REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

次戦/ 全日本選手権ロード -日本一を決める頂上決戦!-

2014年06月24日 | レース・イベント情報

「東日本大震災復興支援」
第83 回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース
兼2014 年ロード世界選手権自転車競技大会代表候補選手選考参考大会

カテゴリー: ナショナルチャンピオンシップ
日程: 2014年6月28日(土)アンダー23 11:00~スタート173.8 km (15.8 km× 11 周)
             6月29日(日)エリート   8:00~スタート252.8 km (15.8 km×16 周)
開催地:  岩手県八幡平市八幡平温泉郷岩手山パノラマラインコース
(個人ロード:15.8km/周 個人タイム・トライアル:13.4km/周)
出場予定選手(男子エリート):畑中勇介、吉田隼人、入部正太朗、野中竜馬、木村圭佑
             (アンダー23):横山航太

シマノレーシング『ライブブログ』
Photo

大会要項
「race_info.pdf」をダウンロード

エントリーリスト
「rider_list.pdf」をダウンロード

国内ロードレースの頂上決戦『全日本選手権』が岩手県八幡平市、岩手山パノラマラインコース(個人ロード:15.8km/周)にて開催されます。このレースは日本籍のレーサーにより、その年の日本一を決める最重要レース。このレースに勝利し日本チャンピオンの称号を手に入れた選手は、世界各国のチャンピオン同様、1年間ナショナルチャンピオンジャージを纏い、国際レースを走る事が許されます。この特別なレースにシマノレーシングの選手が参加します。

250㎞を超える長丁場、チームとしての戦術がレース単会に大きく影響を与え、最終的には登坂力、持久力、精神力全てを持ち合わせた選手のみが、最後の勝負に残る事となるでしょう。
全ての国内選手が勝利を夢見る『日本選手権』に是非ご注目ください。

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▲1周13.4㎞のコースはコースの7割は緩やかに下り、最後にゴールまで3.7㎞の登りが続く。単調なコースと言えるが、ゴール前の登り区間は体力を削られる。力が無ければ付いていくことは難しい。単調な分、展開を見誤ればチーム&個人として不利な状況にもなりうる。戦略が重要となるレースになるだろう。

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▲2013年大会、シマノレーシングは畑中勇介の12位が最高位と惨敗、2014年はタイトル奪取を狙う。


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Report:J Pro Tour西日本ロードクラシック広島大会 畑中勇介が連覇!

2014年06月23日 | チーム活動

J Pro Tour西日本ロードクラシック 広島大会

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▲優勝した畑中勇介、後ろには好アシストの入部正太朗

2014年6月22日(日)
開催地:広島県中央森林公園147㎞(12.3㎞×12Laps)
出場選手: 畑中勇介、吉田隼人、入部正太朗、野中竜馬、ダレン・ロー、 木村圭佑、横山航太

Jプロツアー第9戦『西日本クラシック広島』にて畑中勇介が少人数スプリントを制し優勝しました。

レースは雨が降る中スタートを切りました。直後、細かい砂が流れ出たコースに突入した集団は、危険を避けスローダウンする選手等の影響で、はやくも大きく分断します。

その中から宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手がアタック、独走を開始します。吉田隼人も
単独追走の動きを見せますが、後半戦を見据えここは一旦集団に戻ります。これを追うメイングループは高速を維持し、有力選手を含む後方集団はメイングループに合流でき

ません。

シマノレーシングはこのレースのディフェンディングチャンピオンである畑中勇介の他に吉田隼人、野中竜馬、 木村圭佑の4名を40名程のメイングループに送り込みます。そ

の後方ではBSアンカーの有力選手5名が残り先頭で牽引する第2グループが形成され、ここに入部が残りました。

阿部選手 -1分差/メイングループ40名 -2分差/第3グループ、という形はレースの大半を消化しても崩れません。メイングループは主にチーム右京の狩野智也選手等を中心に

ペースが保たれ、安定して進みます。

110㎞過ぎ、スタートから逃げ続けた阿部選手がついに集団に捕えられ、ここからゴールに向けた攻防が始まります。追走を続けていた第2集団からも数名がここに追いつき、
ここに居た入部も重要な場面に間に合いました。他チームの攻撃にシマノレーシングも全員で対応、ラスト2周回の登り区間で、増田選手(宇都宮ブリッツエン)と入部正太朗が抜け出します。

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▲増田選手(宇都宮ブリッツエン)と共に逃げる入部正太朗

ラスト1周、この2名に畑中が単独ジャンプアップ、さらに野中竜馬と鈴木真理選手(宇都宮ブリッツエン)が追い付きゴールまで数キロを残し、シマノレーシング3名対宇都宮ブリッツエン2名の戦いとなります。最後の登り区間で野中が遅れてしまいます、すかさず増田選手がアタック、単独頂上を超えゴール前まで2㎞ほど続く緩い下り区間に入ります。

