春の夜や鳥にまぎれて愛囁く 春の夜のピーター齢六十なり 春近し「透光の樹」といふ映画 人類の冷凍保存春愁は無限(アイスマンその春愁は長すぎる) 春ショールまだ早過ぎて放置せり 放水にたまらず啓蟄の逸走す 麦踏むや日本の父と日本の母 九州の血は極力押さえよ北窓(きた)開く 新宿西口地下広場人工の鶯鳴く 春禽といふ文字まるで鳥のようだ
今日はこの冬いちばんの寒さである。昼の2時でもわずか5度である。昨日から降り続く小雨は時折り霙に変わり始めた。今日は夜間は近くのマックで残りの作業をして区切りをつけたい。今年の旧正月(春節)は明日19日とのことである。この日を境に春への一歩を踏み出す。寒さに負けないで一つづつ片付けていきたい。俳句は総合誌の投稿分がまるまる残っている。ここ数日の季題別のものの中からピックアップしたいが、兼題のものが厄介である。熱い風呂に浸かりながら気楽にやりたいと思う。 春光へ向かふに愛を手放さず まほろば