポイント‘5点’を獲得できる山岳ラインが2か所設定されているため山岳ジャージを守るためにはポイントの加算は必須。シマノレーシングは可能性を捨てることなく木村、秋田、横山の3名が先頭に立ち追走、ここにスプリントポイントでのボーナスタイムが欲しいチームUKYOが加勢し、逃げの3名は吸収されます。
photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
しかし、山岳へ差し掛かり緊張感が高まった集団はハイペースで進み抜け出すタイミングは見いだせず山岳を通過、湊はポジションを落とし加点を逃します。
2度目の山岳でもアタックしたメンバーがポイントを加算し、チームは山岳ジャージを手放す事になってしまいました。
その後、3名となった逃げのメンバーの中から残り20㎞から岡篤志選手(宇都宮ブリッツエン)がアタックしこれを一つになった大集団が追走する形でゴールを目指します。
強力な走りを見せた岡選手も残り2㎞で大集団が吸収、ゴール前の抜け出しをもくろむ入部も動くことができず、集団スプリント勝負が濃厚な状況となりました。
残り1㎞、混戦の中から横山航太が絶妙なタイミングで黒枝を集団の先頭に押し上げます。好位置につけた黒枝咲哉は残り250mでスプリントを開始、先頭に立ちますが残りわずかなところで2選手にかわされ惜しくも3位、悔しい結果となりました。
▲黒枝咲哉は惜しくも3位 photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)
勝利にこそ届きませんでしたが3日間の戦いでシマノレーシングは素晴らしい活躍を見せてくれました。
詳しいリポートはシクロワイアードにてご確認ください。
photo:Satoru Kato(http://www.cyclowired.jp/)