新日本婦人の会 えひめblog

えひめの地でがんばっております。女性目線の要求運動、要求小組(サークル)など日々の出来事を綴ります。

んー、むずかしい

2013-07-13 17:21:15 | 新婦人しんぶん

こんにちは、松山支部のほりかわです

汗が止まらない、暑い日が続きますね

もうすぐ夏休みで子どもたちはそわそわしていますが、暑くてうるさいどうしようもない日々が始まるのかと思うと母親業をしている者は今からぐったりです

今週号の新婦人しんぶんに、『子宮頸がん予防 ワクチン「勧奨見合わせ」を決めたのは』という記事を見つけ、小組班会で女の子ママたちと読み合わせしました

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新婦人しんぶん 2013年7月11日号6面

厚労省検討部会委員 岡部信彦さんに聞く

『子宮頸がん予防ワクチン 「勧奨見合わせ」を決めたのは』

判断材料をひろげる

 「定期接種は中止しないが、積極的勧奨はしない」と委員会で提言したのは、子宮頸がん予防ワクチンが危ないから、”急ブレーキをかけて止めよう”と言っているのではありません。少しアクセルを離して、落ち着いて「報告された方々のデータ、海外のデータ等を集め、医学的にきちんと説明できるように」「少なくとも数か月から半年までに、委員会を開き再検討しよう」というのが委員会全体の意向です。

 「副反応」として、委員会にはCRPS(複合性局所疼痛症候群)の疑い5例、それ以外の慢性的な強い痛み(慢性疼痛)38例が報告されています。このうち数例は明らかに他の原因のようです。また「痛み」というのは非常に複雑で、心理的要素も含まれますが、ご本人の苦痛は確かです。これらが仮にすべてワクチンの関係がありそうだとしても、これまで日本で900万回接種に対し30数例というのは、発生頻度としてはそれほど多いとは言えません。

 しかし、「それで心配ない」と言うには、医学的に説明できるだけのデータが整っておらず、さらなる検討が必要です。

 また、複雑な痛みの患者さんに対して、統一された目で診ていないので、診断もはっきりしない部分があります。神経内科医や「痛み」の専門医による統一した目で診て、治療可能なものには治療を進めるなど、もう少し結論が出るまで、時間がほしいということです。

 その間、不安を感じる人も含めて対象年齢の人々すべてに「接種しましょう」と強く勧めることは少し延期しましょうと決めたのです。

 今回の措置は、客観的な判断材料をみなさんに提供できるようにするための時間だと思ってください。

中止は避けたいと論議

 副反応問題で「中止に」という声もありましたが、それは避けたいと委員会で論議しました。

 このワクチンは海外で何億万回と使っているので、WHO(世界保健機構)も「一定頻度で起きる可能性はあっても大変心配なことではない」と言っています。

 もちろん、海外で大丈夫でも、もしかすると日本で初めて見つかる現象があるこもしれないので、慎重にならないといけません。

 また、「重篤な副反応」として多数報告されていますが、そのうちの8割以上が回復しています。例えば接種後、痛みのために倒れ、顔色も悪く救急車を呼んだ、これも「重篤な副反応」に入れるのですが、大体数時間もようすを見れば回復しています。「重篤」というのは、発生した時点での医師の判断で、報告には病気の予後を問うていないのです。

 中止せず、定期接種をはずさなかったのは、これまで通り接種したいと思っている人たちに、自己負担なく受けられ、万が一事故が起きたときに、A類定期接種としての医療費負担や見舞金などの救済制度が活用できるようにしたいからです。

 「たいした効果がない」と、ワクチン不要を主張する人、自治体によっては事実上の「中止」と言っているところもありますが、これは委員会の意図とまったく違います。

 子宮頸がんは、全員がかかる病気ではなく、100万人のうち10人ほどがかかる病気ですが、年間3500人もの方が命を落とし、それ以上の方が合併症や後遺症で苦しんでおられます。それを少しでも減らそうとするのが、病気の予防に対する考え方です。

 「1回接種し、2回目は3か月も空いたらダメになるのでは」と心配する人もいます。数年は別ですが、数か月空けたとしても免疫反応にそれほどの差がないと言われています。半年待って、2回目、3回目を接種すれば大丈夫と考えられています。

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 なんでこの記事に目が留まったかというと、

Facebookで松山市議会議員の武井多佳子議員のこんな投稿を見つけたからでした。

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2013年6月30日

 

延長議会の6月27日22時過ぎ、

 

『子宮頸がんワクチンの定期接種は取り下げ、副反応の解明と被害者の救済、情報発信、若者のがん検診を促進することを求める意見書』を提案しました。

 

子どもたちが訴える副反応は看過できません。速やかな対応を行うのが議会としての役割だと思います。

 

結果は否決。残念な結果でした。

 

賛成は自民党、民主党

 

反対は公明党、日本共産党、維新の会、無所属

 

賛否はホームページで公開されます。ご覧ください。

 

 昨日、ワクチン接種に迷っている中学生の親子と話す機会がありました。

 

お友達にも発熱などの副反応が出ており、不安に思っていました。

 

また、松山市から接種せよと通知が届いたかと思えば、すぐに慎重にせよと通知が届き、混乱しているとのこと。

 

やはり、定期接種は一時的にでも正式に取り下げるべきです。

 

もっと、もっと混乱が広がると思います。

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武井さんは市民派の議員さんで、新婦人松山支部の請願の紹介議員になっていただいたこともあります

投稿のように、市から内容の違う通知が2通来たら混乱するのは当然ですし、副反応の話を聞いて不安に思っている方が大勢いらっしゃるのも知っていたのですが、

「せっかく自己負担なく接種できるようになったものを取り下げてしますのはもったいないなぁ」と思って読んでいたので、しんぶんの記事を読んでなぜ混乱が起こっているのか納得

 わが子が受ける立場だったら、自分が接種する立場だったら…と、読み合わせしたママさんたちと考えました

 情報がたくさんあっても的確に受け取っていなければ、不安は膨れるばかりだし、的確に情報を得ていたとしても迷いがなくなるわけではない。むずかしいですね


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