REPORT

SHIMANO Racingの活動をブログで紹介します。

[Report]ツアー・オブ・ジャパン第3ステージ美濃 横山が15位

2016年05月31日 | レースリポート

 

『TOUR OF JAPAN』第3ステージ 【美濃】
5/31(火)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
11.6km+21.3kmx6laps=139.4km
獲得標高 = 1,218m

ツアー・オブ・ジャパン第3ステージは、今年で9回目を迎える美濃ステージ。6周半する約21kmの周回コースには登りはあるものの、ゴール前は1㎞以上のストレートが続き、集団スプリントで決着することが多い。

シマノレーシングは、前日に落車で負傷したもののスプリント力のある小橋勇利でステージ優勝を狙う。同時に、総合であまりタイムを失っていない横山航太、木村圭佑、湊諒の3人を先頭集団内でゴールさせることも目標。そのためにも、チームメイト同士でサポートしあう走りが必要とされる。

今年も江戸時代から続く古民家群「うだつの上がる街並み」で盛大なセレモニーが行われたあと、パレード走行に続き、約140㎞のレースが幕を開けた。

朝からぐんぐん気温が上昇したこの日は、最高気温27度に達した。その暑さの中、序盤のアタック合戦の末にガイ・カルマ(アタック・チームガスト)、サム・クローム(アヴァンティアイソウェイスポーツ)、ウェズリー・サルツバーガー(キナンサイクリングチーム)のオーストラリア勢3人が逃げを決める。タイム差は最大3分11秒。

メイン集団は、リーダージャージを持つNIPPO・ヴィーニファンティーニがコントロールし、落ち着いて周回数をこなしていく。

中盤にはイラン勢のレザー・ホセイニ(ピシュガマンサイクリングチーム)、ベナム・マレキ(タブリーズシャハルダリ)が山岳ポイントを狙って飛び出したものの、ほどなく集団に引き戻された。

シマノレーシングは、総合11位につける横山をキャプテン入部正太朗と秋丸湧哉がそばでサポートし、集団内で位置取りを続ける。

先頭3人は最終周に入っても逃げ続けたが、最後の上り区間でついに集団に捕まる。そこからは各チーム、スプリントに向けてペースアップ。シマノレーシングもすでに総合で大きく遅れている入部と秋丸が積極的にアシストし、他の4人を集団内にとどめた。

最後のストレートに入ったところで小橋が積極的に動き、集団前方3、4番手まで上がる。しかし、タイミングが早すぎたかのか他チームの選手に飲み込まれていく。最後は横山がゴールスプリントに挑み、15位に入った。

優勝は、第1ステージ堺の個人TTを制したアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)で、今大会2勝目を獲得。ボーナスタイムにより再び総合首位に返り咲いた。ステージ2位はジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)、3位はピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)。

横山は総合でも15秒差で11位を守り、木村、湊もトップから30秒以内の好位置につけている。

6月1日の第4ステージいなべは、本格的な上りが始まるステージ。シマノレーシングはステージ優勝を目指しつつ、総合でもタイムを失わない走りを目指していく。

<コメント>
横山航太
「前半から秋丸選手と入部選手が守ってくれたので、最後は脚をためることができたし、ラスト1周の上りも楽にこなせた。(ゴールスプリントは)本当は小橋選手をサポートしたかったが、集団がゴチャゴチャで一緒にいることができず、最後は自分でスプリントした」

※他の選手のコメントは動画で!

<第3ステージ美濃 リザルト>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)3:24'00"
2 ジョン・アベラストゥリ イザガ(チーム右京)st
3 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
4 カルロス エドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)st
5 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)st
6 マルコ・クンプ(ランプレ・メリダ)st
7 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
8 黒枝 咲哉(日本ナショナルチーム)st
9 綾部 勇成(愛三工業レーシングチーム)st
10 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームガスト)st

15 横山 航太(シマノレーシング)st
42 小橋 勇利(シマノレーシング)st
46 湊 諒(シマノレーシング)st
53 木村 圭佑(シマノレーシング)st
89 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+4'50"
90 入部 正太朗(シマノレーシング)+4'50"

