第28回愛媛県本部大会が無事終わりました。
4名の方が退任され、新しく3名が県本部委員になります。
特別決議「伊方原発の再稼働はゆるさない」も採択されました。
特別決議
伊方原発の再稼働を中止し、廃炉とすることを求めます
伊方原発は3基とも停止した状態が3年半続いていますが、その間、電力不足も生じず、再稼働に反対の世論が高まっています。しかし、四国電力は県民や地元住民の声を無視して、原子力規制委員会の審査に合格したとして、伊方町長・中村知事の合意も取り付け、来年3月にも3号機を再稼働しようとしています。
とりわけ、3号機はウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル発電で、原子炉のコントロールが難しく、過酷事故の被害はケタはずれに大きくなります。南海トラフ巨大地震が30年の間に起こるとされている今、耐震能力を高め安全対策をとっているといわれても、絶対安全とはいえません。また、一旦事故が起これば佐田岬半島の住民は海上から避難する方法しかなく、また複合災害ともなれば避難できるかどうかさえわかりません。
福島での原発事故は収束の目処も立たず、いまだ11万人以上が故郷に帰れません。放射能による健康被害の解明もこれからで、一部には甲状腺がんの発生は10~20倍にもなっているデータが発表されています。
こうした福島の現実は、原発の再稼働ではなく、廃炉にしていくことこそ安全だということを示しています。
私たちは、次の世代にまで放射能の脅威にさらされることなく、個人の尊厳を守り、安全に生き続けたいと願い、伊方原発は再稼働せず、廃炉にすることを強く求めます。
2015年11月29日
新日本婦人の会第28回愛媛県本部大会
詳しくはまたご報告します。