昼、EK9という男に寿司をご馳走になった。
彼は高校時代の部活の仲間である。
思えば彼が私の人生を変えたといっても過言ではない。
中学の頃の姉妹都市へのホームステイで市内のほかの中学だった彼と知り合い、そしてたまたま私と同じ剣道部。
その後も大会では顔をあわせていたが、高校入学直前に高校の説明会かなんかに行こうとして電車に乗ったらたまたま同じドアのところに彼が乗っていた。
そこで彼も同じ高校なのだと知り、さらにそこで出会ったのがきっかけで一緒に通学するように。
入学して2週間くらいが過ぎ、部活の見学期間も終わり正式に入部する時期がやってくる。
ある日の帰りのバスで彼が言う。
「剣道部入る?おれ、お前が入るなら入ろうと思うけど。」
なんとも都合のよい質問。
私自身はそこまで深く考えていなかったが、そう聞かれたこともあり「入る」と考えるようになってしまう。
そこで私が『入る』と返事をしてしまったことが、現在も続く腐れ縁状態のきっかけだったといっても過言ではあるまい。
しかし、そうなるまでには上記のいくつかの偶然が作用している。
その結果としてか、今では2人とも坊主。
決して部が坊主を強制していたわけではないのだが、なぜか今になって2人とも坊主。
そんな彼から今朝の6:19にメールが来る。
原付のナンバープレートを渡すためだ。
++++++++++++++++++
珍しくこんな時間に起きた。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?
起きたら電話してよ
++++++++++++++++++
私はそのとき目覚めていたが、ヨメの友人が泊まりに来ていたので、『後ほどまた連絡する』と返事を送る。
そして10時半くらいに彼が来て、必要な物を受け取り、「腹が減った」ということなので焼肉か何かを食べにいくことに。
車を走らせながら、寿司を食おうということになり、寿司屋に向かう。
寿司を食っていると彼の携帯が鳴る。
彼はボタン操作を誤ったらしく、「あ、押しちゃった」と言っていた。
出ようとして切っちゃったということか。
その着信は、同じ部活の後輩からだった。
普段から付き合いがあるわけではないので、「なぜこいつから突然電話が?」という話になる。
この歳になると冠婚葬祭関係がまず思い浮かぶので、なんか悪い知らせじゃなければいいけど・・・と心配する。
ちょっとした悪戯心で、EK9に電話がかかってきたのに私からメールを送るという手にでてみる。
その返事は店を出た後、車に乗っているときに来る。
++++++++++++++++++
お久しぶりです。今朝EK9先輩からメールが来ていたので電話しました。
今日は友達と遊んでいるので残念ですがまたの機会でお願いします。
++++++++++++++++++
メール??
メールが来ていたので??
その内容をEK9に伝えたところ、彼は車を運転しながら「なんのこと??」という顔。
いろいろ考えたところ、たどり着いた真相がひとつ。
彼のアドレス帳には、私の名前で2つのメールアドレスが登録されていたとか。
今朝6:19、私にメールするとき、あどれすが2つあったが「どっちかが古いやつだろう」と思い両方のアドレスに送ったとのこと。
その片方が実は私のアドレスではなく、たまたまその後輩のアドレスだったということらしい。
普段から付き合いがあるというわけでもないのに、
++++++++++++++++++
珍しくこんな時間に起きた。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?
起きたら電話してよ
++++++++++++++++++
こんなメールが昔の先輩から来たら対処に困るであろう。
珍しくこんな時間に起きた⇒だからなんだよ、と思ったであろう。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?⇒かつての先輩後輩の関係もあるし、そういう意味でもこのような誘いがあるのはおかしくないとも考えられる。それだけにリアリティを出してしまう部分。
起きたら電話してよ⇒だから電話してきたのだろう。
彼の30年の人生の中で、このように無意識のうちに人を振り回すことがどれだけあったのだろうか。
彼は高校時代の部活の仲間である。
思えば彼が私の人生を変えたといっても過言ではない。
中学の頃の姉妹都市へのホームステイで市内のほかの中学だった彼と知り合い、そしてたまたま私と同じ剣道部。
その後も大会では顔をあわせていたが、高校入学直前に高校の説明会かなんかに行こうとして電車に乗ったらたまたま同じドアのところに彼が乗っていた。
そこで彼も同じ高校なのだと知り、さらにそこで出会ったのがきっかけで一緒に通学するように。
入学して2週間くらいが過ぎ、部活の見学期間も終わり正式に入部する時期がやってくる。
ある日の帰りのバスで彼が言う。
「剣道部入る?おれ、お前が入るなら入ろうと思うけど。」
なんとも都合のよい質問。
私自身はそこまで深く考えていなかったが、そう聞かれたこともあり「入る」と考えるようになってしまう。
そこで私が『入る』と返事をしてしまったことが、現在も続く腐れ縁状態のきっかけだったといっても過言ではあるまい。
しかし、そうなるまでには上記のいくつかの偶然が作用している。
その結果としてか、今では2人とも坊主。
決して部が坊主を強制していたわけではないのだが、なぜか今になって2人とも坊主。
そんな彼から今朝の6:19にメールが来る。
原付のナンバープレートを渡すためだ。
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珍しくこんな時間に起きた。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?
起きたら電話してよ
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私はそのとき目覚めていたが、ヨメの友人が泊まりに来ていたので、『後ほどまた連絡する』と返事を送る。
そして10時半くらいに彼が来て、必要な物を受け取り、「腹が減った」ということなので焼肉か何かを食べにいくことに。
車を走らせながら、寿司を食おうということになり、寿司屋に向かう。
寿司を食っていると彼の携帯が鳴る。
彼はボタン操作を誤ったらしく、「あ、押しちゃった」と言っていた。
出ようとして切っちゃったということか。
その着信は、同じ部活の後輩からだった。
普段から付き合いがあるわけではないので、「なぜこいつから突然電話が?」という話になる。
この歳になると冠婚葬祭関係がまず思い浮かぶので、なんか悪い知らせじゃなければいいけど・・・と心配する。
ちょっとした悪戯心で、EK9に電話がかかってきたのに私からメールを送るという手にでてみる。
その返事は店を出た後、車に乗っているときに来る。
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お久しぶりです。今朝EK9先輩からメールが来ていたので電話しました。
今日は友達と遊んでいるので残念ですがまたの機会でお願いします。
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メール??
メールが来ていたので??
その内容をEK9に伝えたところ、彼は車を運転しながら「なんのこと??」という顔。
いろいろ考えたところ、たどり着いた真相がひとつ。
彼のアドレス帳には、私の名前で2つのメールアドレスが登録されていたとか。
今朝6:19、私にメールするとき、あどれすが2つあったが「どっちかが古いやつだろう」と思い両方のアドレスに送ったとのこと。
その片方が実は私のアドレスではなく、たまたまその後輩のアドレスだったということらしい。
普段から付き合いがあるというわけでもないのに、
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珍しくこんな時間に起きた。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?
起きたら電話してよ
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こんなメールが昔の先輩から来たら対処に困るであろう。
珍しくこんな時間に起きた⇒だからなんだよ、と思ったであろう。
午前中に、○○(私の名前)の家に行こうと思うんだけど、どう?⇒かつての先輩後輩の関係もあるし、そういう意味でもこのような誘いがあるのはおかしくないとも考えられる。それだけにリアリティを出してしまう部分。
起きたら電話してよ⇒だから電話してきたのだろう。
彼の30年の人生の中で、このように無意識のうちに人を振り回すことがどれだけあったのだろうか。