<総合順位 第3ステージ>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ6:16'17"
2 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'05"
3 ジョン・アベラストゥリ イザガ(チーム右京)+0'07"
4 窪木 一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'10"
5 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'12"
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'14"
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'14"
8 オスカル・プジョル(チーム右京)+0'14"
9 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームガスト)+0'15"
10 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0'15"
 
11 横山 航太(シマノレーシング)+0'15"
33 木村 圭佑(シマノレーシング)+0'23"
48 湊 諒(シマノレーシング)+0'30"
73 小橋 勇利(シマノレーシング)+11'52"
89 秋丸 湧哉(シマノレーシング)+20'43"
91 入部 正太朗(シマノレーシング)+30'55"

 

text&photo: Mitsuishi OCN


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[Report]ツアー・オブ・ジャパン第2ステージ京都 横山が13位

2016年05月30日 | レースリポート

『TOUR OF JAPAN』第2ステージ 【京都】
5/30(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース 4.2㎞+16.8km x 6周=105.0㎞
獲得標高 = 1,836m

2016年ツアー・オブ・ジャパン2日目は、初開催の京都ステージ。京都府の南端部、京田辺市や精華町を中心とするコースは細く曲がりくねった道、傾斜のきついアップダウンが多いトリッキーなレイアウト。シマノレーシングは絞り込まれた集団でのスプリント勝負を狙い、スプリント力のある小橋勇利でステージ優勝を狙っていく。

初開催のステージとあって、スタート地点の普賢寺ふれあいの駅では盛大なセレモニーが選手たちを歓迎。さらに選手たちは同志社大学京田辺キャンパス内をパレードランした後、周回コースを6周する戦いへと旅立っていった。

序盤、アタック合戦の末に小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、ベナム・マレキ(タブリーズシャハルダリ)、安原大貴(マトリックスパワータグ)、大久保陣(宇都宮ブリッツェン)の4人の逃げが決まる。この4人は登りで分裂しながらも再びまとまることを繰り返し、集団とのタイム差を最大3分40秒まで開く。

メイン集団は、ランプレ・メリダ、ユナイテッドヘルスケアなど海外チームがコントロールし、落ち着いて集団をコントロール。しかし、パンクや落車も多く油断のならない状況が続く。

一方、シマノレーシングのキャプテン入部正太朗は体調不良からか登りで遅れるシーンが見られ、次第に集団から脱落していく。

レース後半に入ると、逃げを追いかけるべく集団のペースも上がり、さらにトラブルも増えていく。シマノレーシングも秋丸湧哉が両輪のパンクに見舞われ、さらに小橋勇利も下りで落車し、左半身に擦過傷を負う。集団から遅れた2人だが、なんとかレースに復帰し、ゴールを目指す。

残り2周の山岳賞を越えたところで、すべての逃げは捕まり、新たに6人がアタック。この中にはリーダージャージのアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)も含まる。この6人が先頭で残り1周に突入するが、集団も逃がさず吸収する。

続いて、オスカル・プジョル(チーム右京)が単独アタック。集団から最大20秒のリードを開き、ラスト1㎞のバナーまで単独先頭で突き進むが、あと一歩及ばず50人ほどに絞り込まれた集団にとらえられる。シマノレーシングでこの集団に残るのは、横山航太、木村圭佑、湊諒の3人。

最後は、ゴール地点の「けいはんなプラザ」に詰めかけた大観衆の前でのスプリント争いとなり、イタリアのダヴィデ・チモライ(ランプレ・メリダ)がステージ優勝を獲得。ピエーレパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が2位、全日本ロード王者の窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が日本人最上位の3位に入った。

この結果、ステージ2位に入ったデネグリがボーナスタイム獲得により、総合首位浮上。グリーンジャージを手に入れた。

前日の個人TTでも好調さを見せた横山は、スプリントでチーム最上位の13位に入った。総合でも11位に浮上し、25歳以下の新人賞部門でも3位に食い込んでいる。

明日、5月31日は美濃ステージ。例年、大集団でのスプリントで勝負は決するが、シマノレーシングは再びステージ優勝を目指して戦いを続ける。

<コメント>
横山航太
「最後は前に位置取ることを考えていたが、直線に入ってからの動きは本物のスプリンターにはかなわないので、ごまかしながら位置取りで頑張った。調子のよさは昨日同様確認できたので、明日以降も頑張っていきたい」

※他の選手のコメントは動画で!

