今日午前、塩崎恭久厚生労働大臣の愛媛事務所を訪問し、懇談と要望をしました。
愛媛県民を代表して、会員たちの生活実態と要望を書いた「私は言いたい!カード」を届けてきました。
参加者は5名でした。
秘書の方が対応してくださいましたが、今回は15分しか時間をとっていただけず、会員から寄せられたたくさんの思いが伝わったかどうか…。
「保育所落ちたの私だ」
「保育士やめたの私だ」
「介護士やめたの私だ」
この間、当事者の方が発信した思いがインターネット上で共感を呼び、国会質問でも取り上げられるということが起きました。
○介護についても、保育についても、実態についてきちんと調査、改善してほしい。
○働く人は機械じゃない。
生活できる給料、労働時間になるよう、国が責任を持ってルールをつくってほしい。
○安心して医療を受けられるようにしてほしい。
○貧困世帯が増えている。税金の集め方・使い方を見直してほしい。
私たちが要望しているのは、そんなに難しいことでしょうか。
一般の感覚とかけ離れたものでしょうか。
本気で対応する心づもりがあるならば、もっとじっくり時間を割いてくれるはず。
「一般庶民の生活なんて…」という態度を目の当たりにし、やはり続投してもらいたくないと思いました。
提出した要望書はこちら。
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2016年5月13日
厚生労働大臣
塩崎 恭久 様
新日本婦人の会愛媛県本部
会長 来島 頼子
住所 松山市北持田町131-1
TEL 089-933-3279
要望書
私たち新日本婦人の会は、1962年の創立以来、くらしの向上、女性の権利、子どものしあわせのために力を合わせ草の根で運動している国連NGO女性団体です。
これまでも、保育や教育環境の充実をはじめ、くらしや福祉・医療など女性たちの切実な要求を実現するために全国で手をつないで運動してきました。
若いお母さんたちが、「保育所落ちたのは私だ!」と国会前に集まって声を上げ、塩崎大臣も対応されたそうですが、本当に待ったなしの切実な問題です。
また、「下流老人」と言われ、不安を抱えながら必死で生活している高齢者もまわりにたくさんいます。
年金が削減される一方で、介護保険料や医療保険の引き上げなどくらしが脅かされています。
高い教育費や若い世代の働かされ方など、どの世代でも格差がひろがっています。
なによりも必要のない戦闘機オスプレイの購入など軍事費に5兆円もつぎ込むのではなく、社会保障充実に税金をつかってほしいというのが女性・国民の声です。
安倍政権の「1億総活躍プラン」では、学童保育の指導員や保育士・介護職員の処遇改善をはじめ、働き方改革で残業時間規制や非正規労働者の待遇改善など盛り込まれると報道されています。
私たちの生活に直結する多くの施策にかかわる厚生労働大臣には、私たちの切実な声をしっかりと受け止めていただき安心してくらせる施策の実行を要望いたします。