二十日正月デビッド・ボウイの死の知らせ 切山椒そのアセンション止められず 切山椒空から降りしとき淡し 追羽子の白きひかりにまぎれをり 追羽子や母は死んだが生きてゐる 揚羽子の上がる高さに白つのる 天辺のどこか双六の上がり初む 手毬唄人類三度滅びたり 独楽打ちや打たれし空の揺れはじむ 餅花の白さを競ふ空の下
女正月何か始まる気配せり 小正月キッズプレート餅は無し 地球とは難民の星米飾る ボウイすでに地球にをらず小正月 松過ぎの鳥のさざめきボウイの死(1月10日) スカイツリーいつもと違ふ淑気かな 東京足立の旅だち多し淑気かな スサノヲがこの道辿る御慶かな 賀詞交す求めよさらば開かれん 景品は般若心経初句会