<第2ステージ京都 リザルト>
1 ダヴィデ・チモライ(ランプレ・メリダ)2:49'08"
2 ピエールパオロ・デ ネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
3 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)st
4 ジョン・アベラストゥリ イザガ(チーム右京)st
5 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)st
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)st
7 ジョナサン・クラーク(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)st
8 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)st
9 ベンジャミン・プラデス(チーム右京)st
10 メヘディ・ソフラビ(タブリーズ シャハルダリ)st

13 横山航太(シマノレーシングチーム)st
48 湊諒(シマノレーシング)st
50 木村圭佑(シマノレーシング)st
80 小橋勇利(シマノレーシング)+11'21"
85 秋丸湧哉(シマノレーシング)+15'26"
91 入部正太朗(シマノレーシング)+25'49"

<総合順位 第2ステージ>
1 ピエールパオロ・デネグリ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)2:52'26"
2 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'01"
3 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'01
4 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'03"
5 ジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)+0'04"
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'05"
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティ アイソウェイ スポーツ)+0'05"
8 オスカル・プジョル(チーム右京)+0'05"
9 ベンジャミン・ヒル(アタック・チームガスト)+0'06"
10 ダニエル アレクサンデル・ハラミリョ(ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)+0'06"

11 横山航太(シマノレーシング)+0'06"
36 木村圭佑(シマノレーシング)+0'14"
52 湊諒(シマノレーシング)+0'21"
80 小橋勇利(シマノレーシング)+11'43"
88 秋丸湧哉(シマノレーシング)+15'44"
91 入部正太朗(シマノレーシングチーム)+25'56"


↑GIANT TCR2016モデルが搭載されたチームキャリア


↑ステムには重要ポイントとなる地点の情報が記載される


↑無線をチェックする秋丸湧哉選手



↑横山航太選手はこのステージ13位に入り好調をアピール


↑この日は同志社大学のキャンパス内をパレード、スタート地点にはチアリーダーの姿も



↑各賞ジャージ


↑スタートを待つ湊諒選手


↑スタートラインに並び談笑する入部正太朗キャプテンと秋丸湧哉選手


↑レースをリードした4名の逃げ集団

 


↑後続集団はユナイテッドヘルスケアのメンバーがコントロール


↑木村圭祐選手も先頭集団でゴールした。



↑サポートカーには野寺監督と大久保メカが乗車


↑入部キャプテンは体調不調により遅れながら最後まで走り切り、明日以降へ駒を進めている


↑ゴールシーン、右端には13位でゴールした横山選手の姿も


↑途中クラッシュし負傷した小橋有利選手であったが明日以降へ望む気持ちは切らしていない。

text&photo: Mitsuishi OCN


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[Report]ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ堺&堺国際クリテリウム 若手の小橋、横山が健闘

2016年05月29日 | レースリポート

「ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ堺&堺国際クリテリウム 若手の小橋、横山が健闘」

国内最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパンが5月29日開幕。今年は史上初めて移動日なしの8日間連続で行われ、ヨーロッパのステージレースを思わせる厳しい戦

いが予想される。

海外からも多くのプロチームが参戦する格式の高いレースで、日本人最多ツール・ド・フランス5回出場でこれが大腿骨骨折からの復帰戦となる新城幸也(ランプレ・メリダ

)ら、注目選手も多数出場。若手中心のシマノレーシングは直前合宿でコンディションを上げており、ステージ優勝とUCIポイント獲得を目標に長丁場の戦いに挑む。

初日はシマノレーシングのおひざ元、大阪府堺市の大仙公園周回コースで堺クリテリウムと第1ステージ・個人タイムトライアル。昨年を5000人上回る7万6000人の観客が見

守る中、熱戦の火ぶたが切って落とされた。

『堺国際クリテリウム』小橋勇利が日本人最高の6位

出場選手:入部正太朗・木村圭佑・秋丸湧哉・湊諒・小橋勇利・横山航太

・5/29(日)
27㎞/大仙公園周回コース
10:50 START
(2.7㎞x10Laps)

