「暮らしに役立つ新婦人しんぶん」
松山支部 椿班 泉川さん
カラー刷りの新聞を広げ、読みやすくなったと感じる。小さいけれど内容はギッシリ詰り編集者の苦労がよくわかる。
発足当時は、今のようなタブロイド版で、途中で普通の新聞の大きさになり、「小さい方が読みやすい。」と言うと、機関紙部長が、「タブロイド版では新聞としての格が落ちる。トイレで読む新聞よ。」と言われたことを思い出す。
50年も経つと創立時の目的も合わなくなるものが多いけれど、平塚らいてう等優れた先輩のもと、歩み続け、読み継がれていく新聞も素晴らしいと思う。
今時の新しい言葉に戸惑うこともあるけれど、生活に役立ち、社会に目を開く新聞だと思う。新聞を薦める時に、コーヒー1杯の値段と言ってきたけれど、だいたい今も同じ位、たくさんの人に読んでほしいとつくづく思う。
以前、全国大会に参加した時、80歳を過ぎた代表委員があいさつの中で、「病気がちだけれど病院の行き帰りに新聞を配り、私が目をつぶるまで新婦人です。」と言われた言葉をしみじみ思い出す。