こんにちは、ほりかわです(^_^)
昨日のえひめ母親大会の参加報告をさせていただきます。
午前の分科会は、第2分科会「ネット・メディアと向き合う力を育てる」に参加しました。
参加者は、26人。
子育て世代・学校関係者・退職された方など、県内各地から幅広い層が集まり、
「さすが母親大会!」と思いました。
大きく分けて2つの悩みが出され、
どう解決していけばよいか?
助言者からアドバイスもいただきながら、それぞれ思うことを意見交流しました。
⚪︎子育てにかかわる悩み
(小さい子がタブレット・スマホを触るのはどうなのか? )
(小中学生のゲーム依存はどうすればいいのか?)
(中高生のSNSでの人間関係トラブルにはどう対応すればよいか?)
⚪︎使いこなし方がわからない大人世代の悩み
(情報をどう集めたらいいのかがわからない)
(使い方がわからず、相談したくてもどこに相談すればいいのかわからない)など。
助言者の愛媛大学・富田先生からは、
4つの問題提起が出されました。
⚪︎人間関係トラブル
⚪︎金銭トラブル
⚪︎生活習慣
⚪︎乳幼児の発達における影響
「産婦人科や小児科では、『2歳まではスマホもテレビも与えないように』という内容のポスターが貼ってありますが、ちゃんとした根拠はないんです。」
との先生の発言に会場ザワッ…!(と感じたのは私だけでしょうか?(^^;;)
「よくない影響がある、という研究結果と同じくらい、いい影響があるという研究結果があり、
たぶんこのまま同じくらい良い悪いの研究結果が出続けると思います。」
「ネットなどは、車以上に生活する上で依存することになると思います。ので、『ネットの使い方がわからない』という方がこれからの子どもには悪影響。」
へえ…。
「依存性が高いので、自分でする時間を決めていくマネージメント能力をつけさせるよう、
気をつけながらかかわる時間をつくっていくのがいいと思います。」
ホウホウ…。
「禁止すれば、するほど、問題が地下に潜っていくと思うんです。」
「内緒でしていたら、困ったことになっても親や、責任がとれる大人に相談しない。」
「問題が大きくなりすぎて、どうしようもなくなってから発覚するのが一番避けたいところですから、
問題を共有できるような人間関係をつくることが求められると思います。」
ホー!
富田先生からの発言、目からウロコが落ちました(O_o)
金銭関係のトラブル、ともすれば賠償責任にも発展するトラブルもありますよね。
いのちにかかわることが、一番心配ですが…。
それに関しては、こんな意見が出ました。
「子どもが制限なくメディアを使って問題起こすのは、親の責任。
制限を個別に設定することが可能なのだから、制限しなければならないところは、
親が責任をもってしなければならない。わからないなら子どもには与えない。」
「販売者も責任をもって対応できないのであれば、売るべきでない。」
また、学校でのタブレット端末の活用状況などについても知ることができました。
発達障害など、書くことが困難な子どもには積極的に活用することが進んでいるそうです。
ただ、それに対応するためには、先生方はさらに個別の努力しないといけないと聞き、
私は「もっと予算が増えて、先生を増やしてもらわないと叶わないんじゃないか」と思いました。
「ネットの使い方、子どもへの関わらせ方に悩むばかりで、なかなか子育てする世代と情報を共有できる場所がないんですよねー。」
と意見を出したところ、
「ネット上でも『こういう事態が起こって、こういう解決をしたよ。』
『こんな風に解決すれば良かった』などの情報発信をするだけでも違うのでしてみては?」
と助言をいただきました。
親が使い方について学ぶには、小中学校のPTA学習会などでも、提起してみるといいそうです。
えひめ母親大会の分科会では、県内でそういう取り組みがまだ進んでいないのか
お話があまり聞けなかったんですが、
日本母親大会の分科会で聞いた情報では、
講師として、こういう方々からの講演会を知ってるよ、とのことでした。
(親が学習しいていくのも、まだまだこれからってことですね)
⚪︎携帯販売会社
「親が制限をかけられる機能(ペアレンタル・コントロール)について学ぶ」
⚪︎警察関係
「ネット絡みの犯罪、金銭トラブルについて知る」
その他、学校裏サイトの監視をしている方(元警察関係の方だと思う、とのことです)を講師に呼んだというところもありました。
長くなってしまったので、
次回に分科会の申し合わせ事項うをまとめたいと思いますm(._.)m