11月19日に、四国電力に申し入れに行きました。
申し入れ内容は以下の通りです。
*************************************************************************************************
四国電力株式会社
社長 佐伯勇人様
新日本婦人の会愛媛県本部
会長 来島頼子
伊方原発3号機の再稼働撤回を求める申し入れ
新日本婦人の会愛媛県本部は創立して53年、子どものしあわせ、女性の権利・地位向上、平和、いのちを守る社会にと、私の要求で運動をしている国連NGOの女性団体です。
10月26日、中村知事が、過半数の県民の不安や再稼働反対の声を聞かず伊方原発3号機の再稼働を認めたことに対し、私たちは強く抗議し撤回するよう申し入れました。
南海トラフで起こると予想される巨大地震はもちろん、伊方沖にある中央構造線活断層帯から起きる地震などにも大変危機感をもっています。過去50年の間に3度の原発事故がありました。事故により放射性物質が一旦外部に放出されると、これを抑えることができないこと、原発は「未完の技術」で危険なものであることを示しました。
伊方原発3号機は毒性の強いウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマルです。ひとたび重大事故が起これば、四国、中国、九州全域に大規模な放射能汚染が広がるとともに、瀬戸内海や宇和海が重大な汚染をうけることは明らかです。原子力規制委員会の審査に合格したから大丈夫ではありません。田中俊一委員長は「絶対に安全であることを意味しない」と述べ、万が一の過酷事故が起きうることを認めています。
福島原発事故はいまだに収束のめども立たず、汚染水の処理も完全ではありません。11万人以上の人が避難し、苦しんでいます。地元に帰れない悔しさが私たちにも伝わってきます。子どもたちの甲状腺ガンは年々ふえています。
使用済み核燃料の最終処分も解決のないまま再稼働は許されません。絶対に再稼働はやめてください。私たちの未来にとって原発は必要ありません。原発に代わる再生可能エネルギーにもっと力を入れてとりくんでください。下記の事項を申し入れます。
〈申入れ事項〉
1.伊方原発3号機は再稼働しないでください。
2.原発は廃炉に向けて取り組んでください。
3.再生可能エネルギーに力をいれてください。