新居浜支部よりニュースがとどきました。
<原爆体験を聞く会>開かれる
8月4日、ウイメンズで猛暑の中、36名が参加。会場内には被害状況を示す写真パネルや資料がたくさん展示され、原爆被害者の会から会長を含め3名が出席され、お話していただきました。
長崎で8歳で被爆した森田さんと、広島で20歳のときに被爆した真鍋さんの対談形式で体験を話されました。
当時、真鍋さんは軍に勤務していたので、上官の命令で被爆者の救援にあたったそうです。やけどの水ぶくれをハサミで切り、赤チンを塗るだけの治療だったそうです。
小6の時に母親を亡くし、父親と二人きりの生活だったそうで、娘のことを心配した父親が、家の下敷きになり傷ついた体で5キロの道を歩いて勤務先まで訪ねてきた話には胸が詰まりました。そのお父さんも20日ほどで亡くなられたとのことでした。「人の前で話し始めたのは、つい最近のことです」と言われました。悲惨な体験を語るには長い年月が必要だったと思います。
参加者からは日本国憲法は、先の戦争で亡くなった大勢の人の遺書だと思う。2度と戦争をしないと謳った憲法を大切にしよう、などの意見が出されました。