堺国際クリテリウムは、ツアー・オブ・ジャパンの総合成績には含まれない前座レースだが、全出場選手が参戦し、迫力あるゴールスプリント争いが見もの。朝から真夏を思わせる強い日差しが照り付ける中、大仙公園周回コースを10周する27㎞の戦いが幕を開けた。

序盤はアタック合戦が繰り広げられ、4周目に入ったところで6人の逃げが決まる。メンバーはエイドリアン・ヘギヴァリ(ユナイテッドヘルスケア)、ウェズリー・サルツバーガー(キナンサイクリングチーム)、キャメロン・バイリー、ベンジャミン・ヒル(ともにアタック・チームガスト) 大久保陣、小野寺玲(ともに宇都宮ブリッツェン)の6人で、最大17秒のリードを築く。

この逃げからヒルが脱落し、先頭は5人に。メイン集団はイタリアの強豪チーム、ランプレ・メリダがコントロールし、次第に間合いをつめてくる。残り2周で逃げの5人は吸収され、集団はひとつに。ランプレ・メリダ、NIPPO・ヴィーニファンティーニらゴールスプリントを狙うチームが集団の前を固める。

残り1周、シマノレーシングの横山航太、木村圭佑が集団先頭に立ち、地元の大歓声の中、若きスプリンター小橋勇利を集団前方へと引き上げる。

チームメイトの協力で好位置につけた小橋だったが、最終コーナーで海外勢のスプリンターが先行して集団が分裂。結局、ゴール勝負に加われず6位でフィニッシュした。

優勝はジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)が飾り、2位にはアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)、3位にはニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が入った。

それでも21歳の小橋は日本人最上位に入り、地元シマノレーシングとしての見せ場を作った。

 

<コメント>
小橋勇利
「昨年もTOJは出させてもらったが、例年スプリントになるので狙ってはいたんですが、自分の思ったようにいかず6位という結果。日本人最高位だけど、悔しいです」

<堺国際クリテリウム・リザルト>
1 ジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)0:35'19"
2 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)ST
3 ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)ST
4 マルコ・クンプ(ランプレ・メリダ)ST
5 カルロスエドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドヘルスケア)ST
6 小橋勇利(シマノレーシング)ST
7 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)ST
8 黒枝士揮(愛三工業レーシング)ST
9 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)ST
10 ルーク・キオー(ユナイテッドヘルスケア)ST

49 秋丸湧哉(シマノレーシング)+47"
52 湊諒(シマノレーシング)+50"
85 木村圭佑(シマノレーシング)+1'44"
86 横山航太(シマノレーシング)+1'44"
91 入部正太朗(シマノレーシング)+2'01"


↑堺国際ロードがスタート


↑レースはランプレ・メリダがコントロールして進む、先頭は新城幸也選手


↑ラスト1周、シマノレーシングはスプリントのエースとなる小橋選手を好位置に押し上げるため、チームの総力をあげ先頭に出る


↑ゴールはチームUKYOのジョン選手が先着、小橋選手はわずかに及ばず6位

 

『第1ステージ 【堺】』横山航太が14位に食い込む
5/29(日)13:35
大仙公園周回コース
2.65㎞(個人タイムトライアル)
獲得標高 = 10m

いよいよツアー・オブ・ジャパンの本格的な幕開けとなる第1ステージ堺は、2.65㎞の個人タイムトライアル。大仙公園周回コース1周を出場全94選手がひとりずつ走ってタイムを計測し、初日の総合順位を決定する。

午後になって雲が広がり、雨予報もあったことから、シマノレーシングは総合上位を狙う木村圭佑、入部正太朗、秋丸湧哉を前半でスタートさせる作戦に。狙い通りキャプテンの入部が、3分25秒22と一時暫定3位に入る好タイムをマークする。読み通り、後半4巡目の選手がスタートするころから小雨がぱらつきだすが、路面を濡らすほどでもなく、タイムにも大きな影響はなかった。

