まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

スペース・カウボーイ/一人吟行記(7)~プロローグ4の終わり(その12)

2015-05-06 22:53:26 | 雑句雑感Ⅵ
スペース・カウボーイのやうだ初夏の千住びと  足立シティ・ヴィジョンモー娘の誰なのか  ストリート・ミュージシャンその挽歌未完なり  足立シティ・ヴィジョン頭頂に赤き角  夏遅し回転灯の点されて  サマーフェス円柱ぐるりと囲みけり  太陽を盗んだ男に夏が来る(長谷川監督『太陽を盗んだ男』) かつて渋谷に路上の天使春終る(川嶋あい・ハチ公前ライブ)  初夏や千住に芭蕉テラスあり  下町の人情噺夏近し  初夏の江戸千住宿迷いみち  迷宮を貫く初夏の淡きもの  初夏の引っ込み線に遅れあり  また微熱薄暑の街を帰らねば  芭蕉雲火煙となりて春送る

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ヘイヘイホー/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その12)

2015-05-06 12:09:15 | 雑句雑感Ⅵ
大本命キズナは惨敗修司の忌  赤い風船地球を離れ修司の忌  対岸の火事とも思う修司の忌  除染水行き所なく修司の忌  母トメは激情のひと修司の忌  レ・ミゼラブルはことしも不発修司の忌   耳がなくても耳鳴り続く修司の忌  出口なし入口はある修司の忌  四方山話よもやまにして修司の忌  山口少年ここにも来たよ修司の忌  ヘイヘイホー与作は生きて修司の忌/font>

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終末論の帰趨/雑句雑感六~プロローグ4の終わり(その11)

2015-05-06 11:50:33 | 雑句雑感Ⅵ
もっと海の近くに青い鯉のぼり  ベランダを大河に見立て吹き流し  はじまりはペンシル・ロケット鯉のぼり  東京に迫り来るもの鯉のぼり  もしかして空中浮揚鯉のぼり  豊穣の海に続編鯉のぼり  鯉のぼり言葉を吐いてうすれけり  終末論の帰趨ことしも鯉のぼり  21世紀に何の俳句ぞ鯉のぼり  少子化は当然の帰結鯉のぼり  ディフェンスを上へ下へと鯉のぼり  正月ぶりとは何日ぶりか鯉のぼり  明日からは箱に仕舞われ鯉のぼり  ダイエットを突き詰めはるか鯉のぼり  揚げたのか揚げてないのか鯉のぼり

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