新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

教研集会に参加しました

2015-11-15 18:26:57 | 参加報告
10月31日の「父母と教師の教育研究集会」に参加してきましたので、ご報告します。

毎回、いろんな方が講演してくださるのですが、子どもをみる視点や子どもを取り巻く状況を考えるのに大変意義深い時間にしてくださるお話が聞ける会です。

今回の講師は、武庫川女子大学臨床教育学研究科の田中孝彦さん(教育思想・臨床教育学)。

題は、「今、子どもの声に耳をすますー子どもとともに、いのち・平和・幸福を考える子育て・教育を」でした。



私の感想を一言でいうと、「70歳の講師のお話の中に、とても瑞々しい感性を感じた」というところでしょうか。


⚫︎田中先生は、自分が受けた「戦後教育」の素晴らしさを伝えたい

⚫︎長年かかわった「聞き取り」調査の中で、社会状況などが変わっても子どもたちの“生きていく目標”(筆者)はそれほど変わらない

この二つが、お話の中で核だったように思います。

社会情勢とともにどんどん本来から逸れて、「改正」までされてしまった教育基本法の根幹には、田中先生が話しておられた「戦後の原点」があったのだと感じました。

社会情勢に負けず、屈せず、「教育」とはどういうものか、どういうことをしていくべきかを絶えず考えていくこと、そして子どもたちの素直な言葉を聴くことが、必要なのだと思いました。