4月2日、松山支部子育て委員会主催の「親子deクッキング」がありました。
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小学生の子どもをもつお母さんの「春休みだからなにか企画してほしい!」という声から始まったこの企画。
“生きるために必要な力はお手伝いから”と、最近“家のお手伝い”が見直されていることもありますが、
なかなか各家庭でお料理のお手伝いを実践するのはむずかしいんです
「夕飯時はとにかく忙しい手伝って欲しい気持ちもあるけど、一人でやった方が早いから」
「包丁をもちたがるけれど、ずっとついていなきゃいけないのでさせられない」などなど。
でも、“みんなでやれば大丈夫!”と事務局長に背中を押されて打ち合わせを重ねてきました。
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当日。参加者は大人10名、子ども15名(うち未就学児5名)。
名札に自分の名前を書いて、まずは輪になって自己紹介
子どもたちは4月から何年生になるか、好きな科目は何かなどを元気に発表
お母さんたちは好きな俳優さんを思い思いに発表しました
この日の献立は、チラシ寿司とワカメの澄し汁。愛媛では新暦から一月遅く4月3日におひなさまのお節句をするそうです。
お米を研ぐところから始まり、野菜を洗ったり、切る作業もみんな上手に包丁をつかってしていました。
みんなでつくれば、あっという間に料理は完成。
みんなでテーブルを囲んでいただきまーす
手作りのチラシ寿司はとても美味しく、旬の春ワカメをつかった澄まし汁も格別でした
自分たちでつくると美味しさも一入なのか、おかわりする子がたくさんいました。
食事がすすむなか、先輩会員さんたちが30年前に新婦人で取り組んだ給食費値上げ反対の運動のことを話したり、
今の松山市の給食について思うことを話してくださいました。
「今、松山市はアレルギー対応の給食を実施していないが、アレルギー対応するには民間委託するしかないといって、
新婦人も反対意見を出して要望したが強行した。
一方で、アレルギー対応がどんな給食か、内容は把握していないし責任もとらない」
「80年代にセンター方式化が進んだが、とりやめて自校式に戻す自治体が多い中、
さらにセンターを合併して2000食、3000食と数を増やす計画。
こんなに多ければ加工品を増やさざるを得ない。“食育”が叫ばれるなか逆行しているのではないか?」などなど。
話を聞いた子育て世代の会員さんからは、「学校給食の“中身”を知る機会ってあまりないので勉強になった」
「調理場に見学に行ってみたい」との意見が出されました。
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午後は近くの公園でひとあそびしてから、お団子づくり。
小さい子も一緒にこねてしっかりお手伝いしてました
盛り付けもお片づけもしっかり自分たちでやってましたよ
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参加したお母さんたちからは、
「普段台所に立たない息子もみんなとだったら生き生きと料理に取り組んでいてとてもうれしかった」
「少し年上の女の子たちの包丁さばきが上手で、それをみて小さい子もそれなりにお手伝いしているのをみて
充実した料理企画だと思った」
「先輩会員さんたちが給食費の運動をあんな風にしているとは知らなかった。
知るきっかけになってよかった。また勉強したい」
などなど感想が寄せられています。
子どもたちと一緒もいいけど(すごーく疲れるので)、お母さんたちだけで料理、おしゃべりする企画を次回はやる予定です