「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

自然災害と経済災害の格差

2008-12-24 23:28:07 | 日記
何も悪いことをしたわけでもないのに住む所がない、食べるものもない。
これが自然災害なら行政も積極的・迅速に動いて多くの支援物資が集められ仮設住宅や体育館などに避難所が開設されるはずだ。
現に路上に人が増えている今、なぜしないのか。
なぜ経済的被災者に政治・行政・企業は冷たいのか。
県も住宅援助に県営住宅だけでは焼け石に水。取り合えずという感が強くまるで他人事だ。防災先進県の片鱗ぐらい示してもらいたいものだ。
今日閣議決定された新年度予算案。
方向性のばらばらな弥縫策とばらまきばかりで問題の解決にはつながらないばかりか、無駄に財政体力を浪費することになる。醜悪の極みだ。経済的困窮者への共感が自然災害と違ってないのは明白だ。絆創膏と水枕で何とかなると思っているのだろう。
人体の癌に相当する無駄遣い体質もしっかり温存されている。
「事業評価(費用便益分析等)の厳格な運用」というが、抽象的で具体的な改革はない。これまで同様どんな無駄な事業でも役人の改ざんした過大な需要に基づく効果ばかりが強調され役人と役人に雇われた専門家の思うがままだ。

今なすべきは対症療法ではなく根本治療、それも外科手術だ。
これまでの体制・体質を温存した状態で乗り切れるものではない。

麻生は今は解散なんてしている場合ではないという。
それはそうだが、それ以前に麻生が総理をしている場合ではないというべきだ。

石川嘉延も同じだが、能力のないものが居座って無為に、否、有害に時を過ごすことほど不幸なことはない。政局ばかりというが、それも結構じゃないか。
今は明治維新のごとく大きく思考を切り替えた維新をしなければ取り返しのつかないことになる。
今日、自民党の渡辺元行政改革担当相が民主党提出の衆院解散を求める決議案に賛成した。与党の中で官僚と渡り合える数少ない政治家の一人として期待している。
党益、省益、私益ではなく国益を考えられる政治家に現与野党の垣根を越えて次の政権を担ってほしいものだ。