この動きで入部も若干後退、先頭は増田選手、その後ろ数10メートルで畑中が鈴木選手を従え追走する形となります。追わなくては増田選手の逃げ切り、追いついてもスプリント力のある鈴木選手に有利な展開となり、形勢逆転シマノレーシングは危機に陥りました。しかしここで真価を発揮したのは、トラック競技でナショナルチャンピオンを獲得した実績とスピードを持つ入部でした。

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▲入部がゴールへ向け小集団をまとめ上げる

緩斜面の下り区間で畑中等に追いつくとそのまま2名の前へ。自らが勝利する可能性を捨て増田選手を捕えるべく強烈に牽引を続けます。

ホームストレートに表れたのは、一つとなったこの4名の小集団でした。鈴木真理選手は怪我からの復調に時間をかけているとはいえ、百戦錬磨の実力者。畑中の力をもってしても勝利は確信できません。入部は畑中を勝たせるため鈴木選手を誘いロングスパートを開始、ゴール前150mで牽引をやめ鈴木選手に先頭を譲ります。

ここから力強く踏み込んだ鈴木選手に畑中が並び、ゴールライン上で一戦に並びます。目測では判断ができない数センチ差の争いでしたが、片手をつき挙げたのは畑中勇介でした。

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▲ゴールライン上で並んだ鈴木真理選手(宇都宮ブリッツエン)と畑中勇介

このレースをチームはあくまで次週に控えた全日本選手権へ向けたステップとしてスタートをきりました。しかしながら、ステップを踏むために何としても好結果を残したい

という選手のモチベーションは高く保たれていたようです。

今回、チームとしてJプロツアーの中でも格式の高いクラシックレースを制覇したことで、
同時に、全日本選手権制覇に向け、名乗りを上げるべく駒を進める事に成功しました。

畑中勇介選手のコメント

『勝つことができてうれしいです。チームメイト全員の動きが良く、最後は彼らの働きがあったからこそ勝利できました。(ゴール前に争った)真理さんの※フェアな走りにも感謝しなくてはいけません。先週まで体調を崩していたが、全日本選手権に向け体調面での不安がとれたことで安心しました。』

※ゴール前、道左側が絞られ狭くなるレイアウトで、畑中は左から抜きにかかり、直線進路はふさがれている状況でした。そのまま進路を締める事も出来たが、鈴木選手はそうせず畑中のスペースを空けた。

レース結果 147.6km
1位 畑中勇介(シマノレーシング)3時間45分21秒 
2位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
3位 入部正太朗(シマノレーシング)+03秒
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+06秒
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+30秒
6位 佐野淳哉(那須ブラーゼン)+31秒
7位 吉田隼人(シマノレーシング)
8位 リカルド・ガルシア(チーム右京)+32秒
9位 ロイ・デリアック(Team JBCF)+33秒
10位 野中竜馬(シマノレーシング)+37秒

Jプロツアーリーダー リカルド・ガルシア(チーム右京)
U23リーダー 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)

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▲地元広島で好走した野中竜馬

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▲終盤の攻防、吉田隼人も最終段階に向け好位置をキープする

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▲レース終盤、自ら積極的に仕掛ける畑中勇介

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▲ 木村圭佑も積極的に展開し重要な役割を果たした

※掲載写真はすべてHideaki TAKAGI:by http://www.cyclowired.jp/

cyclowired掲載記事

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次戦/ Jプロツアー 西日本クラシック 広島大会

2014年06月19日 | チーム活動

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J Pro Tour西日本ロードクラシック 広島大会
レース期間:2014年6月22日(日)
開催地:広島県中央森林公園(12.3km周回コース)
JPTスタート:9時10分 147㎞(12.3㎞×12Laps)
出場予定選手: 畑中勇介、吉田隼人、入部正太朗、野中竜馬、ダレン・ロー、 木村圭佑、横山航太

Jプロツアー第9戦『西日本ロードクラシック 広島大会』が広島県中央森林公園にて開催されます。

国内主要大会のコースとしても馴染み深いこのコースは、アップダウンとスピーディーなコーナーが連続する難コース。スピード、登坂力、そして消耗した後の精神力が揃ったものだけが勝利する位置に残る事が出来るレースとなるでしょう。

ツール・ド・コリア、ツール・ド・シンカラ等のハードなレースから帰国したシマノレーシングのメンバーの回復度合いが大きくレースに影響しそうです。

147㎞と比較的長い距離設定がされた本レースは、1週間後に控えた全日本選手権の前哨戦ともなるレース、是非ご注目ください。

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▲2013年大会の覇者、畑中勇介選手はディフェンディングチャンピオンとして臨む。

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▲広島県出身の野中竜馬選手も地元での勝利にモチベーションは高い

