獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

海さんとの対話:医師の職業倫理について

2022-06-01 01:23:19 | 海さんとの対話

うつみん批判:内海聡『この世界の秘密-99%の人が知らない』その2(2021-12-12)

のコメント欄でのやりとりです。


1 海
私は健康だけが取り柄の人間なので、医師の判断には疎い方だとは思います。
でも、対症療法より、予防の方を言う医師というのは断然信用します。

なぜって医師は、病気になった人に薬や治療を施してナンボな職業じゃないですか?
そもそもが病気になる人がいなかったら成り立たない職業ですよね?
病気になった人を治すということには、使命と感じて、生きがいであって、それには職業人として誠実に向き合うのかもしれない。
それは認めますよ。

でも一方で、国民の健康意識が高まってこの世から病人が激変したらそれは不都合であって、切れ目なく続く病人が欲しい…失礼かもしれないけど、私の見た限りですが、多くの医師の奥底にはそれがあるんじゃないかとい正直な感覚があります。
個人というより、それは殊更「医師会のような組織にある」んじゃないかと感じるんですよね。

これは昨今の、余りにも金とか地位に固執するそういう人たちの実態を目の当たりにしたからです。
それはどんな言い訳をしても、私の感覚には入ってこなかった。
少なからず信仰心を以て、という倫理観というか、心というか、生き方を問う獅子さんに私はここを問いたいのです。

それはそれとして、うつみんがオカルトとかkichiガイという人は「病人になってしまった人からの観点」のように私は見えるんですよね。
そうではなく、そもそもが病気にならない根本を追求する、彼のような人の言葉に耳を傾ける人もいるのです。
全否定の前に議論の余地はあると思いますよ。

海2021-12-12 08:45:26


2 獅子風蓮
海さん、コメントありがとうございます。

>でも一方で、国民の健康意識が高まってこの世から病人が激変したらそれは不都合であって、切れ目なく続く病人が欲しい…失礼かもしれないけど、私の見た限りですが、多くの医師の奥底にはそれがあるんじゃないかとい正直な感覚があります。
個人というより、それは殊更「医師会のような組織にある」んじゃないかと感じるんですよね。

私が医学生になったころ(40年以上前ですかね)から、感染症などが減ったため、小児科を受診する患者が減ってきたことは事実です。
その代わりに、乳児検診や予防接種、不登校や発達障害といった分野で、地域貢献をする割合が増えてきました。
小児科にかぎらずすべての臨床医は、国民の健康意識が高まって病人が減るのを望んでいると思います。
医師や医師会が、金儲けのために患者に害のある薬を出し、有害な予防接種をしているというのは、内海氏らの陰謀論に引きずられた偏見です。

海さんには、そのような偏見から距離を置いてほしい。
そう願いなら、私はこの記事を書いています。

>そもそもが病気にならない根本を追求する、彼のような人の言葉に耳を傾ける人もいるのです。
全否定の前に議論の余地はあると思いますよ。

予防は大切です。
安全な食事も環境も大切です。
でも、内海氏のように、<彼ら>にだまされないために、医学を否定し、必要な受診機会を逃し、小児期に必要なワクチンを受けるのを拒否するような事態にしておいて、いざ患者が病を得た時の「処方箋」が、栄養と解毒だけというしょぼいものでいいのでしょうか。
私たち、医師は、現実に病に苦しむ患者を少しでも楽にしたいと考えて、投薬し、予防としてワクチンを接種するのです。
けっして、金儲けが第一の目的ではありません。

海さんに分かっていただけるととうれしいのですが。


獅子風蓮2021-12-13 12:31:41