夏休みで大変ですが、活動報告です
6月30日、愛媛県本部くらし部5名で大洲(松山から車で1時間から1時間半ほど)に行き、「大洲環境と自然エネルギー研究会」の方々と学習交流してきました
西予市をはじめ、緑豊かで農業が盛んな愛媛県南予地方は、自然エネルギーの開発や実践が進んでいます
今回は、「大洲環境と自然エネルギー研究会」の会の設立経緯や、活動内容をお聞きし、松山や他市町でも取り組めることを見つけて積極的に運動していきたい!!という思いでのとりくみでした
まずは、会の事務局長をされている大崎さんのお宅で、会のこれまでの活動を説明していただきました。
この研究会は、2011年の311をきっかけに「自分たちにも何かできないか」というところから発足したそうです(設立総会は2013年1月)。
「大洲には、棚田をはじめとする美しい農村風景が残されているので、それを保存、活用して人々が集う場にできないか」というまちおこしの思いもこもった、主な事業は5つ。
〇自然エネルギーの活用を研究する
〇ゴーヤーのみどりのカーテンを普及する
〇戒川(かいかわ)樫谷(かしたに)地区の棚田を保全する
〇会員の親睦と交流を図る
自然エネルギー活用では、視察や学習会に加えて、ご自宅につけた太陽光発電・太陽熱(ソーラーシステム)・木質バイオマス(薪ストーブ、薪ボイラー、エコストーブ)・省エネ(風呂水・雨水利用、節電、みどりのカーテン)などをこまめに実践・チェックされており、ちょっとした個人の努力からでも自然エネルギー活用ははじめられるんだという希望をいただきました。
お昼ご飯には、エコストーブ(屋外用)でご飯を炊いていただき試食させてもらいました。
このエコストーブ、500mlペットボトル大の薪たった2本(いや、1.5本くらいだったかも)で、ご飯が炊けてしまうんです!!
311の震災のときに広められたものだとお聞きしました。
このエコストーブも、会で講習会をひらき、試作改良をしたものだそうです。
おこげもでき、美味しく炊き上がりました。
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昼からは、保存につとめる戒川樫谷地区の棚田を見に連れて行っていただきました。
細い山道でしたが、予想よりずっと早く到着(長浜・白滝から約9kmで、標高500m)。
ごらんください、この景色!!
(曇っていたのであまりきれいに写真に納まらなかったのが残念ですが…)
一角を会で借りて、お手伝いを募集したりして田植え・収穫をしているそうです。
棚田の写真を撮っているカメラマンの河野さんともお知り合いになり、会主催の樫谷棚田の写真展(於:おおずメッセ)は今年で2回目。今年の開催では1000人以上が観覧、大洲市長も見に来られたそうです。
また、棚田ネットワーク代表で元棚田学会会長の中島峰広さんともつながりができ、講演会もひらいたとお聞きしました。
今後は、これらの活動に加えて、「自然エネルギーによる地域おこし」を構想しているのだそうです。
〇廃校になってしまった旧戒川小学校の体育館屋根に市民共同で太陽光パネルを取り付けて発電所をつくれないだろうか
(←旧戒川小学校にも連れて行っていただきました)
〇田の淵川に小水力発電は導入できないだろうか
構想をお聞きしていたら、可能性はどんどんひろがる、未来が明るくなるような気になりました
この交流会をふまえて、愛媛の新婦人でどんなことができるだろうかと思案中です。
まずは自分の身の回りの省エネからはじめたいと思います