まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

火のようなもの/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その229)

2014-11-11 02:15:48 | 雑句雑感Ⅲ
ニュートウキョーのハンバーグランチ赤門祭*   僕の恋人東京へ行っちち いま最果て   続いていくまた反転す瀕死の我   ヨーヨーのピタっと止まり秋暮るる*   火のようなもの食べて訣れのことば吐く   二十世紀の誰も知らなない秋日記*   ツベルクリン反応が陽性に秋の蝶*   鏡月に張り付く秋蝶の遥かな死  二百三高地の高倉健は凍死せず  スサノヲの世紀の恋に宙(そら)揺らぐ 

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夢また夢/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その223)

2014-11-08 00:53:48 | 雑句雑感Ⅲ
あしたのジョーと力石徹酉の市  ペーパームーンのいろはにほへと酉の市  三の酉ことしは無きや夢また夢  吉原を抜けて幽けき酉の市  おかめ撫で母さんと呼ぶ酉の市

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小さき人/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その223)

2014-11-07 20:53:21 | 雑句雑感Ⅲ
芭蕉忌の千住曙町出火  時雨忌や田母神俊雄は小さき人  パチンコの「奥の細道」驟雨来る  矢立初めの顔抜き看板芭蕉の忌  時雨忌や北斗の剣に続編あり

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紅蓮の空/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その220)

2014-11-06 02:17:23 | 雑句雑感Ⅲ
紅蓮の空生き通すべし秋燕  柿たわわ人生は一度きりなのか  天岩戸開きか紅葉の発火せり  仏典に未完の章あり秋黴雨  神の留守母の不在は二日のみ  沖遠く泳ぐ少年不死を得る(藤田湘子『愛されずして沖遠く泳ぐなり』)  蒲池法子の「よか夢を見せてもろた」は至言なり(松田聖子の本名) 十一月の黒海艦隊無灯なり  イスラム国にあらず十一月の特攻服  柿落下クトゥルー神話の空近し  

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空一枚/雑句雑感Ⅲ~プロローグ3の終わり(その219)

2014-11-05 16:23:12 | 雑句雑感Ⅲ
ボサノバがこの世に溢れ秋終る*  ナベサダの新宿ピットイン月朧  秋刀魚まだ喰ってをらぬを恥とせり*  里芋の煮っ転がし猛犬に注意せよ*  里芋をタロいもと呼び根絶す  雁行や日本海溝のまさらなる*  コクーンタワー人類滅亡寂しけれ(東京モード学園) 芋煮会の母は在日朝鮮人(舛添東京都知事) 大根炊く空一枚の遠ざかる*  なでおかめ十一月十日もひとりなり(浅草鷲神社一の酉)

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