この中でシマノレーシング最後の6番手でスタートした20歳の横山航太が3分24秒47のチーム最速タイムをマークし、14位に食い込んだ。日本勢でも増田成幸(宇都宮ブリッツェン、3位)、中根英登(愛三工業レーシング、4位)、窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)らTTスペシャリストや総合上位候補に続く4番手のタイムと健闘した。

ステージを制したのは、オーストラリアのアンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)。タイムは3分19秒00で、総合首位のグリーンジャージに袖を通した。2位はカルロスエドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドへエルスケア)、3位には増田と続いている。

明日30日は、新設の京都ステージ。登りも含まれる周回コースが舞台だが、シマノレーシングは小集団のゴール勝負に持ち込み、ステージ優勝を狙う。

<第1ステージ堺・リザルト>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)3'19".00
2 カルロスエドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT)+0".23
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+2".87
4 中根英登(愛三工業レーシングチーム)+3".86
5 ジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)+3".95
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティアイソウェイスポーツ)+4".00
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティアイソウェイスポーツ)+4".27
8 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+4".41
9 オスカル・プジョル(チーム右京)+4".82
10 エイドリアン・ヘギヴァリ(ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT)+4".85

14 横山航太(シマノレーシング)+5".47
20 入部正太朗(シマノレーシング)+6".22
57 木村圭佑(シマノレーシング)+13".54
74 秋丸湧哉(シマノレーシング)+17".22
82 湊諒(シマノレーシング)+20".51
85 小橋勇利(シマノレーシング)+21".60

<総合順位 第1ステージ>
1 アンソニー・ジャコッポ(アヴァンティアイソウェイスポーツ)3'19".00
2 カルロスエドゥアルド・アルサテ(ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT)+0'00"
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+0'02"
4 中根英登(愛三工業レーシングチーム)+0'03"
5 ジョン・アベラストゥリイザガ(チーム右京)+0'03"
6 ロビー・ハッカー(アヴァンティアイソウェイスポーツ)+0'04"
7 クリス・ハミルトン(アヴァンティアイソウェイスポーツ)+0'04"
8 窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+0'04"
9 オスカル・プジョル(チーム右京)+0'04
10 エイドリアン・ヘギヴァリ(ユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルCT)+0'04"

14 横山航太(シマノレーシング)+0'05"
20 入部正太朗(シマノレーシング)+0'06"
57 木村圭佑(シマノレーシング)+0'13"
74 秋丸湧哉(シマノレーシング)+0'17"
82 湊諒(シマノレーシング)+0'20"
85 小橋勇利(シマノレーシング)+0'21"


↑優勝したアンソニー・ジャコッポ選手(アヴァンティアイソウェイスポーツ)

 


↑木村圭祐選手


↑入部正太朗選手


↑秋丸湧哉選手


↑湊諒選手


↑小橋勇利選手


↑横山航太選手は3分24秒の好タイムで走り切る

 

 

 


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[Next Race/Schedule]ツアー・オブ・ジャパン & 堺国際クリテリウム

2016年05月26日 | レース・イベント情報

アジア屈指のステージレース『ツアー・オブ・ジャパン UCI2.1』が開催されます。

過去、このレースで活躍した選手の中から、多くの世界トッププロが輩出され、世界を目指す選手にとっては登竜門的なレースと言っても過言では無いでしょう。
チームはこのレースをシーズンの大きな目標に掲げトレーニングを重ねてきました。このレースでどこまで戦う事が出来るか、レース前から緊張感が漂っています。
また、堺ステージの開幕前にはTOJ出場メンバーが集結するショートサーキットレース、『堺国際クリテリウム』も併催されます。
是非レース会場に足を運んで頂き、現場でしか感じる事の出来ない緊張感を共有してください。

******************

『堺国際クリテリウム』

出場予定選手:入部正太朗・木村圭佑・秋丸湧哉・湊諒・小橋勇利・横山航太

・5/29(日)
27㎞/大仙公園周回コース
10:50 START
(2.7㎞x10Laps)

******************

『TOUR OF JAPAN』

出場予定選手:入部正太朗・木村圭佑・秋丸湧哉・湊諒・小橋勇利・横山航太


開催日程
2016年5月29日(日)~6月5日(日)