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Report:ツール・ド・コリア2014 Stage8

2014年06月17日 | チーム活動

Report:ツール・ド・コリア2014 Stage8

2014年06月15日
ツール・ド・コリア2014
Stage8 Yangyang 82.0㎞

ツール・ド・コリア最終日、第8ステージが行われ、大集団のスプリントでPARK Sungbaek選手(KSPO)がステージ優勝。シマノレーシングの吉田隼人選手は6位となり、このレース初のUCIポイント2点をチームにもたらしました。この結果、ツール・ド・コリア2014の総合覇者は19歳の新鋭CARTHY Hugh選手(RAPHA CONDOR JLT)となりました。

レースは韓国北東部の町、ヤンヤンをスタート&ゴールとする約40㎞のコースを2周するコース。凡そ平坦基調ですが、山間の道を使用し、決して集団内で落ち着けるようなコースではありません。レースは序盤から逃げた2名の選手を集団がコントロールし進む形となります。多くのチームが集団スプリントを目論むことから、この時点で大集団のスプリント勝負となる事が濃厚となりました。

シマノレーシングは、この最終日での集団スプリントで吉田隼人を勝負に加わらせる事を2日前からフォーカスしていました。

序盤に逃げていた2名はゴール前数キロで集団に吸収され、最終スプリントに向けた攻防が始まります。多くのチームがエースを先頭に出すための隊列を組む中、シマノレーシングも吉田を好位置に押し上げるため死力を尽くしました。

混戦のスプリントで一歩前に出たので韓国のエース選手PARK Sungbaek選手、その後ろで一戦に並んだ2位争いの集団で吉田隼人が6位でフィニッシュしました。

吉田隼人選手コメント
『この大会思うような結果を出すことができず、自信も失いかけていました。しかしながらチームメイトもよく動いてくれて、最後まで集中力を保つことができました。目指していたステージ優勝はできませんでしたが、最後にUCIポイント獲得という最低限の結果を残すことができホッとしました。次は全日本選手権にフォーカスして気持ちを切り替えます』

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▲Photo by Tour de KOREA  / 最終スプリント、吉田隼人は6位

8thSTAGE INDIVIDUAL CLASSIFICATION

1  KOR PARK Sungbaek KSP  1h47m33s
2  KOR PARK Keonwoo KOR  +st
3  AUS GIACOPPO Anthony ART  +st 
4  KOR IM Jaeyeon KOR  +st 
5  ITA BENFATTO Marco AS2  +st 
6  JPN YOSHIDA Hayato SMN  +st 

GENERAL INDIVIDUAL CLASSIFICATION by TIME (YELLOW JERSEY)

1 GBR CARTHY Hugh RCJ  30h11m52s
2 KOR CHOE Hyeongmin GIC +19s
3 AUS HAIG Jack ART +20s
4 AUS NORRIS Lachlan DPC +30s
5 ITA BALIANI Fortunato CTO +34s
6 ESP OROZ UGALDE Juan Jose BUR +40s


29 JPN YOSHIDA Hayato +12m06s
70 JPN KIMURA Keisuke +35m51s
78 JPN NONAKA Ryoma +41m24s
80 JPN IRIBE Shotaro +42m28s
86 JPN LOW Darren +45m18s


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Report:ツール・ド・コリア2014 Stage7

2014年06月14日 | チーム活動

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▲ゴールする吉田隼人

2014年06月14日
ツール・ド・コリア2014
Stage7 Pyeongchang> Pyeongchang  158.3㎞

ツール・ド・コリア7日目は、ラスト14㎞の標高差が900mある山頂ゴール。総合優勝を狙うクライマーが火花を散らすステージとなりました。

レースは序盤から逃げた2名の選手を、総合上位につけるチームがコントロールしながら最後の山岳に向かう展開となります。

ラスト10㎞を切り、ペースアップが開始されると集団は一気に崩壊します。シマノレーシングの選手も一人、また一人と集団から遅れだします。

しかし、総合上位につける選手は中々お互いを逃がさずラスト2㎞へ。ここでツアー・オブ・ジャパンでも活躍したラファ・コンドールのCARTHY Hugh選手が単独アタック、2位に7秒差でそのまま逃げ切り、同時に総合成績でも2位に19秒差の首位に立ちました。

明日は最終日、シマノレーシングにとってはこのレース最後のチャンスとなります。P6143447_2

▲ステージ優勝とリーダージャージを手にしたCARTHY Hugh 選手。

7thSTAGE INDIVIDUAL CLASSIFICATION

1 GBR CARTHY Hugh RCJ 3h55m48s
2 KOR CHOE Hyeongmin GIC +7s
3 AUS HAIG Jack ART +7s

39 JPN YOSHIDA Hayato SMN +4m22s
62 SIN LOW Darren SMN +7m55s
65 JPN IRIBE Shotaro SMN +8m47s
75 JPN NONAKA Ryoma SMN +12m13
91 JPN KIMURA Keisuke SMN +15m49s

GENERAL INDIVIDUAL CLASSIFICATION by TIME (YELLOW JERSEY)

1 GBR CARTHY Hugh RCJ 28h24m19s
2 KOR CHOE Hyeongmin GIC +19s
3 AUS HAIG Jack ART +21s

30 JPN YOSHIDA Hayato +12m06s


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