「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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やはり、情報公開日本一の公約は詐欺だったのか

2011-02-18 21:20:00 | 川勝平太語録
以下は今週15日の知事記者会見の一幕である。
本県の情報公開が進まない理由がよくわかるのでその部分を抜粋し記録しておく。
(全文は県HPで御確認を。)

<記者>
 JALの搭乗率保証の裁判についての県の対応に関してですが、裁判で提出された準備書面について、県は公表されないということだったのですけれども、その理由の一つが、弁護士の先生がそういうふうにするべきだと言っているということ。・・・(中略)・・・、原本の写しでもいいですし、あるいは要約したものでもいいと思います。そこらへんは県にお任せしますけれども、公の裁判ですので、・・・(中略)・・・、やはり速やかに公表してもらいたいなと。当事者は、県であり知事でありますけれども、言わば県民が準当事者というか当事者だと私は思っています。ですので、どういう主張のやりとりがあったのかということは、やはり速やかに県民に公表されるべきだと思いますので、もう一度再考していただければというふうに思います。

<知事>
 そうですね、一旦弁護士にお任せするというふうにした以上は、その姿勢はやっぱり守るというのが、依頼した者の義務だということです。公表に関しましては、全部見られる訳ですからね。だから、時間の問題で、しかも、そう時間的なずれもですね、遅い遅いと言う程のものでもないかなと。遅いと言う程のものではないだろうと思っています。

<記者>
 やはり県民が一人ずつ東京地裁に足を運んで閲覧をするということは事実上無理ですので。

<知事>
 やってください。

<記者>
 私はやりますけれども、それを県民にやってくださいとは言えないと思うのですよ。いくら知事でも。

<知事>
 今私が「やってください」と言ったのはあなたに申し上げたのです。

<記者>
 私は言われなくてもやるのですが、やはり当事者である、当事者というか責任者である県がですね、しっかりとそれは公表するべきものだと思いますし、その法律家の判断と為政者の判断というのは別物であると思うのですね。弁護士の先生がこう言ったからというのは、よく裁判沙汰で行政側の人がよく使う言葉ですけれども、法律家の判断と行政あるいは政治家の判断というのは分けないといけないと思うのですね。

<知事>
 私は、正義はこちらにあると思っています。・・・・・(中略)・・・・・何と言いますか、数ヶ月待てとか一年待てとかということではありません。裁判というのはもちろん、公開されますので、傍聴人もいらっしゃる訳ですから。ですから決して秘密裏にやっている訳ではありません。手続き上、本県の信頼する弁護士3人にお任せしたと言った以上、私はもう彼らの見識、これを信頼し、それの言われるとおりにしたいということなのですね。これは県一体でございまして、私が言うことによって、チーム川勝の一体感が損なわれるということがありますので、この件に関しましては、スタンスは変わりません。

以上

要するに、県にとって不都合な主張は注目される公判だろうが県民の目から遠ざけたいということである。
知りたければ東京に閲覧に行けと。
しかも、一般県民だけでなくマスコミに対してもというのは静岡県らしい。
マスコミは県が発表してくれというものだけ載せてくれればいいんだという上から目線が露骨に出ている。
広告費、コマーシャルなどで県はお得意様。逆らえないということを知事も分かっているのだろう。

「手続き上、本県の信頼する弁護士3人にお任せしたと言った以上、私はもう彼らの見識、これを信頼し、それの言われるとおりにしたい」という川勝の言葉はまさに知る権利や自律性といった理念や合理性を欠く「信心」だ。
彼は職業を誤った。宗教家になった方が成功するだろう。

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