第1ステージ 【堺】
5/29(日)13:35
大仙公園周回コース
2.65㎞(個人タイムトライアル)
獲得標高 = 10m

第2ステージ 【京都】
5/30(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース
+
獲得標高 = 1,836m

第3ステージ 【美濃】
5/31(火)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
+
獲得標高 = 1,218m

第4ステージ 【いなべ】
6/1(水)9:30
阿下喜駅前→下野尻交差点→農業公園(梅林公園)周回コース
+ < 9.1㎞ + 15.2㎞ x 8周 = 130.7㎞>
獲得標高 = 1,650m

第5ステージ 【南信州】
6/2(木)9:15
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
+
獲得標高 = 2,580m

第6ステージ 【富士山】
6/3(金)8:45(セレモニーラン)
セレモニーラン:13.2㎞(小山町生涯学習センター→須走商店街→ふじあざみライン入口)
ふじあざみライン入口(10:00)→富士山須走口5合目
11.4㎞(ヒルクライム)
獲得標高 = 1,147m

第7ステージ 【伊豆】
6/4(土)9:30
日本サイクルスポーツセンター周回コース
12.2㎞ x 10周 = 122.0㎞
獲得標高 = 3,750m

第8ステージ 【東京】
6/5(日)11:00
日比谷シティ前→大井埠頭周回コース
+
獲得標高 = 100m

 

総走行距離 = 747.45㎞

総得標高 = 12,291m

++++++

出場チーム
全16チーム(海外8チーム・国内8チーム)

<海外チーム>
ランプレ・メリダ(WT/イタリア)
NIPPO・ヴィーニファンティーニ(PCT/イタリア)
ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルサイクリングチーム(PCT/アメリカ)
ピシュガマン サイクリングチーム(CT/イラン)※
アタック・チームガスト(CT/台湾)
タブリーズ シャハルダリ チーム(CT/イラン)※
アヴァンティ アイソウェイ スポーツ(CT/オーストラリア)
トレンガヌ サイクリングチーム(CT/マレーシア)
※UCI Provisional ranking による自動招待
<国内チーム>
ブリヂストン アンカー サイクリングチーム(CT)
チーム右京(CT)
愛三工業レーシングチーム(CT)
マトリックス パワータグ(CT)
宇都宮ブリッツェン(CT)
シマノレーシングチーム(CT)
キナンサイクリングチーム(CT)
日本ナショナルチーム


チーム編成

9名(選手6名/監督1名/メカニック1名/マッサー1名)

▲堺国際クリテリウム2015年大会の様子


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[Report] 秋田拓磨参加のU23欧州遠征 LA RONDE L’ISARD(フランス)UCI 2.2U を終える

2016年05月26日 | レースリポート

5月19日~22日 LA RONDE L’ISARD(フランス)UCI 2.2U

*****************************
派遣期間:2016年5月14日(土)~6月7日(火)
 開催場所:フランス・チェコ
監督    浅田  顕(JCF強化コーチ・ロード競技部会員)
メカニック 市川 貴大(JCF強化支援スタッフ)
 選手
  秋田 拓磨(福 井:シマノレーシング)
  雨澤 毅明(栃 木:宇都宮ブリッツェン)
  石上 優大(神奈川:EQADS)
  新城 雄大(沖 縄:EQADS)
  津村 翔平(神奈川:EQADS)
*****************************

秋田拓磨が参加しているU23ナショナルチームの欧州遠征は、フランスで行われた山岳レース『LA RONDE L’ISARD(フランス)UCI 2.2U』を終えました。
秋田選手は好調ながらも初日の遅れから雨澤選手(宇都宮ブリッツエン)のアシストに回り、雨澤選手の好走に貢献しながらも、チームは悪天候含む厳しいレースに結果を残すには至らなかったようです。

しかしながら、チェコで行われる次戦に向け集中している様子がうかがえます。
引き続き秋田拓磨選手とU23ナショナルチームの活動にご注目ください。

↓第1ステージのレポート (JCF)
http://jcf.or.jp/?p=49635#more-49635

↓第2ステージ(JCF)
http://jcf.or.jp/?p=49652

↓第3ステージ(JCF)
http://jcf.or.jp/?p=49656

↓第4ステージ(JCF)
http://jcf.or.jp/?p=49668


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